ル・アーヴル、オギュスト・ペレによる戦後復興アパートを見学
2024年 03月 12日

建築家オギュスト・ペレによって再建された
戦後復興都市で、
ユネスコ世界遺産です。
その #オギュストペレ が手がけたアパートは見学可能で、要予約。
以前から見たい見たいと思っていましたが、ようやく念願かなって
パリから日帰りでたずねました。
この日の見学テーマは、国際女性デーにちなみ、
「復興当時の女性の暮らし」
フランス政府公認ガイドさんのおかげで学んだことは、
・見学アパートは約90平米で夫婦+子供4人を想定したもの
・中の上クラスの家庭向け (もっと高級なアパートもあれば、もっと庶民的なものも在り)
・家政婦なしでも暮らせる設計(家政婦なし、が画期的!)
・当時の女性の家事は1日平均8時間強(➕パートタイムで仕事もしていた)
・ #salondesartsmenagers #サロンデザールメナジェール
などなど。
ペレ建築事務所には当然ながら女性は1人もおらず、
その中でどのようにして家事のしやすい空間づくりが実現できたか?
そ・れ・は
女性ジャーナリスト #paulettebrenege が、
復興住居の家具デザイナー #マルセルガスコワン に
#marselgascoin
とまあここでも、女性の手柄は
特権階級である男性に持っていかれていました。
ともあれ、
当時の暮らしが再現された空間に身を置き、
ミッドセンチュリーデザインが本当に機能的で上質で、
完成されていることにひたすら感動🙏
1945年、
戦争で焼け出された市民に一刻も早く住居を、
とプレハブ工法で建設された街並みが
今になって流行のヴィンテージスタイルになっている
ル・アーヴル、
焼け野原から立ち上がった
文化的で穏やかな都市です。

















































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by keikosuminoleb
| 2024-03-12 03:40
| 南仏とフランスの地方
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