漆風の加工を施した8センチ四方の木のベースに、イエローゴールドとホワイトゴールドを使って絵を描く・・・というよりは彫刻をするような?
そしていよいよ12月18日(日)アトリエの模様を!
参加者は6名。下は15歳の高校1年生から、上は??歳のマダムまで。男性も1人参加。
一応、今回のアトリエはクリスマススペシャル企画として「クリスマスプレゼントの制作アトリエ」と銘打っていましたが、みなさん自分のためのプレゼント作りに参加されていました。
金箔の扱い方道具の使い方を丁寧に、分かりやすく説明するジャン=マルクさん。
こういうトラディショナルな仕事の道具は
どれも本当に美しいです。
金箔といえば、すぐに日本の金沢を思い浮かべますが、フランスにも金箔の文化がありアルチザン(職人)が存在します。
ヴェルサイユ宮殿の装飾やアンティークの額装など、思い出していただくと納得されるのでは。
金箔をそっとベースの上に乗せたら、専用の筆を使って密着させて・・・
1枚、2枚と重ねてゆき・・・
仕上げにアルコールを湿したコットンを金箔の表面に滑らせ、風化させてゆきます。(ピカピカのペンキにヤスリをかけるイメージ)
「この作業を進めれば進めるほど金の繊維が浮き出てきます。
ずっと繰り返してゆくと、最終的には金箔は全て消えてしまうんですよ」
と、ジャン=マルクさん。
思い思いの刻印を刻んで。
「まるで彫板ね!」
との声も。
最初に金箔を置いたときにはただ、黒いベースの上に金があるだけだった四角い板が、次第に別のものになってゆく。
最初と最後が全然別のものになった人もいれば、手を加えるのは最小限に抑えて金箔の持ち味だけを前面に出している人も。6人6様、見ていて面白かったです。
そして仕上がりが、それぞれにかなりいける!!抽象芸術のいいところですね。黒+金箔のマジック?
講師を務めた、アーティストのジャン=マルク・ヴァシュテールさん。
(1枚目の写真があまりにじじむさく申し訳なくなったので、彼のinstagram からポートレイトを拝借)
金箔を好きなだけ使えて説明は懇切丁寧、とても感じのいい2時間のアトリエ!参加費用は40ユーロ。お値打ちだと思います!!!
お問い合わせはジャン=マルク・ヴァシュテールさんのサイトから→ HP Jean-Marc Vachter
または、彼のFBをフォローするとお知らせが届くと思います。→ FB Jean-Marc Vachter
さて、今回のミニエキスポとアトリエの発案者だった私は、もし、誰も展覧会に来てくれなかったりアトリエに参加してくれなかったりしたらどうしよう、とハラハラ。
自分のinstagram やFB等でせっせと情報発信しました。
結局、蓋を開けてみれば、
ジャン=マルクさんの昔からのファンが5名、
そして私のヨガ友の娘さんが1名
参加してくれたという結果です。
そのアーティストにふさわしい会場を見つけ、
責任者とアポイントを取り、
責任者とアーティストのミーティングをセッティングし、
そのミーティングには私も同席しつつ
アーティストの紹介とプロジェクトを説明。
イベントが決定したらその告知、
フライヤーの配布、
そして当日の雑務の手伝い&記録写真撮影・・・
といった仕事を、ジャン=マルクさんのために
無償で行いました。
(ご近所さんなので!)
終わり良ければすべて良し、
と言いますが、準備も含めて全てが楽しかったです。
やってよかった。
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