寿司Bでランチ!
2018年 02月 16日
パリで寿司と言えば、ミシュラン1つ星
花田雅芳シェフの sushi B !
前々からとても気になりながら
なかなか行く機会がなかったこのお店に、
昨年、ようやく、ランチに。
ランチなら、58ユーロ〜 食べられます。
1つ星で58ユーロ、というだけでコスパ十分、
加えて、パリではめったに食べられないクラスの
お寿司なんですから、言うことなしです!
ちなみに、ここ、
昨年2017年12月に発売された英仏バイリンガル雑誌『TLmag』で
取材させてもらっています。→こちら!
インタビューをさせていただいたのは
2017年夏。
お話を伺いながら
花田さんのお人柄に引き込まれました。
なぜパリで寿司なのですか?
だって、いまやパリでは日本人シェフが大活躍で、
彼らはみな、フランス料理をしています。
そんな中で、なぜわざわざ和食?
寿司なら日本でやった方がいいのでは??
・・・などなど、素朴な疑問をそのまま
投げかけました。
花田さんは答えました。
「自分がきっかけになれば、と思っているんです」
「自分の料理を食べた人が
もっといろんな和食を食べてみたいな、と思ってくれたり
日本へ行ってみたいな、日本のことを知りたいな、と思ったり。
そういうきっかけになれればと」
それは、なぜ?
「九州の師匠への感謝であり、
自分が日本人であること、日本に生まれたこと、
福岡に生まれたことへの感謝です」
だから、自分から海外へ出て行って、
より大勢の人に寿司を作りたいのだと。
日本の良さを伝えたい、と。
夢は、100%フランスの食材で作る寿司。
フランスの魚、フランスの米、フランスの海苔・・・
フランスの漁師たちや市場で働く人たちも
花田さんのような料理人とのやり取りの中で、
だんだんと魚の鮮度を理解し、
質のいい魚を流通させる術を
試行錯誤するようになってきているのだそうです。
そんな地道な努力を
料理人自らがしていたなんて。
海苔や昆布も、
ブルターユで頑張っている生産者さんたちがいるのだとか。
「ある料理が、その土地に受け入れられて浸透し
根付くためには、
その土地の食材を使うことは絶対に不可欠だと思うのです。
そうやって、生産者も一緒に
地元ぐるみで盛り上がって行かなくては」
確かに。
本当にそうですよね。
そう思います!
インタビュー中、
「僕だけじゃなくて、先輩の皆さんやっている事ですから」
と、終始控えめだった花田さん。
それでいて、当然ですが、
自分のやりたい事、やるべき事が明確で
意志の強さが眼光に現れていました。
そんな花田さんの作る
パリ最先端のお寿司、
芸術でしたよ!!
1品め、揚げ胡麻豆腐。
これは必ず出てくる定番。
もちろん自家製、手作りです。
この日、私たちの隣には
食ジャーナリストと思しき女性2人が
食事をされていました。
上のカットは、その彼女らとの撮影シーンです。
たった8席だけの、食べるポエジー。
美食の俳句。
特別な時間でした。
ごちそうさま。
* * * * * * *
角野恵子、こんな仕事をしています。→こちら
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97-55 at 2018-02-17 11:52
私も寿司Bさんには食事に行ったこともあり、その後にミシュランの星も取られたようで、こうして記事で取り上げていただけると何だか嬉しいです(笑)
一昨年にお伺いした、同じ日本人シェフのKEN KAWASAKIさんやÉtudeさんも星を取られたようなので、いつかこちらの記事で拝見できることを楽しみにしています!
一昨年にお伺いした、同じ日本人シェフのKEN KAWASAKIさんやÉtudeさんも星を取られたようなので、いつかこちらの記事で拝見できることを楽しみにしています!
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keikosuminoleb at 2018-02-17 17:55
> 97-55さん
実は、御ブログでsushi-Bに行かねばと思ったのです!
ケン・カワサキ(未体験です)さん、エチュードさん、みなさん本当にブラボー。
エチュードは、奥様と二人三脚でがんばってらっしゃるところや
シェフの控えめなお人柄も素敵だと思っていました。
いつか書けるように頑張ります!!
実は、御ブログでsushi-Bに行かねばと思ったのです!
ケン・カワサキ(未体験です)さん、エチュードさん、みなさん本当にブラボー。
エチュードは、奥様と二人三脚でがんばってらっしゃるところや
シェフの控えめなお人柄も素敵だと思っていました。
いつか書けるように頑張ります!!
by keikosuminoleb
| 2018-02-16 17:48
| FOOD
|
Comments(2)