UAMAMI Matcha Café パリ初の抹茶カフェ オープン!

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マッチャラテ、マッチャのブリオッシュ、
マッチャとホワイトチョコレートのクッキー、
マッチャチーズケーキ、
フィナンシエとゆずクリーム。


今年3月半ばに
パリで初めての抹茶カフェがオープン!
場所は、 “ 北マレ ” と呼ばれるパリ3区。
レピュブリック広場からすぐのエリアです。


「日本のカフェというわけではなく、
日本文化の発信を目指しているわけでもありません」

と、経営者のジャン・ベガンさん。

「そうではなく、NYスタイルのカフェ文化と
抹茶というキーアイテムを、同時に提供したいと思いました」


なぜフランス人のベガンさんが
抹茶カフェ? 
そう思いますよね。

この仕事を始める前、ベガンさんは
ヴァニラの輸入の仕事を手がけていました。
2014年11月に独立し、
UMAMI PARIS というユニークな名前の会社を創業、
日本食材専門の輸入業をスタートします。
そしてその約1年半後、
日本食材のセレクトショップ UMAMI PARIS と抹茶カフェを併設した
UMAMI MATCHA CAFEをオープン・・・
というストーリーでした。


「もともと、僕自身が
日本の食材を使って料理をするのが好きなんです。
美味しいし、体にもいい。
醤油だけでなく、昆布や味噌も常備していますよ。

と言っても和食を作るのではなくて、
定番のフランスの料理に日本食材を取り入れています。
例えば、昆布を水に漬けておいて
その出汁をかけながらローストチキンを焼いたり。

ですので、ここで販売するの日本食材も
普段の自分の料理に取り入れてほしいのです。
和食を作るためだけに、わざわざ揃えるのではなくて」



ほほ〜。
てっきり和の殿堂(?!)を狙ったカフェだと思っていました。
だいいち、日本人経営だと決めつけていましたよ!!
私の想像は、すべてハズレたというわけです。

ではご一緒に
ウマミマッチャカフェ、ご覧ください!





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カウンターに、備長炭と水。
これは無料です。
(最近フランスでは『無料』がトレンドですよ! そう思います!!)
写真の女性はバリスタ。マッチャラテを作成中。



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広々とした開放感いっぱいの空間に、
大小のグリーンが点在しています。




店内はゆるやかに仕切られていて、
壁の向こう側にUMAMI PARISのショップがある、という仕組み。
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こちらがUMAMI PARIS。
ガラス張りのドアを開けて店内に入ると
右側がこのショップ。
(左側に開放的なカフェが広がっています)
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写真の男性が、ジャン・ベガンさんです。



さすがフランス人のセレクト!
と思わされる商品たち。
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このほか、瓶入りのジュースなども
ジャケ買いしたくなるものばかり。




そして! 発酵食品!!
最近注目されていますよー、フランスでも!

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つい興奮して、発酵系のものばかり撮影してしまいましたが、
海苔、ゆず、蕎麦、などなど、一通りあります。
しかもかなり厳選されている印象・・・
六本木ミッドタウンとかにありそうな品揃え、というと変ですかね?

そして嬉しいことに、お値段が比較的お手頃なのです。
日本のものは何でも、パリに届いたとたんに
とても値段が高くなりますが(空輸、税関etc 当然ですよね)
UMAMI PARIS は自分たちが輸入業者なので
中間業者を通さない分
値段を抑えられるとのことでした。


でも、どうしてヴァニラを扱っていたフランス人男性が、
いきなり日本食材を??

実は、ベガンさんのおばあさまは
フランス人最初の、生け花の師範だったそう!
「草月流です。
僕も8歳から、毎週生け花の教室に通っていたんですよ」

日本と全く無関係に育ったわけでは
なかったのですね〜。


それにしても、ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさんにしても
ウマミマッチャカフェのジャン・ベガンさんにしても、
フランス人日本文化ビジネスをしているという事実が
とても印象的で、興味深いです。
(*ラ・メゾン・デュ・サケ→ こちら!



・・・
考えてみれば、私たち日本人も
オリーブオイルを買ったからと言って
必ずしもイタリアンを作るわけではありません。

そういう風に、日本食材や日本酒も
フランスの一般家庭の普段の料理の中に
入り込んで行く日も、そう遠くないかもしれません。
お醤油はすでに、日本家庭のオリーブオイルくらいには
フランスでも一般的ですしね。




22 rue Béranger
75003 Paris
営業時間:8時30分〜18時30分(土曜は9時30分〜)
定休日:日・月曜



PS:
マッチャラテは、豆乳バージョンもオーケーでした!
水は無料だし、
なんだか涙が出そうです〜!!




PS2 :
UMAMI PARISの棚でひときわ目を引いた、山壽杉本商店のティーバッグ。
手触りの良い紙で、品良く包んだ日本のお茶。
ふと手にとりたくなります。
素敵なアプローチだと思いました。
以下、アマゾンからご注文いただけます。


山壽杉本商店 お守り型 ティーバッグ 7個入り ワンサイズ 柳三色 香ばしほうじ






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by keikosuminoleb | 2016-04-16 06:32 | パリで抹茶 | Comments(0)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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