MAISON ALEPH メゾン・アレフ 〜 最上のレバント菓子

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またまたパリに
美味しいパティスリーがオープンしました!

maison aleph メゾン・アレフ。
驚くほど上質なレバント菓子のお店です。
(*無教養なものでレバントという土地を知らず
検索したところ、
シリアを中心に広がる歴史的シリア地区のことを指す名称のようです)


レバント菓子ではなく、アラブ菓子なら、
パリを旅された方はよくご存知かと思います。
モロッコ・チュニジア料理のレストランで食べる
あまーーーーーーーいお菓子!
ミントティーと一緒に、ティータイムにも良いですよね。

しかし何しろ甘い!
ナッツぎっしり、はちみつは溢れ出んばかり。
そしてバラやオレンジフラワーの花の香りが
かなり強烈で・・・
そんなインパクト大の、アラブ菓子が大好き!
ではありますが、
メゾン・アレフが提供するレバント菓子は
アラブ菓子にしてアラブ菓子にあらず! 


まず、この可愛らしい佇まい。

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まるでマカロンのよう❤️



仕掛け人は、シリア生まれのミリアム・サベさん。


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なんと、以前は金融トレーダーだったそう。

「パリで暮らし始めた頃、
友人のところにお呼ばれすると
手土産に私の故郷のお菓子をリクエストされました。
パリのいろんなアラブ菓子を買いましたが
どれも私にはピンとこなくて。

それなのに友人たちは
『本当に最高だよ!
アラブ菓子は美味しいよね!』
と絶賛。

私が探しているのはこんなお菓子じゃない!
と、いつも思っていんたんです」




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私が小さい頃に食べた
あの味を再現したい。
アラブ菓子ではなくて、アレップのあの味・・・


そこでトレーダーの職を辞したのが
3年半前のこと。

まずレバノンへ行き、祖父たちの時代に
パティスリーを作っていたという師匠のもとで修業をします。
その後、パリの職業学校で資格を取得。



そして今、
フランスパティスリーの正確さと繊細さを兼ね備えた
レバントの伝統パティスリーが誕生しました!!


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ローズ水とともに試食させていただきました。



・・・驚くほど上質です。

アラブ菓子の特徴である
あの強烈な糖分はナシ。

そう聞くと
「えー、そんなインパクトのないアラブ菓子なら
食べたくないよ」
と思われるかもしれません。
が、
ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、くるみ、フランス産バター、
オレンジフラワーウオーター、カルダモン
などなど、すべての素材が上質で
それぞれの風味が際立っているため、
味はとても濃いのです。
インパクト大!






アイスクリームもありました❤️
3,50 euros

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羊乳のフローズンヨーグルトと
ローズのアイスクリームのミックス。
トッピングのピスタチオも風味豊か。

アイスクリームの試食をし、
美味しくて美味しくて最後まで食べたのは
久しぶりです。


こちらもパティスリー同様
素材の味が素晴らしい!
羊乳のヨーグルト、バラ、ピスタチオ・・・
ピスタチオの香ばしい食感も良かった。




パッケージも素敵。

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心が安らぐブルー。

このブルーは、アレッポで今破壊されている
歴史的建造物から取ったのだそう。







そのブルーのパッケージは
一番小さいものが4つ入り。
4つ入りボックス 8.40 euros
パティスリー1個 2,10 euros



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ドライフルーツとナッツがたっぷりの
チョコレートバー。
キャラメル味のミルクチョコレートで
コートされていました。
チョコレートバー1個 3,10 euros

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これも、甘さは強すぎず
素材それぞれの風味がものすごく濃かったです。
通常のアラブ菓子も大好きですが、
メゾン・アレフのパティスリーは
ものすごく上質で、
ひとつ食べればもうひとつ、とからなず手が伸びる味。
ちょっと今までにない美味しさです。
テクスチャーもいい!



「フランスのパティスリーを語るのに
" ヨーロッパ菓子" と表現しても何も意味しないように、
" アラブ菓子" という表現も同じなんです」

とミリアムさん。

素敵な発見を有難うございました!!
メゾン・アレフは、7月8日(土)オープンします!




maison aleph
20, rue de la Verrerie
75004 Paris
tel: 09 83 03 42 02
営業時間:水〜金曜 12時〜20時
土曜 11時〜20時
日曜 11時〜19時
定休日:月曜










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Commented by 97-55 at 2017-07-12 17:00
アラブ菓子。とてもオシャレで美味しそうですね!
実は私もシリアで食べたあるスイーツが大好きなので、もしかして?と思いましたがこんな上品なのじゃないので(笑)
アレッポがご出身なんですね。そのシリアのスイーツはハマの名産のようなもので、通称ハマロール。
正式名称は「Halawet El Jeben」という、チーズでクリーニングをロール状にくるんだmのです。
中東でいただいたスイーツではこれが一番でしたが、現在は行くことすら叶わないのでとても残念です。

ハマでは嵌ったハマロール(笑)
Commented by keikosuminoleb at 2017-07-14 23:08
> 97-55さん

レバントの味とフランスパティスリーの正確さ(洗練)を
融合させたとのことでした。

パリにはアラブ菓子のお店はたくさんありますが
ここまで洗練されたものは初めてだと思います。
アレッポで食べたものとはまた違うと想像しますが、きっとご満足いけるかと。

by keikosuminoleb | 2017-07-05 21:47 | FOOD | Comments(2)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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