
フライドポテトの国ベルギーへ、パリからの1泊旅行。
ブリュッセル南駅に到着してすぐ
ベルギーで一番美味しいと評判の
『フリットリー・ド・ラ・バリエール』へ直行。
ベルギーのフライドポテトスタンドは大きな広場にぽつんとあるイメージなのですが、ここのは道端、歩道の上にスタンドが。

狭い歩道に評判通り、行列ができていました。
スタンド内でおばさま2人が調理中。
注文を聞いてから作っているようで
結構待ちます。
フライドポテトの他に、サンドイッチなども・・・
でもなんだか、メニューも値段も、手書き表示が小さく
よくわらず・・・

ソースの容器がずらり! ↑
右の張り紙には「紙袋0.20ユーロ」左の張り紙には「クレジットカード受け付けません。デビットカードのみOK」。
ベルギーは、大概の店で紙袋(ビニール袋も)が有料。
環境に対する意識が高い国なのです。
しかも利用者負担というところ、いいですよね。(こういうことを店負担にするからおかしくなるのだと思います)
面倒なことは置いておいて・・・
ラージサイズのフリット(フライドポテト)に、ソースを2つつけました。

これで3.90ユーロ。
三角の紙に包んでありますが、箱に入れてもらうこともできます。
ソースも、写真のような別添えの他に
上に直接かけてもらうことも。
みなさん、好きな方法で!(別添えソースには、数サンチームの容器代がついたかも)
ベルギーの人たちは、フランスのフライドポテト、つまり“フレンチフライ”はイマイチだと言います。
それは、揚げる油にヒミツがあって、フランスでは大概の場合は植物油、店によっては植物油と動物油を半々にしているのですが、ベルギーは100パーセント動物性油脂が基本。(*雑誌『ソトコト』フライドポテト特集で取材しています。2011年)
で、食べてみての感想は、
さすが『ブリュッセルで一番』の誉れ高きフリットだけあり
びっくりするほどおいしかったです。
完全になめてました、すみません・・・
一応これまでにも、ブリュッセル、アントワープでフライドポテト食べていますけどね。ここのは変なくどさが全然なかった。
動物性油脂の旨味のせいか、選んでいるジャガイモの種類のせいか、カットの太さのいい塩梅のせいか、あげ時間のせいか(2度揚げ)、その全部のせいか、実に美味しい。
思い切った塩加減もまた、良かったです!

娘のリクエストで、近くの公園まで歩いて行って、食べました。
せっかくの快晴、満喫しなくては!!
ちなみに、近所のカフェに持ち込んでビールと一緒に食べる、ということも許してもらえるお国柄のようです。寛大だわ〜、ベルギー!(フランスと違って)
ご参考までに、ラージサイズのフリット、娘と2人で完食できませんでした。かなりのボリュームです。もったいない・・・あれが今うちにあれば、オーブンでカリッと炒りなおして食べるのに!
それから、フリットのソース、ベルギーではマヨネーズが一般的で、ケチャップは邪道。
我が娘はサムライソースなるものが好き。唐辛子入りマヨネーズのようなもの、です。カレー味のマヨネーズ的なカレーソースやバーベキューソース、ベルギー伝統のカルボナードというソースなどなど・・・
フリットそのものの味は変わらずも、ソース次第でバリエーションは無限大!でも最後は結局、基本に戻るんですよね〜そういう食べ物って飽きません。
最後に、『フリットリー・ド・ラ・バリエール』がどれだけ道端にあるかというと、こんな感じです ↓ わかりますかね? 赤い車の上・・・

トラムの停留所の後ろ。こんなところにあると通行人の邪魔になりますが、普通にありましたよ(笑)
おまけ : ベルギーのトラムは
芝生の上を走ります💛
以上、情報源は
生粋のブリュッセルっ子・ネモさん(27歳の好青年)と、
以下、ブリュッセル市のオフィシャルサイト。
https://www.brusselslife.be/fr/article/fritkots-bruxelles
ネモさん、ありがと〜〜💛
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角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。