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パリ12区 シネマテーク・フランセーズにて黒澤明監督作品を見る

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#黒澤明 監督作品の大特集が
シネマテーク・フランセーズで開催されています。
2022年11月28日まで!
@cinemathequefr

黒沢作品、一つも見たことがありませんでした。

映画愛好家の南仏の男爵(というニックネームの友人)は、
溝口も小津も黒沢も、
全部見たそうです。
世界中の映像作品を収蔵する
#シネマテークフランセーズ のおかげで!

私もせっかく近所に住んでいるのだし、
この機会を逃してはいけないと思い
ふらっと出かけたらば。。。

大ホールはすでにほぼ満員。
空席を見つけてなんとか場所を確保しました。

#影武者 は、広告一切なしで始まり
始まったと思ったら、そうでした、
この映画は地元山梨の武将
武田信玄をモチーフにしたもの‼️

そんなことも忘れていましたよ。。
公開は1980年(wikiによると)なので、
私は12才だったわけです。
山梨の武将が映画のモデルになるなんて!と
びっくりした記憶があります。

作品を見終わって、
戦は嫌だとあらたねて思うと同時に、
黒澤明の功績も
武田信玄のそれも、
あまりよく理解していないことに気付きました。

何年に何があった、ではなくて
この人がこういう状況の中でこういう判断をし、
こういう策をとった結果このような効果がもたらされた、
というところを実感を持って捉えたいものです。
地元の人間なのに
信玄堤くらいしか知りません😭
黒澤明に至っては、
ウッディ・アレンやコッポラが崇拝する監督だ、くらい。

そんなんじゃもったいないよ!
と強く思った次第です。
武田信玄はナポレオンじゃん‼️

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シネマテーク・フランセーズ公式サイト⇨ こちら!




*シネマテーク・フランセーズの建物は
フランク・ゲイリーによる建築です。




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Commented by tanatali3 at 2022-11-02 06:00
ご存じでしょうが、映画を論じ始めたら、ざっと頭に浮かぶものだけでも、予算・映像・編集・脚本・翻案・演技・キャスティング・ロケ地・衣装・音響音楽・などなど、それにかかわるスタッフを考えると膨大です。
文章表現同様、映像表現には映像文法もあり、照明、画角、ズームイン・アウトなど、一人での表現には限界があります。
でもいまの若い人たちは幸運です。それなりの安価な機材と編集アプリで、多様な表現が可能になったのですから。
結局、観客にどう訴え、どう感じてもらうのかに尽きるのでしょう。
時代の空気を掴み、世界の共感を得る感性も含め、研鑽を積み、世界の黒沢と並ぶ、いい映像作家の出現が待たれるところです。
Commented by keikosuminoleb at 2022-11-05 00:25
> tanatali3さん

私も映画監督の友人らと話していると、自分は紙と鉛筆があればできる仕事で楽だ(実際はパソコン必要ですが)
と痛感しますし、彼らにそう伝えています。
映画は一人では作れませんし、お金が全然ない状態で作るのも無理。
ゴダールはそんな中、画期的だったと言いますね。
その時代その時代で、制約の中から思いもよらない傑作が生まれてもいます。
私は濱口竜介監督作品が好きですが、彼も予算がないというスタート地点から
あれだけ見る人の心に訴えかける作品を産んでいます。
お金がないからこその傑作、とも言えるかも知れません。
そう考えると本当に、予算、技術、時間、諸々の制約が
いいのか悪いのか、一概には結論づけられないなあとも感じます。


by keikosuminoleb | 2022-10-31 20:11 | 読書・映画鑑賞 | Comments(2)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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