keiko's paris journal <パリ通信 - KSL> keikoparis.exblog.jp

パリ在住21年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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今年2月にオープンした La Maison du Saké ラ・メゾン・デュ・サケ。
お店の様子は → こちら! にアップしましたが、
ようやく、やっと、
ここのディナーに行きました!

コンセプトはズバリ、IZAKAYA!
メニューも、日本酒に合うラインナップです。
細かく単品で注文するのもいいですが、
この日は
OMAKASEメニュー42ユーロ
(1人分、約10品)をチョイス。

日本酒も、
今月のおすすめ3種類飲み比べを選びました。
厳選3種45ユーロ


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こちら! にも書きましたが、
ラ・メゾン・デュ・サケは月替わりで日本各地の酒造を招待し
店頭で大きく紹介しています。
これまでに、佐賀、四国、などがゲストに。
7月のゲストは京都!





オーナーであり
マネージャー、コンセプターでもある
ユーリン・リーさん。
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酒サムライの一人です。
*シャンパーニュ騎士団、ボルドーワイン騎士などあるように、
日本酒界のシュヴァリエ(騎士)に当たるのが
この酒サムライ。
フランス人酒サムライは現在2人のみ!

この日の3種ラインナップを以下に:
京都 羽田酒造『北山の里』
兵庫県 小西酒造『キュベ小西シュールリー』
香川県 川鶴酒造『川鶴』


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日本酒や和食は
器もいいですよね。
こういうディテールに
フランス人はとても敏感。



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この日のおまかせメニューは;
やわらか新キャベツと出汁醤油、
枝豆、
コーンのかき揚げ、
茶碗蒸しetc・・・


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鴨南蛮は鴨を抜いてもらいました。
しかしうまかった・・・
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ピリッと辛みの効いた薬味のネギ、
こういうのがフランスにはないのです。

こんなにクオリティーの高い居酒屋メニューを
パリで食べられるなんて〜〜〜!!!




75席の大箱!
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写真左がシェフ。
コルドンブルー出身です!


「たとえ日本酒を紹介するイベントを企画したとしても、
それだけでは不十分なんです。
試飲をしてもらって、
せっかく気に入ってもらえた日本酒も
買いたいと思った人にお売りできなければ
酒蔵さんたちの努力は実を結ばない。

そのジレンマをずっと抱えていました。

そこで、
ラ・メゾン・デュ・サケを作りました」



と、ユーリンさん。
そんな思いがあったのですね・・・



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レストランの冷蔵庫には
約120本の銘柄が並んでいます。
どれも、ユーリンさんが試飲し、
厳選したものばかり。

「この冷蔵庫も今は1台しかありませんが
近い将来もう1台増やす予定です。
毎月約千本の販売量を
3倍にしたいと思っています」


こんなに頑張って日本酒を広めている
フランス人がいるなんて!!
感動しますよ!




こちらは店頭の陳列棚。
夏季はは商品の劣化を配慮して
あまりお店には並べないのだとか。
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ユーリンさん、日本酒と和食の世界
堪能しました!
&
感動しました!!

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左がユーリンさん。
右は、
この日、ディナーを共にした東京の友人の一人。
ユーリンさんお見立ての一本を
私にプレゼントしてくれたのです❤️
ごちです!

この友人も日本酒マニア。
いつか、銀座『い組』に
ユーリンを連れて行きたいね!
あそこには流通しない希少な品が
たくさんあるから。
(『い組』を教えてくれたのも、じつは彼)



さて・・・

プレゼントしてもらった日本酒『古伊万里酒造・前(さき)』を、
パリに引っ越してきてから知り合った
ご近所さんたちと飲みました。
みんな、そのまろやかさに驚き、
「アルコールは体質に合わない」と言っていた
パリジェンヌも、お代わりしたほどです。

フランスででは「saké(サケ)」というと、
大変残念なことに、
中国レストランで食後に出てくる
透明の蒸留酒のことだと思う人がほとんど。
あれはあれでいいとして、
日本酒はワインと同じ醸造酒で
アルコール度数も16度程度、
香りも味わいも繊細な、別物なんだよと
教えることから始めなくてはなりません。
が、飲めばみんな好きになる!
これは例外なし。

ブルゴーニュ出身の若者で
ワインは苦手だけど日本酒は大好物! という人も知っています。

ユーリンさんのような人が、
根っからの美味しいもの好きで食いしん坊な
フランスの人たちに、
日本酒を伝えてくれるのは
本当に嬉しいです。


私もユーリンさん、全力で応援しますよ〜〜〜〜〜!





PS
プレゼントしてもらった
古伊万里酒造の『前(さき)』、
特別なお酒のようで、
蔵元もネット販売をしていないとのこと。
問い合わせはこちらから→古伊万里酒造コンタクト
あー、こんなにいい日本酒を
もう飲んでしまったよー!!!


PS2
7月25日から、私、
パリ13区に住んでいます。
2001年〜リュエイユ・マルメゾン(ナポレオン妃ジョセフィーヌの城)
2006年〜シャトゥー(印象派の島)
合計15年間の
パリ郊外ライフにピリオドを打ちました。
これからも有益で、ちょっとハッピーになれるパリ情報を
たくさんお届けしたいと思います!






*****


角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。








角野恵子、こんな仕事もしています。→こちら
取材、コーディネート、旅のお手伝い、ご質問etc コンタクトはこちらからどうぞ。→こちら








by keikosuminoleb | 2016-08-10 18:59 | パリで日本酒 | Comments(6)
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La Maison du Sake 今年2月、ついにオープンしました!

ラ・メゾン・デュ・ショコラではなく、
ラ・メゾン・デュ・サケ!

パリのど真ん中に誕生した、
日本酒のためのマルチ空間。
なんと500平米を超える、大スペースです!


その使い勝手は・・・
1 サケテーク:100種類を超える厳選日本酒の専門店
2 イザカヤ: 言わずもがな、日本酒と和食のレストラン。
3 サケバー: ワインバーの日本酒版。カウンターで軽く一杯049.gif

これにプラス、試飲会のためのスペースもあります。


実は、ラ・メゾン・デュ・サケには
明快なコンセプトがあり、
『毎月1県、または1地方をゲストに招き、
その土地の日本酒(と物産)を、大々的に紹介する』
というもの。

2月のオープン以来、すでに佐賀県と京都の日本酒が
ここからフランスへと発信されています。


そして、今月のゲストは、四国!
私も4月11日の試飲会に参加させてもらい
せっかくなので店内をぐるりと見学・・・


以下、
どうぞご一緒に!


ガラス張りのドアを開けると、すぐにカウンター。
ここがサケバーコーナーです。
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カウンターにいるのが、オーナー&コンセプターの
ユーリン・リーさん。
フランス人で最初の、酒サムライの一人。
酒サムライ、とは、日本全国の若手蔵元が集まり、
日本酒に貢献する人物に贈呈している称号、のようです。
詳しくは→酒サムライ公式HP

(ワインやシャンパンの “シュヴァリエ” のようなものだと
私は理解しています)

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ワイングラスで飲む綺麗な日本酒。
1杯3ユーロ〜。


「この日本酒、買って帰りたいな」と思ったら、
すぐ後ろのサケテークで購入できる!
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サケテークで扱う日本酒の種類は
100以上!
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奥へ進むと・・・


ざっと70席はある、広々ダイニング!
イザカヤ!!
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ユーリンさんが大好きな、カウンターもあります。
しかも、長さ10メートルという、巨大カウンター。



イザカヤではワイングラスではなく
おちょこですね。
箸の斜め置きがおしゃれ。
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さらに奥には、畳の間。 ここは20席分。
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サケテークを真剣に調査している白髪の老紳士は
ワイン評論家のミッシェル・ドヴァーズさん。こんな方です→ソシエテ・ボンヌのブログ
「光が好きでしょう?」
と、店に入るやいなやユーリンさんに一言。
それくらい、店内は自然光がたっぷり!
そして店内を奥へと進むと「紺と光のコントラストがいいね」。
派手な仕掛けではなく、光と色でもって
ドラマティックなムードを表現した内装。
ドヴァーズさんも感心の、
パリにはちょっとない演出です。



さて、冒頭の四国のお酒の試飲の話に。

ワインの生き字引=ドヴァーズさんと一緒に
試飲をさせてもらって痛感したのは、
「フランス人に日本酒を説明するときは
ワインと同じ方法を取り入れると伝わりやすいのでは」
ということ。

ワインはまず、テロワール。
日本酒を紹介するときも、
その土地の写真をたくさん見せてあげるといいと思いました。
こういう風景の中で、こういう人たちが生活し、
こんな食べ物を食べているんだ、こんな文化があるんだ、
というところを、丁寧に見せてあげることがまず、必要だと。
いうまでもなく、地図は必須です。

その土地のイメージがつかめて初めて、
「そうなんだ」と入って行ける。

ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさんは
さすがにこの部分、よくご承知で
試飲会のテーブルには
素敵な写真満載のパンフレットが
用意されていました。
これら、パンフレットの素晴らしい写真を、会場の一番目につく場所に是非!
壁面のプロジェクター映像がよく目立つように、
テーブルの位置をそちらに持って行くと良かったのかな?



そして、フランスワインは
ボルドーなりブルゴーニュなり、
テロワールごとに特徴が異なりますが、
日本酒は土地・地面の個性というよりも、
各蔵元の目指すもの、技、そして水が
特徴を作るのだということも、わかってもらわねばなりません・・・
いちいち面倒ですが、ここも丁寧にやって行かねば・・・

「四国の日本酒の特徴は何?」
「他の土地の日本酒と比べて、どういう違いがあるの?」
「じゃあ、日本酒にテロワールは存在しないの?」

などなど、ドヴァーズさんからは
本当に、ワイン的な質問ばかりされたのです。

つまり、フランス人は
ワインの頭で日本酒を理解しようとする、のかもしれない。
それならこちらも、それ用に準備した方が
通じやすいというものですよね。
(コミュニケーションがスムーズだと、お互いとても気持ち良いです)


この日お会いした愛媛、香川、徳島の蔵元の皆さんは、
四国の日本酒の特徴について
的確に説明してくださいました。

「瀬戸内海の海の幸は
ヒラメやタイなど淡白な白身のお魚が多いので、
日本酒はそれを補う旨味・甘味の強いお酒が多い」


ご説明、ありがとうございました!


この日試飲した四国3県瀬戸内海の日本酒、
各蔵元の特徴はそれぞれに
どれもとても美味しかったです。
追って銘柄を追記します。

*以下、追記です!
5つの蔵元が、それぞれ3種類の日本酒を紹介!!

− 山丹正宗
− 山丹正宗大吟醸
− しずく媛

 *愛媛県観光物産協会公式オンラインショップを
  楽天市場ショッピングサイトに発見!
  もう一度是非飲みたい『しずく媛』、蔵元の定価1,566円で購入できます→山丹正宗 しずく媛
  愛媛県初の酒米しずく媛で作った日本酒、角がなく、慈悲深いまでにまろやかで
  海外に暮らす日本人には、もう癒しの旨味・・・にしては、ずいぶん手頃なお値段ですね・・・


− 阿波太閤
− 己道
− 瓢太閤(ひさごたいこう) 純米大吟醸


− 國重 純米吟醸
− 國重 吟醸
− 國重 特別純米


− 川鶴 袋しぼり中垂れ純米原酒
− かわつる さぬきよいまい
− 川鶴 讃州おいでまい


− 水と米
− 鳴門鯛 大吟醸
− 吟醸しぼりたて生原酒

  かく蔵のHPから、オンラインショップで注文ができるところもあります。
  是非チェックを。




近いうちに、ラ・メゾン・デュ・サケ、また行きますよ!!
ちゃんと着席して、1人の客として味わいたいです!!



11, rue Tiquetonne
75002 Paris
tel; 09 67 61 97 03
営業時間:サケテーク 11時〜(日曜は18時〜)
イザカヤ 19時〜
定休日:なし







ラ・メゾン・デュ・サケの
ディナーの様子 → こちら! アップしました!!!


ラ・メゾン・デュ・サケは
新しく生まれ変わったレ・アル こちら! からも徒歩圏内!!
この1〜2区エリア、変わりますよー!





【追記】
パリの日本酒事情、実際のところ
本当に盛り上がっているのか?!
ユーリンさんインタビューを交えて書きました⇨こちら!


* * * * * * *

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by keikosuminoleb | 2016-04-14 05:57 | パリで日本酒 | Comments(0)