毎年1月と9月、パリのヴィルパント見本市会場で開催されるmaison et objet『メゾン・エ・オブジェ』。
今回は雑誌の取材ではなく、ある日本企業のアテンドとして初日の会場へ向かいました。そこで心を掴まれたのが、このプレゼン!!
sempre (jp) 『センプレ』というベルギーのインテリアメーカーです。
ベルギーやオランダのインテリアはフランスでも評価が高く、人気。
「パリよりも物価が安いベルギーやオランダでは広いアパートに住めるので、人々がインテリアにお金をかける伝統がある」
とされています。
実際、私の身の回りにもアンティークのシャンデリアはベルギーで買うというパリジェンヌ友達は結構います。(かの地の方が選択肢が多く、いいものを安く買えるから)
で、センプレ。古びたトタン、雑草のようなグリーン切りっぱなしの麻の布、カゴ、藤の家具・・・

特別お金をかけた風ではないのに(あえて)最高に心地いいムードが醸し出されたセンプレのスタンド。
写真は撮りませんでしたが、ぺんぺん草を束ねて活けていたり!ぺんぺん草を飾る、なんて生まれて初めて見ました。

「キレイに、清潔に、真新しくすっきりと整った空間だけが美しいわけじゃないんだ」
と、気づかせてくれた気がしました。久しく忘れていた感覚です。
また、
「厳選したいいものに囲まれた暮らしだけが最高に心地いいというわけでもない」
とも。
実は・・・私事ですが1月15日(日)キッチン天井からの水漏れが始まり内装工事をしたばかりの我が家は見るも無残な姿に。1月24日現在、天井に貼ったシート(?)が2箇所からだらーんとたれ下がり、その裏側の漆喰がバラバラと剥げ落ちています。
せっかく綺麗になった白い壁と天井を汚さないためにキャンドルを灯すことも我慢していたのに。そうやって毎日せっせと掃除していたのに。第一、内装工事の期間だって外に泊まったりなんだり、楽じゃなかたのに。
もっと言うと、この水漏れが原因でお湯と暖房が使えない状態に。これが一番困りました。
氷点下のパリで・・・
ああ、ああ・・・
「そんなに躍起になって、なぜ完璧を求めるの?心地よさは別のところにあるんじゃないかな?」
センプレの世界観が
そう語りかけているような気がしました。
リラックスを求める現代人のライフスタイルにフィットする
アプローチだと思いました、サンプレ!
サイトによると、
家具を製造する東南アジアの人々のノウハウを
リスペクトした
商品作り&ビジネスがされているようです。
そういうところもまさに、現代人のニーズですよね!!!
ベルギー、やってくれます!!
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