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パリ13区で日本酒・熱燗 by 家飲み









パリもいよいよ寒くなりました。

今年の秋はきみが悪いくらいの暖冬(暖秋?)ぶりで、
9月末に真夏の陽気だったりもしましたが
(ノースリーブのワンピースでしたよ)

ここ数日は最高気温が4度という日も。
さすがに冬です。

寒いのは大嫌いですが、どこかホッとしています。




そして寒くなったら、とたんに日本酒、
それも熱燗が恋しくなり・・・




最近の読書の影響もあります。
山本洋子著『ゼロからわかる! 図解日本酒入門』








パリに住むようになってから
日本酒に目覚めた私。

おあいにく様というかなんというか・・・

だって、日本にいた頃は、
今思えば馬鹿みたいに高い
プロヴァンスのロゼを飲んでいたのです。


スーパーで簡単に日本酒が買えたあの頃・・・
まるで夢のよう。。。(大げさかな?)




でも!
私の住むパリ13区は
ヨーロッパ最大のチャイナタウン!!

アジア系(中国系)の食材店はわんさとあり、
それらの店で日本酒を購入できます。

中でも『ビッグストア』(第一大商場)は
取り扱う日本酒が幅広い!



ということで、寒〜い夜、
買ってきましたよー、生酛の純米吟醸!!


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兵庫県は辰馬本家酒造株式会社の『白鹿』




ちゃんと日本で作られた日本酒です。


値段は 7.99 euros


お安いです。
アルコール度数が15度以下だからかな?



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去年の年末に合羽橋で買った
熱燗用セットで温めて飲みました。

風情があります❤️
(トップ画像に写っております)






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熱燗・・・ 癒されるわ!


本当は、誰かいい人と(古っ!)
さしつさされつしたいのですが
夢は一人で叶える方針に切り替えました・涙


しかしいいですのう〜
このじんわりと染み入る感じ。


生酛とか山廃、好きです。
アルコールのアグレッシブなところがまるでない。
飲むリラクリゼーション
とでもいいましょうか。



で、こうして燗にして飲んでいると
ふと、
「紹興酒に似た香り?」

と思うのでした。

なんというか・・・田舎っぽい?
ひなびた感じ。
それもまたよし、
あったまります❤️



肴は、
アヴォガドに塩昆布と「かんずり」(*新潟産の辛い調味料。
柚子胡椒より深みがあります)、たまり醤油をたらり。

&
日曜日のマルシェで買ったカブの
お漬け物でした。

次回は鯖の燻製でも焼いてみよう。
鯖の燻製は、
パック入りを普通のスーパーで購入できます。
ちなみに、『ゼロからわかる! 図解日本酒入門』によると
お酒とお料理の温度は
合わせるのが基本だそう。
だから、熱燗には温かい食べ物を合わせたい。




そしてもう1本
三輪酒造の『白川郷』ささ濁り

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9.90 euros

こちらは冷やして。



三輪酒造さんの濁り酒のラインナップは

パリのラ・メゾン・デュ・サケで開催された
試飲会で、いくつか試させてもらいました。
ヨーグルト的なまでに白く、濃いタイプが
私の好みでしたが、
今現在パリで購入できるのはこちら。



パリにはいろんな日本酒が入っていて、
しかもどれも選りすぐり。
嬉しいことです。
が、特別な場所(例えば、オペラ座の日本食材専門店など)まで
わざわざ買いに行かないとならない、
というのが現状。

これが、もしその辺の酒屋さんで、
例えばチェーン店のNicolasなどで、
普通に買えるようになったら
どんなにいいかと思います。



その点、日本のビールはほぼ
そんな感じになりました。
モノプリなどのスーパーにも、
ASAHIや KIRIN ICHIBANはあります。
ジャパニーズウイスキーも同様。







ちなみに、ビッグストア(第一大商場)は
こんな店です。



パリ13区で日本酒・熱燗 by 家飲み_a0231632_23330830.jpg
Big Store

81 avenue d'Ivry
75013 Paris
tel. 01 44 24 28 88
営業時間:8時30分〜19時(月〜金)
*土曜は9時〜19時30分、日曜は9時〜19時
定休日:なし



派手でしょ〜!!

軒先のドリアンがものすごい香りを放っています。



ビッグストアが扱う日本酒には
アメリカで作った『大関』などもあり、
手頃な価格帯から揃っているのが嬉しいです。

いくら興味があっても、
そしていくら普段からいいワインを買っていても、
知りもしない日本酒にいきなり高いお金を出しませんよね、
人というのは。




ご参考までに、ビッグストアのすぐそばに
パリストアもあります。


パリストアでも、日本酒は買えますが
あまり選択肢がありません。






・・・

ああ、もし今、私が日本にいたら・・・

おでんと熱燗、いいですね。

銀杏、ししとう、しいたけもいいな〜



でもここはパリ!
せっかくですから、パリならではのやり方で
日本酒を最大限に楽しもうと思います!!
山本洋子さんのおすすめを参考に、
まずはチーズに合わせようっと。







山本洋子著『ゼロからわかる! 図解日本酒入門』







【追記】

やりました〜

フランスならではの日本酒の楽しみ方 その①

パリ13区で日本酒・熱燗 by 家飲み_a0231632_07105150.jpg
生牡蠣と純米吟醸、濁り酒❤️


その②として、 写真はありませんが
ムール貝の酒蒸しに、生酛の純米吟醸などを燗にして❤️


あまりの美味しさに、お酒が進み・・・多少(かなり?)飲みすぎましたが
翌日には影響なし。
さすが純米!









* * * * * * *

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Commented by あたふた at 2018-11-24 08:28 x
恵子さん、お久しぶりです。いいですね、1人熱燗の夕べ!私も実は1人飲みが好きです^_^夫は家で殆ど飲まないので、晩酌は1人なんですが、恵子さんとは反対(!?)に今の私はワインなのです。
特に今年は山梨のワインの美味しさを知り、家庭料理に合わせて飲んでいます。
地元ではなかなか美味しい山梨ワインに出会えないので、基本的にはフランスワインですが、こちらは出来るだけ自然派のものを選ぶようになりました。

先日はおでんに少し軽めの赤ワインを合わせ、うーん、これが意外とマッチするんですよね!!!
でもやはり冬は熱燗がいいですね^_^しっぽり、恵子さんのお相手したいくらいです!

先日のマルティーヌさんの第二弾の本、素敵ですね!恵子さんの記事、「ふんふん、ふんふん」と鼻息荒く読ませていただきました。あらゆるジェネレーションの人達が面白いって、私もパリっぽいと感じます!そして、移動そのものが旅の楽しみになる、、共感します!私達は時間が許す時は高速を使わず一般道でチンタラと行くのが好きで、あっちこっち寄り道するのも楽しいです。そして今まさにカミオン(実際にはトヨタのハイエースですが。。)で新蕎麦をいただきに戸隠に来ており、天候や気分などに応じて自由な旅を楽しんでいるところです!ヨーロッパは陸続きだから、地球規模で移動できてホントに羨ましい!^_^いつかヨーロッパで実現したいです!恵子さんの日本語翻訳版、是非!楽しみにしております!
Commented by keikosuminoleb at 2018-11-24 17:18
> あたふたさん

メッセージ嬉しく読ませていただきました!

まず、「一人飲みも寂しくないぞー!」と思えました!!
私も基本、家で飲む時は一人なんですが(一緒に暮している長女はあたふたさん夫と同じ、家では飲みません)
なぜか「熱燗は誰かと」、と思っていて・・・
でも一人も、実際全然悪くない。第一、あたふたさんのように
心の中で一緒にさしつさされつつしてくれる人がいます! 

で、山梨のワイン、ホント和食に合うんですよね。
これは私も常々驚いています。
フランスワインの軽めのもの、となると、ボジョレーとかかな?
マスカットベリーAっぽいんですよね。

そして、マルティーヌさんの第二作!
もちろん、あたふたさんのことを思い出していましたよ〜〜〜〜
本当に翻訳実現したいです。なかなか険しい道のりですが、諦めず・・・
いいご報告ができるよう頑張ります。
応援ありがとうございます!!

翻訳版には、あたふたさんにも登場してもらいたいのです。
ハイエースにも会いたいです(もちろんご主人にも!!!!)
Commented by あたふた at 2018-11-25 07:18 x
翻訳版、ますます楽しみです!ところが我が家のハイエースなんて、大した工夫もないんですよ。。道の駅などで目にする他の方達の車は、それぞれもっと楽しい工夫がされているものもあります^_^
今キャンプブームのせいか立派なキャンピングカーも多くなりました。
この夏、本栖湖で久しぶりにキャンプしたときのこと、信じられないくらいの数のテントがひしめき合っていて、それは逆に異様な光景でした。。みなさんちゃんとお金をかけてブランドものの最新のお洒落なテント、広げているグッズも全て最新の便利なもの、、、日本で「グランピング」なんていう遊びが流行り出し(それはそれはリュクスなキャンプですが)、その流れもあるのでしょうが、本当にみなさん素敵な道具をズラッと揃えていて。。驚きます!マルティーヌさんのキッチンとは正反対です^_^オットも自分の手でコツコツと作るのが好きなので、我が家のハイエースは手作り感満載ですが、出会う人達の楽しい工夫がされた車を見学させていただいて、ほう、なるほどーー、などと勉強するのも楽しいです。
Commented by keikosuminoleb at 2018-11-26 17:33
> あたふたさん

貴重な情報をこんなにたくさん!
今回のあたふたさんのコメントのおかげで、
翻訳出版の希望が見えてきました!!!
やっぱり実際に、日本で、カミオン旅行を実行している方の情報や着眼は
とても有益なものばかりです。

グランピングとカミオン旅行をつないで考えることは
これまでありませんでした。
ちょっとこの勢いで企画書まとめ直してみます!!!
ありがとうございました!


by keikosuminoleb | 2018-11-24 00:47 | パリで日本酒 | Comments(4)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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