
2019年10月14日
ブルゴーニュを代表するシェフ20名が集まり、
自慢の料理を披露するイベント
『ラ・ポレ・ド・シェフ』へ。
ラ・ポレとは、ワイン生産者たちの伝統で
その年のぶどう収穫が終了した後、
自慢のワインを持ち寄り飲んで食べる、
ざっくばらんな宴会のことなのだそう。
そのシェフ版を、今年初めて
コート=ドール観光局が企画開催。
会場は、シャトー・ド・ポマール

ポレの前に、まずはシャトー・ド・ポマールのワインテイスティング。

☝︎ 醸造責任者のエマニュエル・サラ氏。
そしてシャトー・ド・ポマールのオーナーマイケル・ボーム氏。アメリカ人! ↓

2014年以来、シリコンバレーの実業家が1726年建立のシャトーとそのドメーヌの持ち主、という事実。
そしてマイケル・ボーム氏の投資のおかげで歴史的建造物とワイン作りの伝統が現在も素晴らしいクオリティーでここにある。パトロンの存在は、いつの時代も重要ですね。。。
まずは白ワインをテイスティング。Ladoix Premier Cru Les Gréchons 2017
ラドワ プルミエクリュ レ・グレション 2017年

ムルソー・・・的な、心地よい重量感。やっぱりいいワインは時々は飲んだほうがいい、と痛感・・・
続いての赤はChâteau de PommardClos Marey-Monge 2017Clos Marey-Monge 2012
クロ・マレイ・モンジュ 2012年と、2017年。

赤も、こういうシルキーな口当たりで、香りだけでも陶酔させるようなものはいいですね・・・値段さえ気にならなければ(涙)
収穫したぶどうを区画ごとに別々のワインに醸造しブレンドで仕上げる製法や、各畑の特徴の話など、興味深く聞きました。
夢のようなワインを試飲した後は、いよいよポレの会場へ!
↓ 下のムーヴィをぜひ!!シェフたちに拍手で迎えられる感動を共有していただきたい!
会場に集まった20名のシェフたちは年齢やルーツ、料理のスタイルもさまざま。
順にご紹介しましょう ↓
レストラン『ル・シャルルマーミュ』 →こちら!!のジョルダン・ジョルジュ・プロットさん

ポン酢でマリネしたホタテ貝柱と、お上品なさいの目にカットしたたくあん(!)グレープフルーツ。その脇に、キューブ状に仕上げたホワイトバルサミコ酢のシャーベットを添えた一品。
彼の店、是非行きたいと思いました!
レストラン『パラプリュイ』 →こちら!のChem Hwei Gan さんはごま油のエマルジョンを添えた温玉😍

バンジャマン・リナールさんレストラン『サン・サビンヌ』 こちら!!

塩でしめたマスにあっさりオゼイユ(ハーブ)のソース、これ、好きでした!
セバスチャン・モルテさんレストラン『ラン・デ・サンス』 →こちら!

白身魚のあっさりスモークに生、スチーム、ジュレなどさまざまなテクスチャーのビーツを添えたカラフルな一品。

カラフル〜!
レストラン『ロステルリ・セードル』 →こちら!のジョルダン・ビランさんは、
トンカ豆で香り付けしたフォアグラのテリーヌにイチジクとビーツ、パンデピスを添えて ↓

レストラン『ル・ヴィンテージ』 → こちら!のジェローム・ラチュリエールさんは、
コンテチーズのサブレにマスのマリネ、酸っぱく仕上げたビーツ、マスカルポーネ ↓

レストラン『ル・シャトー・ブルゴーニュ』 → こちら!のゴンザロ・ピネリオさんは・・・

ブルーオマールのメダイヨンにイカスミのレースしたてを添えた一品。

そして!我らが木下隆志シェフと、長谷川佐恵シェフパティシエール!
ミシュラン一つ星『シャトー・ド・クールバン』→ こちら!

オパリスチョコレートのドームの中に、地元のビール「トロワ・フォンテーヌ」のアイスクリーム、キャラメルコートクールバンのクルミ、クラマイヨットの生クリーム・・・
*クラマイヨットとは? こちらをごらんください→⭐️!
実に繊細なデザート。ソフィア・コッポラに見せてあげたい!

こんなに丁寧に作れるもの?
と言うくらい丁寧な仕上がりが、
どアップにすればするほどよく分かるから
すごいです。
(アラがない!)

ビュッフェで振る舞われたサイズはさらに小さいのですが、これも本当に美しい。

地元メディアに引っ張りだこの木下隆志シェフと、長谷川佐恵シェフパティシエール。
木下隆志シェフにいたっては、愛されキャラの上にフランス語が堪能ということもあって、新聞(1面全体のカラー写真!)や雑誌に頻繁に登場しています。
今やブルゴーニュの誇り的存在。
素晴らしいです。
デザートのお味の方は何の予備知識もなく一口食べたところ、ブラウン色のソースに爽やかなベジタル感を感じ、「なにかなー。バナナ?!」と結論を出し、長谷川シェフパティシエールに質問したらば
「ビールのクレームアングレーズです」
との回答。
地元の素材をこんな風に美食にした、今まで見たこともないデザート。それは地元の皆さんも嬉しいでしょう。
変わって、こちらも一つ星『オステルリ・ド・ルヴェルノワ』 → こちら!
フィリップ・オジェさんは ↓

グアナハ島産チョコレートで
カリッと仕上げた
クレームブリュレのアイスクリーム。
以上、前菜からデザートまで地元の食材を前に出し、ガストロノミーに昇華したビュッフェの数々でした!
これらの料理に合わせ、やはり地元のワイン(ブルゴーニュ!)が振る舞われました。
自身のムルソーを手に、シルヴァン・デュソーさん!

2017年に誕生したアペラシオン(産地呼称)コート・ドール。
その実現・獲得に尽力した中心的人物。実現に向けての運動の始まりは、お父様の時代からなのだそうです。

で、驚いたことに
コート・ドールのアペラシオン実現は、
徐々に増える傾向にある外国人オーナーの
ニーズを反映してのことだと。
「コート・ド・ニュイのように、
ブルゴーニュの中にあって
かつ特別な格を示すことができる、
新しいアペラシオンが必要でした」
むー。またもや外国人(アメリカ)です。
ま、なんにしてもパトロン。
ところで、なぜコート・ドール県は
コート・ドール(黄金の丘)という名前がついたのか、
ご存知ですか?
秋になると、ぶどう畑が紅葉し
丘の斜面全体が黄金に輝くから!

今回の旅では10月の秋晴れにコート・ドールをドライブする幸運に恵まれました。
いつかグランクリュ街道をサイクリングしたいものです!

ご招待に感謝。
ブルゴーニュはコート・ドールの秋の魅力を知ることができましたし、これまで知らなかったエピソードもたくさん入手できました!
コート・ドール観光局と
この日集合したシェフたちのおかげです!

LA COTE D'OR DES CHEFS
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