SANAA手がけるサマリテーヌ 工事中
2016年 04月 26日
この夢のような改装計画も、
まずパリ市の許可を得る段階で手間取り、
そのあとは市民団体の反対で中断。
予定より、えらく時間がかかっています。
だからこそ、気になるのです
「今、実際にはどうなっているのかな?」と。
石の街、パリにそびえるクレーン。
なんだか・・・萌えます!
オスマン建築の屋根や煙突との対比に
なぜかグッと・・・
足場の奥に見える外壁は、
アールヌーボーの特徴である植物文様。
修復され、輝かんばかりの美しさ!
もう同じものを作ることはできないから、
労を惜しまず(予算もかけて)保存するのですよね。
スクラップアンドビルトにNOと言える
パリ。立派!
向こうはセーヌ川。
そしてこの、ずらりと連なる
オスマニアンのアパートの向こうは、レ・アル。
最近新しく生まれ変わったレ・アルです。
新レ・アルの様子は→ こちら!
パリは「屋根のない美術館」と表現できるくらい美しい古都ですが、
同時に、現代人が活動する世界有数の首都でもある。
その両方をこれだけ上手く同居させた実例は
そうないのでは?
ロンドンもいいですよね。
ロンドンの方がよりダイナミックで、
パリの方がより「保存」を優先している感はあります。
(あちらには国王が現存するけど、
こちらにはもうないから、残せるものは頑張って残そう、という意思?)
それにしても、この工事現場を見ながら
『バービー展』以上に気持ちが上がったのは
どういうことでしょう?
もし今、パリを旅する友人がいたら、
ここを見せたいくらいです。
「歴史に立ち会う」「歴史を目撃する」
ような価値がある気がしますよ!
おまけ:レ・アル。
公園部分は今も工事中です。こちらも新旧。
【お知らせ】
19世紀半ば、時の政治家ジョルジュ・オスマンによって進められた
パリ改造。
この時に、ファサードの装飾や建造物の高さが統一され
現在のパリの街並みが生まれたといいます。
そしてパリジャンは、今もこの景観を守る努力を惜しみません。
ということは、パリのど真ん中に、新築物件はありえない!
家探しがそのまま、中古物件探しということになります。
引っ越しにはリノベーションがつきもの。
そんな彼らの常識を、レポートさせてもらいました。
DIYリノベーション派と
プロに依頼する派、
2つの実例も紹介しています。
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Marie
at 2016-04-26 01:40
x
わあ〜!
実はワタシも、半定期的に(笑)サマリテーヌの工事を見に行っているひとりですので〜もんのすごくお気持ちの高揚が、自分のコトのように伝わってきます…
サマリテーヌのリニューアルを、本当にずーっとずーっと楽しみに待っているいちファンとして。
今回のテーマは、脈拍が倍になるくらい興奮しました!ありがとうございます。
いつもrue de Seine付近にいましたので、ココは毎日、いえ1日に何回も通っていました…
当時。Bon Marcheよりカジュアル、Printempsより気取らず、なのになんでも揃う…とても頼りになる存在でしたので。建物基礎に問題が見つかり、閉まってしまってからは、ココロから仲良しの友達に会えないのとおなじさみしさを感じていました。
待つ甲斐がありそうなワクワクした予感…あの中央にあった美しい階段や、最上階の天井のようすなど、忘れることができませんもん!
「生きてるParis、生きていくParis」を感じることができ、どんなにkeikoさんがParisをフランス人を愛してらっしゃるかが伝わってきます…
また、ぜひ経過おしらせくださーい!Merci
実はワタシも、半定期的に(笑)サマリテーヌの工事を見に行っているひとりですので〜もんのすごくお気持ちの高揚が、自分のコトのように伝わってきます…
サマリテーヌのリニューアルを、本当にずーっとずーっと楽しみに待っているいちファンとして。
今回のテーマは、脈拍が倍になるくらい興奮しました!ありがとうございます。
いつもrue de Seine付近にいましたので、ココは毎日、いえ1日に何回も通っていました…
当時。Bon Marcheよりカジュアル、Printempsより気取らず、なのになんでも揃う…とても頼りになる存在でしたので。建物基礎に問題が見つかり、閉まってしまってからは、ココロから仲良しの友達に会えないのとおなじさみしさを感じていました。
待つ甲斐がありそうなワクワクした予感…あの中央にあった美しい階段や、最上階の天井のようすなど、忘れることができませんもん!
「生きてるParis、生きていくParis」を感じることができ、どんなにkeikoさんがParisをフランス人を愛してらっしゃるかが伝わってきます…
また、ぜひ経過おしらせくださーい!Merci
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keikosuminoleb at 2016-04-26 03:45
> Marieさん
工事現場の話題に、こんなに共感してくださる方がいたなんて!!
感激です! 笑
実は私、営業していた頃のサマリテーヌは
あまりよく知らないのです・・・
Marieさんではないですが、
1997年にパリに引っ越してきた当時、すぐそばのrue du temple に住んでいたのですが
多分3回くらいしか行ったことがない気がします。
でも中央の階段と、手芸コーナーの充実ぶりはよく覚えていますよ!
あと、最上階のレストランtout paris も・笑
「なんでも揃う」がキャッチフレーズだったサマリテーヌ、
どんな風に再オープンするんでしょうね!
本当に楽しみです!
経過、逐一報告します!!
工事現場の話題に、こんなに共感してくださる方がいたなんて!!
感激です! 笑
実は私、営業していた頃のサマリテーヌは
あまりよく知らないのです・・・
Marieさんではないですが、
1997年にパリに引っ越してきた当時、すぐそばのrue du temple に住んでいたのですが
多分3回くらいしか行ったことがない気がします。
でも中央の階段と、手芸コーナーの充実ぶりはよく覚えていますよ!
あと、最上階のレストランtout paris も・笑
「なんでも揃う」がキャッチフレーズだったサマリテーヌ、
どんな風に再オープンするんでしょうね!
本当に楽しみです!
経過、逐一報告します!!
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kanafr at 2016-05-01 07:40
私も、サマリテーヌのデパートのメンバーカードを作った位なので、よく利用していました。
他の方のコメントの通り、あそこの中央階、段素敵でした。
あそこは、上の階に画材コーナーもあって、1年に一回は、イルドフランスの絵描きさん達の作品即売会なんかもありましたし、地下に生地のコーナーもあって、ブシャラよりお洒落なインテリアのカーテン生地があって、本当によかったんですけどね。
尾篭なお話になりますが、あそこのトイレは一回一回便座を洗うタイプで、他のデパートにはない画期的なものでしたし、又今はプランタンの地下にあるcojeanも、ここの方が、最初でしたし、殆んど同時期にできたボンマルシェ(今はなくなりましたが、以前は地下にありましたよね)のcojeanより、よかったですしね。
外壁のアールヌーボーの絵やあの入り口のガラスの屋根とかがそのまま生かされて復興なんですね。
さすがパリっていう感じですね。
角野さんの記事にワクワクさせていただいています。
他の方のコメントの通り、あそこの中央階、段素敵でした。
あそこは、上の階に画材コーナーもあって、1年に一回は、イルドフランスの絵描きさん達の作品即売会なんかもありましたし、地下に生地のコーナーもあって、ブシャラよりお洒落なインテリアのカーテン生地があって、本当によかったんですけどね。
尾篭なお話になりますが、あそこのトイレは一回一回便座を洗うタイプで、他のデパートにはない画期的なものでしたし、又今はプランタンの地下にあるcojeanも、ここの方が、最初でしたし、殆んど同時期にできたボンマルシェ(今はなくなりましたが、以前は地下にありましたよね)のcojeanより、よかったですしね。
外壁のアールヌーボーの絵やあの入り口のガラスの屋根とかがそのまま生かされて復興なんですね。
さすがパリっていう感じですね。
角野さんの記事にワクワクさせていただいています。
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keikosuminoleb at 2016-05-01 12:20
> kanafrさん
よくご利用されていたのですね、さすがパリジェンヌ・・・
私は今になって後悔しています、どうしてもっと頻繁に出入りしなかったんだろう、と。
当時から天邪鬼で、高級そうなものに拒絶反応を示す若輩者でした・・・
リニューアルを手がけるのがSANAAでよかった!
再オープン、楽しみです!!
よくご利用されていたのですね、さすがパリジェンヌ・・・
私は今になって後悔しています、どうしてもっと頻繁に出入りしなかったんだろう、と。
当時から天邪鬼で、高級そうなものに拒絶反応を示す若輩者でした・・・
リニューアルを手がけるのがSANAAでよかった!
再オープン、楽しみです!!
by keikosuminoleb
| 2016-04-26 00:21
| パリ 街と人
|
Comments(4)