福田大輔さん 2021年全仏パネトーネコンクール クリエイティブ部門最優秀賞に!



2021年10月17日(日)の朝
ラジオを聴いていたら
全仏パネトーネコンクールなるものが16日(土)パリ9区の区役所で開催されたとの情報。
今年が第1回目とのこと。


優勝者の名前を聴いてびっくり!
クリエイティブ部門最優秀賞はなんと日本人!
Daisuke Fukuda というではありませんか!
南仏、地中海の街マントンのパティシエ、との報道です!!




早速オンラインインタビューさせてもらいました!
フットワーク軽く、
私の問い合わせに気さくに応じてくださった福田さん。
心から感謝いたします。



インタビューを行った日: 2021年10月17日(日) 受賞日の翌日
インタビューの場所: instagramからオンラインインタビュー(福田さんはパリ滞在中)






ー福田大輔さん、フランスのマントンでお仕事をされているとのことですが
経歴を教えていただけますか?

(福田さん)
ラジオではパティシエと言われていましたが、ブーランジェ、パン職人です。
京都のパン屋で6年間修行し、2004年に渡仏しました。
以来ずっとフランスでパン職人をしています。
生まれは山口県です。




ー京都で修行をしていた時代から、フランスでパン作りを学びたいと思っていたのですか?

(福田さん)
京都のパン屋は日本のパン屋ですから、菓子パンからハード系のパンまで
色々なパンを作っていました。
その中で、製菓を学びたいという思いが強くなり、フランスへ渡ったのです。
最初は学生ビザでした。
3ヶ月ほど経った頃エリック・カイザーの店で働けることになり
当時のシェフに「ブーランジェをやれ」と言われ、これも運命だなと思って
すなおに切り替えパン作りに集中しました。





ーカイザーの店には美味しい焼き菓子やパティスリーがたくさんあります。
それらを作る機会もあったのでしょうか?

(福田さん)
いいえ、パン職人はずっとパンひと筋です。
カイザーの店でパティスリーを作ったことはありませんでした。
これも運命ですね。





ーそれがなぜマントンでパネトーネを?

(福田さん)
2004年から、マントンへ行く2019年まで、ずっとパリのカイザーで働いていたのですが、
2019年に、僕がパンを卸していたパリのレストラン Grand Coeur のオーナーシェフ
マウロ・コラグレコのマントンのレストラン Mirazur が、
「世界のベストレストラン50」のナンバーワンに輝きました。

僕はミラジュールで出しているパンのレシピをパリで再現して
グラン・クールに卸していたので
本家のパンを一度見てみたいな、と思いマントンへ。



ー以前にマントンには行ったことがありましたか?

(福田さん)
いいえ、
ニースやマルセイユは行ったことがありましたが、マントンは知りませんでした。
昔、同僚が「俺の母さんマントンに住んでいてね
レモンの有名なところなんだよ」と話して聞かせてくれたくらいです。

で、そのミラジュールでの研修中、
ちょうどマウロ・コラグレコ氏がアトリエにやってきて
「今度マントンにパンの店を出す計画があるんだよ。来ない?」
と。
フランスの地方で仕事ができる機会なんてまずありませんから、
せっかくなのでやってみよう! とすぐに決めました。

パネトーネは、パリにいた頃からずっとやりたいと思っていて
マントンのレモン祭り(*毎年2月に開催されるカーニバル)に合わせて
マントン名物のレモンを使ったパネトーネを発売したのが最初です。
レモンコンフィとレモンゼストをたっぷり使ったパネトーネ。
それが好評だったので、時期を過ぎた8月になっても作り続けていました。
この、店で作って販売していたパネトーネを、そのままコンクールに出店したのです。
「レモンの風味が非常に豊かだ」と、審査員全員一致で
クイエイティブ部門最優秀に選んでもらえました!




ー受賞した時はどんな気持ちでしたか? 最優秀者として名前を呼ばれることなど
普通滅多にないことだと思うのです。
これまでの思い出が一挙に押し寄せたりするものですが?


(福田さん)
授賞式に参加するためにパリ入りしていたのですが、
正直、前日から眠れませんでした(笑)

予選のために郵送したパネトーネが、インスタの写真に上がっているのを見て
「あー完全につぶれている・・・」と思ったことから
決勝戦の納品には細心の注意を払いました。
箱に上下の印をつけて郵便局に持って行き、
それなのに郵便局員は目の前で箱をひっくり返して重さを測るのです(笑)。
指摘すると
「何言ってるの? 郵便局の配送に上下も取扱注意もないから」
とあっさり。

これでは埒があかないので店に相談したところ
ちょうどコロナ禍の外出制限中に始めたデリバリーサービスのシステムが使えるよ、
ということになり、
万全な方法でパネトーネをパリまで届けることができたわけです。

受賞時はそんな色々や、
これまで支えたくれた仲間達のことなどが思い出されました。
コンクール直前にいつもの材料が入手できなくなったり、
発酵室の温度調整が故障したり、
自分自身がスランプに陥ったりといったこともありました。



ー「コンクールは何が起こるかわからない」と、
MOFショコラティエのパトリック・ロジェさんも言っていましたが
本当にそうですね。
ぜひ近いうちにマントンのお店におじゃまして、レモンたっぷりのパネトーネを食べたいです!
今日はインタビューに応じてくださりありがとうございました!





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インスタインタビュー画面上の福田大輔さん!






福田大輔さんのお店 ミトロン・ベーカリー

Mitron Bakery
8 Rue Pieta
06500 Menton


Instagram こちら!!

福田大輔さんInstagram こちら!!!









全仏パネトーネコンクールとは?

食ジャーナリストのフランソワ=レジス・ゴドリ (François-Regis Gaudry) さんと
パリのイタリア食材店オーナーで著者の
アレッサンドラ・ピエリニ (Alessandra Pierini)さんが
立ち上げた大会で、今回2021年が初回です!

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伝統パネトーネ優秀者上位3名は以下

PANETTONE TRADITIONNEL
🥇 Thomas Teffri-Chambelland @ecoleinternationaleboulangerie
🥈 Raphaël Jubert @lepaindesainthugon
🥉Christophe Louie @christophelouie


クリエイティブパネトーネ優秀者は、福田大輔さんです!

PANETTONE CRÉATIF
🥇 Daisuke Fukuda @mitronbakery




Finale du Championnat de France du Panettone
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Commented by tanatali3 at 2022-11-30 02:50
行って食べてみたくなりました。
Commented by keikosuminoleb at 2022-12-07 05:02
> tanatali3さん

そう言ってもらえるととても嬉しいです!
いつか食べていただきたいです💓
by keikosuminoleb | 2021-10-18 18:37 | FOOD | Comments(2)

パリ在住21年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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