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パリ在住21年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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パリ一人旅。なぜ海外旅行をするのか。

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旅行について考える機会が
最近、ちょくちょくありました。

旅行の意義や、
人が旅にかける思い、期待すること、
などなど。



今年のゴールデンウイークに企画した
ショコラティエのパトリック・ロジェさんのアトリエ訪問(こちら!)には、
産まれて初めての一人旅をして
参加してくださった方がいます。
50代、主婦・・・
仮にOさん、と呼びましょう。


Oさんは、
去年、東武トップツアーズが履行した
つまり、パリは初めてではないものの、
国内旅行も含め、一人旅は初めてです。


ホテルと航空券がセットになった自由旅行ツアーではなく、
自力で航空券を予約し、ホテルを選び、
パリに到着したらしたで
CDG空港からホテルまで一人で移動、
ホテルのチェックインも自力・・・!

本当に、(僭越ですが)よくやった!! と思います!




去年のサロンデュショコラツアーの際に、
Oさんは、
家族やお姑さんが
「いいよ、行ってきなよ」と
旅に出してくれるんだと知った、それがわかった、と
話してくれました。
そして、
「あのツアーの思い出を心の糧に、今日までの毎日を頑張れた」と。
「だから、今回のアトリエ訪問も
自分にとっては譲れないイベントだった」・・・



旅行が、「生きる励み」と言ったら言い過ぎかもしれませんが、
まちがいなく、
「毎日を生き生きと過ごす、喜びの源」
であることは確かです。
Oさんにとっては、そうでした。
かつての私にとって、そうだったように!


そうなのです。
大学卒業後
販売の仕事に就いた私は
友達と休みが合わず、それが心底苦痛でした。
友達が休みの時に、自分が働く、という生活。
みんなと遊びに行けず、
飲みに行くことすら楽ではなく、
せめて仕事に打ち込めればよかったのですが
それも違い、
一体何のために日々、やっているんだろう、と・・・

「じゃあ、みんなが休めない時=シーズンオフの値段の安い時期に
一人で旅行してやる!」

と、逆ギレ(?)状態で旅立ったのが
私の一人旅の始まりです。
サイパン、全日フリーのパックツアー、
シングルアップ料金を払っての一人旅。



思えば、
あの頃は、本当に
年に2回の貧乏旅行だけを頼みに生きていた。
(誇張ではなく!)


・・・Oさんと話しながら、
当時のことをありありと思い出しました。
そしてようやく悟ったのです!

「私がこうして、パリで会う日本の友人やお客さまは、
みんな特別な思いを持って
今ここにいるんだ。
ここではみんな、それぞれの夢を実現しているまっ最中なんだ」



そんな最高の瞬間に立ち会わせてもらっている
私は、なんて幸運なんだろう。
心からそう思います。


そして、Oさんが
歩く先々で他の一人旅日本女性(60代、40代など)と出会い、仲良くなって
積極的に世界を広げ、旅を楽しんでいる姿に
感銘を受けもしました。

「日本人女性は頼もしいなあ」

そして、

「中年以降の一人旅は、女性じゃないとできないかも」

とも思ったり。
(ちなみに、Oさんはこれまで
お姑さんを敬い、
家族を置いて旅行するなどありえなかった
献身的な女性です。
自我の強い目立ちたがり屋のおばさんではありません)


ちょっと想像してみても、
私の母(68歳)が日本語一本でパリ一人旅をする様子は
なんとなくイメージできますが、
これが父(73歳)になると絶対ムリ!
海外一人旅なんてできるわけがない、と即判断します。


環境に順応し、変化に対応し、
柔軟にその状況を楽しむのは
女性の方が得意なのでは?
(もちろん女性もいろいろ、男性もいろいろです)


Oさんから聞いたエピソードで
特に笑えたものを
以下、披露しますね。

バトームーシュのディナークルーズで、
年配の日本人夫妻と、新婚旅行のカップルに出会いました。
みんな仲が良くていいなあ、と思っていたら
年配夫婦の奥様が、そっと耳打ちし、こんなことを・・・
「一人旅、いいわね〜。
私は今回、お荷物が付いてきちゃって!
本当にお荷物よ、コロコロと同じよ。
自分で歩いてくれるところが違うだけで!」


わかる! その気持ち!!
私の母に話したら、全く同感していました。
多分、日本の多くの奥様が、同じ考えではないかしら?

娘にこのエピソードを話したところ、

娘「うーん・・・なんでコロコロと結婚したの?
コロコロなんて嫌じゃん」

私「そうだよね。でも結婚したときはコロコロじゃなくて
頼り甲斐のある人だったと思うよ。
だから結婚したんだよ。
それが旦那さんになって何年もやっているうちに
自分のことがなんにもできなくなっちゃうんじゃないかな・・・」

こんな会話に!
頼り甲斐のある男性が、
コロコロに変わってしまう・・・
結婚生活、恐るべしです。


何はともあれ、
大人世代の日本女性は
柔軟だし、頼もしいし、元気で、強いので、
もしそういう機会があったら
ぜひ、一人旅をしていただきたい!
というか、もし一人で旅をしなければならない状況に立ったら
それを躊躇しないで、と言いたい気持ちです。

大好きな家族や、気心知れた友達と一緒の旅行とは
また違った
旅の醍醐味を味わえると思います。
時間の過ごし方も、どこへ行くかも、またどこで何を食べるかも
いちいち全部自分で決める、
しんどくて、自由な旅!
全部の時間が、自分の時間なんて、
それだけで贅沢ですよね。

そして旅行から帰ったら、
家族や友達が、
よりいっそうかけがえのない存在になっているはず。
帰れる、っていいですよね。
待っている人がいるのも。




Oさんを見ていて、これらのことを感じました。

旅行がどんなに、日々の生活を励ましてくれるか。
そして、
日常では出会うことのない人たちと出会って、
使うことのない感性をフルに使う場であるか。
(スリに注意したり!)

帰る場所=日常の、欠点もありがたみも、
旅行を通じて初めてわかることもあるかもしれません。

旅の力って、すごいと思います。










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Commented by kaolulu-nv at 2016-05-28 12:20
一人旅、私も大好きです。
というか、私の場合も一緒に行ける友達がいなくて必然的に(笑)
フリーランス時は好きな時に好きな期間、旅をすることができたけれど、最近会社員になって、それは絶対無理。長くて連続5日の有給が取れればいい方(まだ新人なのでそれも言い出しづらい)で、ちょっと寂しいなと感じています。

でも先日、ブログの読者さんに、西出真一郎という方のフランス紀行文を紹介してもらい、ちょっと考え方が変わりました。この著者は高校の国語教師を定年退職した後、毎年夏に2ヶ月間フランスの田舎を一人旅しているのです!しかも列車+歩き旅。ちなみに男性です。「定年後でも、健康ならばこんな旅ができるんだ!」と希望が持てました。あと15年頑張って働いて、老後は一人旅を満喫しようと決めました。
Commented by keikosuminoleb at 2016-05-28 19:26
> kaolulu-nvさん

このお話で思い出すのは
私の元夫(フランス人)の母のこと。
毎年2回の国外旅行を定例化していて、
旅行友達もいます。
フィガロ紙など、有名な新聞社、雑誌社主催の文化的な船旅が企画され、
それに参加することが多いようです。
作家や教授が招かれ、船上では毎晩彼らのカンファレンスが開催され、
名所旧跡を専門家と一緒にまわる、という。
そんな旅行の伝統があるんだー、と感銘を受けました。

バルト海クリーズとか、地中海、スエズ運河を抜けてアジアへ、など
本当に歴史を歩くような船旅、いいですよね。

義母は、女手一つで5人の子供を育て上げ、
若い頃は大変な苦労をしたと思うのですが
「今こうしてその時にできなかったことを取り戻しているんだよ」と
彼女の子供らは言っていました。
それができる人生もすばらしいと思います。
ちなみに、義母の職業はフランス公立高校の校長でしたよ!
西出さんと似ていますね。

Commented by フランス大好き くりくり at 2016-06-05 17:45 x
いつも楽しく拝見させていただいております (^。^)
一人旅推進派の私
50代後半 主婦です
昨年の秋も何年かぶりに一人旅してきました
行く前はとっても不安でしたが
いやぁ 楽しかった
レストランとか入る時は少し寂しいかもしれないけど
こんなイベント旅に参加するとお友達もできてステキですね

そして コロコロな夫(笑)
こちらとの二人旅もけっこういいもんですよ
コロコロは荷物持ってくれるし、運転してくれるし
カップルだと良い席に案内されるし
って考えようかもしれません(=^_^=)

女同士の気の置けない旅も 夫とのしっとりした旅も
そして ひとり気ままな旅も
旅って やっぱりやめられませんね

日常のありがたみを教えてくれる旅
帰る場所があるから‥

本当にそうだと思います

私は今、次の旅の計画を練っていろいろ情報探っているところ
さて、いつ実現できるかなぁ
その日まで 1日1日を大切に頑張ります (^。^)v
Commented by keikosuminoleb at 2016-06-06 13:54
> フランス大好き くりくりさん

友達との旅も、夫との旅も、一人旅も、
全部できるなんて本当に素敵です!!!
これぞ、多くの人の理想だと思います。

私は数年前に離婚しまして、もう夫との旅や
全員揃っての家族旅行はできないのですよー。
逆に、いま現在私の両親は健在なので、
この事実に感謝しています。

旅で人生全体を振り返る、ということ、ありますね。
そこで一旦見直しをして、心機一転再スタートです!

by keikosuminoleb | 2016-05-26 09:20 | 旅のお役立ち情報・治安 | Comments(4)