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ラヴィオリ・ノール・エスト と、文化の交差点ベルヴィル界隈

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Ravioli Chinois Nord-Est
ラヴィオリ・シノワ・ノール・エスト
東北餃子 ・・・

という名の店。
場所はベルヴィル。
タイやベトナムではなく、
中国から来た中国人が作った中華街、ベルヴィル!


ある日本人シェフ(Dersou 『デルス』の関根拓さんです)の
FBで知り、ずっと行きたかったお店です。
 *『デルス』については→こちら!

何がいいかというと、
豆腐餃子やエビ餃子があるところ!
私は肉を食べないので、
「レストランの餃子を食べることはもうないかも・・・」
と、諦めていました。
(エビ餃子も、豚肉と混ぜていることが多い)

で、注文した写真1枚目が
念願の豆腐餃子!(10個5ユーロ)
具材は、豆腐の他にハーブや野菜など、
確か5種類ほどでした。
味付けはくどくなく、塩も薄めで、
脂っこさもなし。
優しいお味です。
加えて、むっちりの皮が「手作りです」、と物語っている感じ。
ぶ厚い皮が苦手な私も
ここの手作り皮は美味しいと思いました。
なぜだろう?
むっちりしていても、存在感がじゃまじゃないから?
つるっと美味しく食べました。



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タコのサラダ(4ユーロ)
懐かしの、中華クラゲのドレッシングの味!
これと餃子で、結構いい感じに
お腹が満たされます。



餃子は、茹でるか、焼くか、選べます。



別の日に注文したスープ。
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餃子12個入りで 8ユーロ。
安い!

餃子は2種類選ぶことができ、
迷わず豆腐餃子とエビ餃子をチョイス。
スープは野菜ベースの
ベジタリアン仕様です。
トッピングされた中国の海苔は
かなり太っ腹な量!

スープだけ飲んでみると・・・
やっぱり優しい味。
塩気がほとんどない。
もしかすると、卓上の調味料を
バンバン入れるのが本式かもしれません。
が、優しい味のままいただきました。



ラヴィオリ(餃子)だけは
小皿にとって、食べるラー油のようなものをつけて・・・
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この様子に癒されるわ〜・笑
私はやっぱりアジアの民。


楽しみにしていたエビ餃子は・・・
この日、体調が良くなかったせいか
ニラが妙に癇に障り・・・
(メニューには、〝エビ、シブレット、卵・・・〝とありましたが、
シブレットはつまり、ニラのことだと)

その気になるニラ風味を断ち切るべく(?)
食べるラー油的なものをたっぷりと。
ここのエビ餃子の問題ではなく、
私の問題です!


体調もですが、
西洋の環境の中で
アジア特有のニンニク味などが出てくると
癇に障ることが多い。
そのあと、どんな料理を食べても
口の中にニンニク味が残っていて邪魔、
ワインも堪能できない、
などの理由から。





最近拡張したばかりの店内。
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広くなってもやっぱり混むので(人気店!)
午後1時〜2時を外して来店すると
良いです。




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外で待つ人もいるんですよ!!
それも時間によっては大勢!!





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Ravioli Chinois Nord-Est
11 Rue Civile
75010 Paris
営業時間:11時〜22時30分
定休日:水曜





すぐそばにはこんなお店も!
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豆腐専門店! 
ここで作って、売ってます!!
この店については、また別の機会に。



この通りには
「香港ってこんな感じ?」と思わせる構えの店が連なっていて、
『千と千尋の神隠し』の釜爺がいそうな
薬屋さんなんかもあります。




中国パティスリーのお店も。
奥が工房。

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これ、なんでしょう?
カレーパンに似ているような??



でも、ベルヴィルは
中華街だけではありません!
ベルヴィル大通りを南下してゆくと、
あら不思議!
チュニジアかモロッコへたどり着いてしまうのでした!
そうです、アラブ人街です!

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アラブ菓子の店。
好きです〜〜
甘すぎる甘さが取り柄のアラブ菓子♪



そして
こちらのレストラン、
コバルトブルーの地中海に面しているとしか思えない
抜群の解放感ですよね!
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ミントティーを出すカフェや、
クスクス、タジンのレストラン、
強烈な塊り肉を得る肉屋などが
ずーーーーっと続きます。




そんなベルヴィル大通りには
毎週火曜日と金曜日
マルシェが立ちます。

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マルシェにも
メディナ的ムードが漂い・・・


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歩いていると
どんどん試食させてくれる。
この辺の気前良さは
さすが、暖かいアラブの気質だなあと。

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この白い瓜のようなものは
「モロッコのメロンだよ」と。
(そして下の緑の方が、スペインのメロンだったはず・・・
たった5日前のことなのに、もう忘れている!)

白くて、瓜みたいで、
どうせ味もしないんでしょ〜
と思ったら、
だいぶ甘くてびっくりしました。
食べてみないとわからないものです。



日差しが強く、ピンボケですが・・・
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♪異邦人〜
の歌が聞こえてきそう。

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大通りにずららあーーーーーっと
かなり大規模なマルシェです!
変わった野菜や果物の他に、
ナッツや干した果物のスタンド、
オリーブ漬けのスタンド、
スパイスのスタンドなどが並び
とってもオリエンタル!



そんなベルヴィル大通りに、
パリのゲストハウス(ホステル)レ・ピオルは
あるのでした!!

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レ・ピオルについては→こちら!





初めてのパリで
ベルヴィルに行きたいと思う人は
そういないと思います。


それでも、異文化を排除することなく
受け入れ、取り入れ、
しかもその異文化がこんなに旺盛に盛り上がっている側面が
パリにはあるんだ、と
知ってもらえたらと思うのでした。
実際に行かなくてもいいですから!笑





*****


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Commented at 2016-08-30 16:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by keikosuminoleb at 2016-08-30 16:19
> 鍵コメさま、

コメントありがとうございます!
日本の雑誌等では「デルソー」と表記されることが多いようですね、
私の日本の友人らもそう呼んでいました。

フランス流の読み方だと「デルス」なんです。
どちらに統一するのがいいのでしょうね、
フランスの店だからフランス流の呼び方(読み方)に合わせるべきか、
私のブログは日本人向けだから、日本で今主になっている呼び方に合わせるべきか。


Commented by keikosuminoleb at 2016-08-30 16:27
> 鍵コメさま、

追伸です。
考えた結果、関根拓さんご本人がカタカナ表記時には
『デルス』と書いていらっしゃるので、
私もそれにならうことにしました。
変更せず、『デルス』で行きます!
ご理解いただけますと幸いです。
Commented at 2016-08-30 23:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by keikosuminoleb at 2016-08-31 03:23
> 鍵コメさま、

関根拓さんのお料理の大ファン!
私もです!!
仲間ということで、どうぞよろしくお願い致します!!!

彼、フランス女性からも人気なんですよ〜〜〜
って、「料理のファン」でしたね、そうそう、あくまでも料理の・・・
でもかっこいいですよね〜、関根さん!



Commented at 2016-08-31 17:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by keikosuminoleb at 2016-08-31 23:58
> 鍵コメさま、

もろもろ、全く同感です!

料理は知性だと思います。

話はずれますが、エレガンスも知性だと思うし、
もしかすると何事も
聡明な頭があってのことなのかもしれませんよね・・・

あと、知性は顔に出ますよね!


Commented at 2016-09-01 23:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by keikosuminoleb at 2016-09-02 03:58
> 鍵コメさま、

エレガンスは知性、
これは、パリマダム達と付き合いながら実感し、
以来そう確信しています。

人は歳をとるものだし、それは当たり前のことだから、
例えばハリウッドセレブのように美容整形を繰り返して
時間を相手に戦っても、最終的には人間が負けますよね。
そういう自然のことを知性でもって受け入れて、
その時その時の自分とうまくやっていく、
そして可能な限りいい状態でいる、そういうことなんだと教えて貰った気がします。

なんてまた長くなりましたー!



by keikosuminoleb | 2016-08-30 00:41 | FOOD | Comments(9)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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