無料で本が手に入る! Boîte à lire ボワット・ア・リール =読書箱

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近所の公園に、小さな棚が設置されました。



扉の付いた本棚です。

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「 あなたの読書箱

手にとって、

読んで、

置いていってください。」


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つまり、ご近所さんみんなが

いらなくなった本をここへ置いて行くことができ、かつ

気に入った本があればもらうこともできる。




古本屋へ売るでもなく、
古本を買うでもなく、
ゆる〜く、感じよく、リサイクル。

エコロジーで、エコノミーでもあります。




この「読書箱」システム、
実はブリュッセルの歩道では見たことがありました。
鳥小屋みたいな可愛らしい木の箱が
歩道の真ん中のポールに設置してあって、
なんだろう? と思ったら
中に本が入っていました。

さすがベルギー、人に優しく、インテリジェント!
と、感心しましたが、ついにパリにも登場!

かと思い調べてみたところ、実はこのシステム
2008年からフランスに存在したようです。





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現在、パリにはこんなにたくさんの ↑ 「読書箱」があり、
2015年には「どこに本を置けるか」が一目でわかる
アプリまで誕生していました。

上の地図に示された「読書箱」の数を数えてみたら、
ざっと70強。

パリには全部で20の区があるので、
1つの区に3つ以上「読書箱」がある計算です。



驚いたのは、この「読書箱」とアプリのサーヴィス、
フランス最大の古本販売会社が開始&運営していること。
無料で、ですよ! 頭がさがります。

民間のアイデアが、歩道や公園など
公共の場で実現されているところも
いいですよね。



で、思い出すのは、我が家の近所のビストロ。
入り口に箱を置いて、
お客さんが自由に古本を置いて&取って
行けるようにしています。

リサイクルやチャリティーは大げさなことではなくて、
本来はきっとこのくらい普通に、ラフに、自由に
できるものなのでしょうね。


小さなことですが、この「読書箱」を見て
気持ちがとても豊かになりました。







「おまけ」にもう一つ情報を加えると、
パリ市内の公園はだいたいどこでも
無料ワイファイがあります。

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無料ワイファイポイント情報はこちら ↓

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↑ ゆうに100を超えています。






旅行者には嬉しいですよね。

住人は多分、あまり使わないと思いますが
(自分が契約している携帯のサーヴィスを使う方が
やっぱりはるかに楽なので)
今度パソコンを持って公園に行ったら
パリ市の無料ワイファイ試してみます!




















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by keikosuminoleb | 2019-05-17 07:05 | オーガニックとエコロジー | Comments(0)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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