ROUGE『赤』展  〜 ソヴィエトのユートピア36年間の芸術展

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現在グランパレにて、
ROUGE(ルージュ)展が開催されています。






ルージュ、赤、すなわち社会主義・共産主義。

赤の国、ソヴィエトが夢見たユートピアを、
当時のカルチャーでふりかえる展覧会が
現在グランパレで開催されています。

2019年7月1日まで!


ソヴィエト時代の芸術展覧会はフランス初の試みだそう。
(ということは、ほぼ世界初?)



1917年の10月革命から

スターリン歿年の1953年までの36年間を、

400点の作品で見せる、大規模な展覧会。。。




ということで、見てきました。




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そしたらば、あれれ?

なんだかアートが、かわゆい?




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サヴィニアック的?


ジャック・タチ的とも言える??



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時代的には、確かにかぶっていますが・・・


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「これからの時代、宮廷や神殿の建築はもう必要ない!

労働者の日常を豊かにする

実用のアートこそが必要だ!」





印刷物の色は2、3色に絞られ、

建築も、デザインも、どんどんシンプルになり・・・



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そしたらば、コルビュジエ的ですよね?



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こちらもやっぱり、時代はかぶっていますが・・・



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アールデコの20年代から

ミッドセンチュリーまで、

ソヴィエトとフランスは互いに

影響し合っていた、ということ??


芸術家の交流が密接だったのですかね。




密接だった、のでしょう。


第二次世界大戦直後に行った世論調査によると、
フランス解放のために最も尽力した国は「ソヴィエト」と答える人が
フランスには圧倒的に多かったそうです。

ノルマンディー上陸作戦のアメリカではなく、ソヴィエトです!

理由は、「最後までナチスドイツと戦った国」だから。


これ、ラジオのニュースで知りました。
「このように歴史は、勝者によって書き換えられるのですね」
と、アナウンサー。


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機能的な家具デザインは、今人気の北欧デザインに通ずる・・・




資料の中のデザインを、展示で再現 ↓

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色の使い方も、とてもオシャレです。

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これ ↓ コルビュジエの
シテ・ラディユーズにしか見えません。

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コルビュジエのユニテ・ダビタシオン、
マルセイユに見に行きたいな・・・





さすが、ロマノフ王朝を支えた文明国。

共産国になっても、美的感性の鋭さは変わらず存在した、
と、あっさりレジュメしてはいけないのかもしれませんが
そう感じる展示内容でした。



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アートの中で、労働者階級が主役になっています。



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当時のフィルム上映もあり、

ソヴィエト時代の人々が公園で過ごす休日の様子や、
レーニングラードの宿舎の様子、
毛皮店の社員教育の様子などなど・・・

「このままうまくいけばよかったのに・・・」

と、思わずにはいられませんでした。

働いた人が報われる、まっとうな社会。

しかし、お金主義(資本主義)に負けたんですよね・・・


と、すっかりプロパガンダにはまった私!



これまた、さすがの先導テクニックですのう。




でも、共産主義・社会主義の支持者でななくても、

ソヴィエト時代の芸術には惹かれるものが

確かにありました。

いつか旅してみたい土地、見て感じたい文化です。



展覧会の締めくくりは、素敵なお土産ショップ!


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アーティストとコラボした
今回の展覧会の限定グッズも!

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赤と黒、幾何学模様は

決して古びないのでした。



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アーティスト Alicia Andrei アリシア・アンドレとのコラボです。


以下、e-shopからも購入できます ↓















旅するにはちょっとハードルが高い国なだけに、

今回の『ROUGE』展、見ることができてよかったです。


2019年7月1日までです!
















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by keikosuminoleb | 2019-04-27 05:24 | museum 美術館・名所 | Comments(0)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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