パリの桜新名所 〜 フランス国立図書館、パリ植物園、プチパレetc

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4月ももう半ば。
日本の関東地方は
桜の話題もとっくに一段落していると思います。

パリの方も、さすがに満開を通り過ぎ・・・

パリ植物園の名物桜は
先週末が満開でした。

夕方4時半頃に見に行くと、それはそれは、ものすごい人の出!

この巨大な桜はなんと一本桜で、
詳しい品種名は分かりませんが
なんにしてもものすごい大木です。
花の色は白。
立派な枝ぶりをくぐって、木の下に入ると
万華鏡の中はこんな感じ?! と思わせる
別世界があります。




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昨年撮影した、枝の下、内側からの動画。




先週末も、大勢の人たちが
枝の内側に入っていました。
でも私は、なんだか桜の木がかわいそうで・・・

もっと人がいなくなった時に
改めて見に来るよ、と去りました。


パリ植物園には
私が数えただけでも、ざっと7、8種類の
桜の木があります。

白、ソメイヨシノのような薄ピンク、
八重桜、などなど。




↓ 2月に満開だった寒桜、
先週末はこんな様子。

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驚くことにまだ、花がありました!

同じ木?
自分を疑いたくなります・・・
でも、同じ木です!!

桜は種類によって、開花の時期がいろいろ。
種類の様々な桜の花を
こうして長く楽しめるのは、
パリの桜ならでは、かもしれません。

日本の、あの一斉に咲く
ソメイヨシノはやっぱり見事ですが。




そんなパリの桜。

実はいろいろな名所があって、
中でも一番有名なのはソー公園の八重桜です。
ここは代々、在仏日本人が
花見をすることでも知られています。


2016年のゴールデンウイークに開催した
パトリック・ロジェさんのアトリエ訪問ツアーでは、
運良く、ソー公園の桜を見ることができました。
→ こちら!

5月4日は遅すぎるだろうな〜と思っていたので、
本当にラッキーでした。
その数100本以上と言われる八重桜、見ごたえありました!





もう1つ、隠れた名所として、
プチパレの中庭があります。
ソー公園が整然と整えられたフランス庭園なら、
プチパレ中庭は、自然な情緒のある英国式。
2016年4月の写真を・・・


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満開にはまだ早く、
固い蕾が目立ちました。

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回廊のステップに腰掛けて
日向ぼっこがてら花見をする。
そんな人たちがいましたよ。
ちなみに、回廊にはカフェがあります。
軽食やお茶、ワインなど。

中庭へのアクセスは無料!
(パリ植物園も入場無料です!)








そして!

私の今年、
2018年ナンバーワン桜スポットは
フランス国立図書館(フランソワ・ミッテラン図書館)です!!!


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巨大なウッドデッキで四角く囲った中庭を
上から見下ろすような作りになっています。
建築家はドミニク・ペロー。(フランス人)
ちょうど今年20周年を祝う建築とは思えないほど
現代の私たちが求める快適さがあちこちに。


威圧的な鉄筋コンクリート建築ではなく、
木とガラスで作った明るいビル、というのがまず
現代の私たちににピタリときますし
ウッドデッキや、
緑をたっぷりと使っていることもそうです。



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こういう位置から見る桜というのは
なかなかないな〜と。
白い桜、桜んぼが実る頃に
また見に来たい💗



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鳥の巣ばこがあちこちに設置してあるので、
さくらんぼのシーズンは
小鳥たちのパラダイスでしょう。



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こんなに興味深い桜スポット、
うちの近所にあったなんて。

で、後で思い出しましたが、私
去年もここの桜を見ています。
でも、去年の私は
パリ植物園の一本桜の虜になっていて、
フランス国立図書館の桜のことを
忘れてしまったのでした。

来年はどんぴしゃりのタイミングで観に来るぞー!

フランス国立図書館の入場は無料。
図書館の利用は有料になります。
以下、日本語サイトを御覧ください。







ところで・・・
「花探し」という林真理子さんの
小説タイトルを思い出しました。
ストーリーはよく覚えていないのですが、
林さんらしい、皮肉な感じの、
そして寂しさの残るお話だったと思います。
私もパリで花探しをしているのかな?
みんな、花探しが必要なのかもしれませんね。
また小説を読みたくなりました。(けどどこにしまったか・・・)








【お知らせ】
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5月2日(水)15時〜 
マンダリンオリエンタル・パリのラグジュアリーを体験するツアーを
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by keikosuminoleb | 2018-04-14 16:41 | museum 美術館・名所 | Comments(0)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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