Tout en Kmion(トゥタン・カミオン)〜 DIYバンでどこまでも! ヨーロッパ流スローな旅 第2弾

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アーティストのマルティーヌ・カミリエリさんが
新しい本をリリース。
(写真左がマルティーヌさん、
右はパートナーのベルントさん)


JAMAIS SANS MON KMION 〜 トラックなしではいられない! 

の第2弾、

TOUT EN KMION 〜 全部トラック!

の発表会です。今年9月のこと。



マルティーヌ・カミリエリさんのサイト ↓



新作はこちら! 
TOUT EN KMION 〜 全部トラック!





1作目『トラックなしではいられない!』の
発売パーティの様子はこちら ↓




中古のバンを改装して、
どこまでもひたすら遠くへ行く。

イタリア、ギリシャ、ルーマニア、
フェリーに乗ってノルウェー・・・

だんだんと
移動そのものが、旅の楽しみになる。

そして
この地球の見たこともない美しい景色の中で
時間を過ごす。
その景色をちょっとの間、自分のものにする。


これ以上の贅沢があるだろうか?
そう思わせてくれた1冊でした。










2作目の『全部トラック!』の発表会は、
インディペンデント本屋さん
『La Librairie des Éditeurs associés』
ラ・リブレリー・デ・ゼディター・アソシエにて。


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ウインドーには
マルティーヌさんのトレードマーク
「自分流のエッフェル塔」のインスタレーションが。

日常の雑貨類を積み上げて
自分だけのエッフェル塔を作るのは
彼女のライフワークの一つ。







こんな風に、日常生活に転がっている
普通の品々を
彼女独自の視点から眺め、
私たちに見せてくれるのが
マルティーヌさんです。
彼女の手にかかると、鍋やザルや石ころが
なんとも素敵に輝くから不思議!!



この日も、彼女一流のインスタレーションを
本屋さんの前の歩道で
展開してくれました。


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実はこれ、改装バンのスロートラベルで
彼女がいつも使っているキッチンを
再現しています。




小さなスペースに
アペリチフの飲み物置テーブル、
調理台、
食材のストック場、
食器棚、
全てを完備。

プラスチックのケースを重ね、
必要であれば洗濯バサミでバチッと補強して。

大人のままごとですね。


アペリチフの飲み物は、
改装バンのスロートラベル中
マルティーヌさんが好んで飲んでいる
自家製アロマウオーター。
水差しの中に、野生のフェンネルの枝を1本いれたもの。
もう1つ、きゅうりとレモンの皮をいれたもの。

これが爽やかなんです!



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「飲み物を飲んだら、自分でコップを洗って

ここに伏せておいてね」


と、マルティーヌさん。

よくまあ、こんなに実用的に、使いやすく
作れるものだと。
しかも、特別なものは何も使っていません。
プラスチックケースと、洗濯バサミだけです。


「たった一つの用途しかないものを
持ち歩くのはめんどう。

一つのものを
いろんな風に使うほうが便利でしょう」




マルティーヌさんがサイン会で忙しくなると、
編集長のサビンヌさん(写真右)が
料理人の役割をバトンタッチしました。


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サビンヌさんも手馴れたものです。
サビンヌさんの出版社
レ・ゼディション・ドゥ・レピュールは
料理に関する本を専門に出版しています。
個性的で、おしゃれな本ばかり。
装丁も独特なので、本屋の棚に並んでいると
思わず手に取るのです。






リュクサンブール公園向かいの歩道で
アペリチフを楽しんだ後は、
作家のトークショー。


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JAMAIS SANS MON KMION 〜 トラックなしではいられない! 


TOUT EN KMION 〜 全部トラック!

どちらにも、
改装バンで旅する人々のバンライフを
取材しているページがあります。

フランス人、ドイツ人・・・

改装バンのスロートラベルを愛する人々の
コミュニティーが存在し、
盛んに情報交換がされているそうです。

本に登場する面々の
クリエイティビティーと言ったら!

日本語の翻訳版を出して、みなさんにお見せしたいものです。
旅のイメージ変わるだけでなく、
日常の見方も変わります。
私は変わりました。





さて、この日初めて知ることになった
ラ・リブレリー・デ・ゼディター・アソシエも、
とても素敵な空間。


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「こんなに個性的な本が
今もたくさん出版されているんだ」

と感動しました。
インディペンデント出版社数社が共同で
経営している本屋さんなのだそうです。



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リュクサンブール公園のすぐ隣なので
近くにいらっしゃる際は是非
お立ち寄りを。

お土産探しにもおすすめです。


こういう空間こそ、パリらしい、
パリならでは! と思います。


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11 Rue de Médicis
75006 Paris




マルティーヌさんにしても、
インディペンデント出版社のレ・ゼディション・ドゥ・レピュールにしても、
インディペンデント本屋のラ・リブレリー・デ・ゼディター・アソシエにしても、

こういう動きをする人たちがいるから
パリは面白く、魅力的なんだと。


そして、そういう面白い動きをする人たちが
あらゆる世代にいるというのも、パリらしいと思います。




マルティーヌさんの本、翻訳版を出したい!


角野恵子の共著、翻訳本、以下です〜




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by keikosuminoleb | 2018-11-22 16:30 | 読書・映画鑑賞

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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