【後記】パトリック・ロジェ アトリエ訪問半日ツアー2016
2016年 05月 10日

今年2月、こちらで告知した
パトリック・ロジェアトリエ訪問半日ツアー。
おかげさまで、定員いっぱいいっぱい、
7名様を迎えての催行となりました。
お申し込みくださったみなさま、このご恩は
一生忘れません〜〜〜!
2016年5月4日、
絵に描いたようなの五月晴れ空のもと、
一路パリ郊外のソー市へ。
サンジェルマン・デプレ教会から
約40分のドライブです。
アトリエに到着すると、
ロジェさん秘書のジョアンナさんが
ブルーグリーンのパトリック・ロジェカラーのブラウス姿でお出迎え!
アトリエの庭には
これまたブルーグリーンのスクーター(こちらの最後に出てきます)や、
なんと一人乗りの電気自動車も。
メゾンのロゴをあしらった電気自動車、
ロジェさんの環境への配慮が現れています。
さっそくジョアンナさんの案内で、
旧アトリエから見学スタート!
本来は、ここがアトリエであるべきなのですが、
2014年10月、火災に見舞われてしまったのです。
中に入ると、炭の臭い・・・
出火の原因となった場所は、かなりのダメージを受けていて、
鎮火には、なんと48時間ノンストップの
消火作業を要したのだそう。
「もう直ぐリニューアル工事申請の回答が出るの。
いい返事であるよう、祈っているところなのよ」
と、ジョアンナさん。
工事の許可を得るのに、約2年間もかかっているとは・・・
続いて、新アトリエへ移動。
ここはもともと、
ロジェさんのブロンズ作品の展示場や、
セミナー室があった場所です。
火事以降は、ここがメインの製造現場に。
「この棟があって、本当に命拾いしたわ・・・」
と、ジョアンナさん。
この日は、
1階でヌガー、
2階でオランジェット、
3階でプラリネのボンボン、
4階で・・・(?思い出せません)、
を、製造中でした。
その要所要所で試食をさせてくれる
気前のいいジョアンナさん、そしてスタッフの皆さん❤️
南仏の自社農園(こちら!)のアーモンドを
ローストする前のフレッシュな状態で食べさせてもらったり!
ロジェさんご本人は、
2階のラボで製作に没頭していました。
「フォルムについて研究しているところ」
と、作業テーブルいっぱいに
チョコレートの土手(?)を作り、有機的な曲線を描き・・・
巨大なチョコレートの彫刻の継ぎ目を
どのように埋めて、滑らかにするのか、
軽くデモンストレーションしてくださいました。
「僕の手は冷たいからね。
ショコラティエの手は冷たくなければいけないんだ。
手の温度は必要に応じて変えられるんだよ」
などなど・・・
天才が語った後、みんなで記念撮影!
ロジェさん一流のブラックジョークに翻弄されながら
ワイワイとトークタイムを過ごし、
私は一足さきに庭へ。
庭のテーブルで乾杯の準備です。
しかし皆さん、なかなか降りてこない・・・
実はなんとこの間、ロジェさん自ら
現在作成中のチョコレートの説明をし、
それをパリランデブー社の大沢さんが
丁寧に通訳してくださっていた、という。

参加者一人一人に
サインをするロジェさん。
私がローマ字で名前を書いて渡すと、
ロジェさん、「日本語で書く!」と主張。
ひらがなで宛名を書いてくださいました。

ソー本店に到着!
ここからパトリック・ロジェの歴史がスタートしたのです。

平日の昼間だというのに、ひっきりなしに来客があり
「でも今日はまだ静かなほうよ」と販売の方のお話。
すごい人気ですね!

5月のスズラン!



なんと特別に
ショップの奥にも通していただきました。
ここが、創業当時から4年間、アトリエだった場所です。
小ささにびっくり!


↑
オンラインショップの発送品を目撃!
オンラインショップを利用すれば
日本にいながらにして、フランスからお取り寄せができます。
詳しくはこちらを!
ショッピングの後は、ソーのマルシェへ!
なんと、古き良き屋根付きマルシェ!

まるで南仏。
カンヌのマルシェを思い出します。









ソー公園の歴史に関する説明は、
フランス政府公認ガイドでもある
大沢さんの担当です。

もしかすると、一番喜んでいたのは
私かもしれません・・・
不安になってきましたよ。
ただ一つ、自慢できることが!!
パトリック・ロジェ秘書のジョアンナさんが
こう約束してくれたのです。
「アトリエ訪問ツアーを受け入れたのは
今回が初めてで、つまり恵子が最初のジャーナリスト。
たぶん今後、イスラエルの人気ブロガーの
アトリエ訪問企画も受け入れると思うけど、
その二人でストップ!
今後、この二人以外はNOよ」
なんとまあ、ありがたい特権を得たことか!
企画してよかったです〜〜〜

&
2014年トップツアーズ『サロンデュショコラパリとベルギーの旅』で
アトリエ見学を予定していたのにもかかわらず
火事で流れた計画を、
こういった形で実現でき嬉しいです。
【お知らせ】
今回ご参加くださった皆さんが、
パトリック・ロジェさんの審美眼に圧倒されていました。
そんなロジェさんのご自宅に伺い、
チョコレートを使った大人のおやつタイムのシーンを
取材させていただいたことがあります。
→家庭画報特選delicious(2009年5月号)家庭画報『デリシャス』では、他にも
ラデュレのイメージマーケティングコミュニケーションディレクター
サフィア・ベンダリ・トーマスさん、
人気パティシエのセバスチャン・ゴダールさん、料理アトリエ『エスプリキュイジーヌ』と
レストランNA/NA 主宰兼オーナーのナタリー・ニコラさん、
みなさんのご自宅にお邪魔して、
素敵なおもてなしのシーンを展開していただきました。
毎回レシピ付きです!
フランスのアールドヴィーヴル、アールドターブルを
存分にお見せできたこの特集、もっと続いて欲しかった。
家庭画報『デリシャス』(リニューアル版)は
季刊誌として、2009年に発売されました。
サフィアさんの『気のおけない友人とデジュネのテーブル』
Delicious Summer vol.2 デリシャス 夏号(家庭画報特選)
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セバスチャン・ゴダールさんの『アーバンピクニック』
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家庭画報特選delicious(2009年夏号)←楽天からお取り寄せ
Delicious vol.3 デリシャス 秋号(家庭画報特選)
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ナタリー・ニコラさんの『家庭で祝うノエルのテーブル』
Delicious vol.4 デリシャス 冬号(家庭画報特選)家庭画報特選delicious(2009年冬号)←楽天からお取り寄せ
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by keikosuminoleb
| 2016-05-10 05:19
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