SHOKU-E 「作る人」と「使う人」をつなぐ場、『食会』
2016年 04月 19日
4月17日(日)
食会 Shoku-é のサロンに
呼んでいただきました。
食会は、
料理ジャーナリストで翻訳家の
伊藤文(いとう・あや)さんと、
フランス人デザイナーの
マキシム・シュネイデールさんが主宰する団体。
2013年に発足しました。
その存在は知っていたものの、
具体的な実態を捉えられずにいたので、
今回、文さんに直接質問!
(*HPはこちら→食会について)
「日本のいいものを
ただ並べて見せるだけではなくて、
作る人と、使う人を
丁寧に繋ぎたいと思いました」
と、文さん。
文さんはこれまで、日本の雑誌に掲載される
フランスのレストラン情報・シェフ情報を
たくさん手がけられましたが、
「レストランを評したいわけではないのです」
ときっぱり。
「記事を書くときはいつも、
そこにある文化や歴史、人、テロワールなどに
焦点を当ています。
そのように仕事を続ける中で、
フランスのシェフたちや
日本でもものづくりをしている方々との
多くの出会いに恵まれました。
食べる、ということの本来の意味や、
喜びの本質的なところを
もっと掘り下げたい。
食を通じて、日本とフランスを
別のステージでつなげることができるのでは?
そう思い、プロジェクトとしてスタートしたのが食会です」
今回の会場は、11区のレストランBotanique。
「作る人と使う人をつなぐ」という目的から、
年2回開催されるサロンは
必ず、レストランを会場としているそうです。
会場に足を運ぶ人々は
文さんと親しいシェフたちや
レストラン関係者、百貨店やショップのバイヤーetc。
展示される商品は、
文さんが厳選した、日本の食材や食器類など。
重要なのは、作り手さんも会場にいる、ということ!
ものだけでなく、人も、日本からの参加です!!
文さん曰く、
作り手自身が実際に
フランスの現場を目の当たりにすることで、
予期しなかったような面白いことがたくさん起こるのだと。
例えばこの日はMaruyama Coffee Co., Ltd. のコーヒーに
チーズのミモレットを添えて味わう、
という試飲会があり、
これをテイスティングしたレストラン『Au Bon Accueil』のシェフ、北村啓太山さんが
「チーズをパウダー状にしたほうが
瞬時に香りが広がってより効果的では?」
と提案する場面があったそうです。
作る人と使う人が、実際に出会う場。
それをつなぐ食会。
大予算でもって、メゾンエオブジェに参戦(?)することも、
メディア的に大きなインパクトを与えるという意味では重要だと思います。
でも、実際にその商品を根付かせるためには
食会のような丁寧な取り組みのほうが
ずっと効果的なはず。
第一、来場する面々が皆
「Ayaがオススメするものなら見てみたい、知りたい」という
モチベーションで来ています。
当然話は早いですよ・・・
以下、今回の参加メーカーの抜粋です:
ZUCCa の小野塚秋良さんがデザインするユニフォームブランド。
元オリーブ少女は創業からリアルタイムで憧れたはず!
軽井沢で親しまれ続けて25年のコーヒー豆専門店。
人工関節などに使用されるコバルトクロム合金で作る酒器。
1点1点職人さんの手作り、信じられない座りの良さです。
コルシカ島に本社を構える日本酒販売業者。
我らが日本の獺祭!
会場の様子はこんな感じ。
ボタニック1階
日本酒の試飲他
黄色いスカーフを巻いているのが
獺祭フランスの飯田薫さん。
こんなに優秀な女性を社員に持つ獺祭は素晴らしい!
*****
角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。
by keikosuminoleb
| 2016-04-19 06:47
| イベント & お披露目
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