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Le Monde 19 mars 2014 sur la musique numérique - 世界の音楽業界、足かせはAKB48?

Le Monde 19 mars 2014 sur la musique numérique - 世界の音楽業界、足かせはAKB48?_a0231632_19371891.jpgSelon Le Monde mercredi 19 mars
2014, l'industrie musicale mondiale
a bien repris la révolution numérique
et est en train de rétablir
leurs chiffre d'affaire…

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2014年3月19日の
ル・モンド紙にみつけた
笑える(失礼)情報。
世界の音楽業界、長年不振続きでしたが
デジタル化の波に上手に乗って、現在
業績を回復しつつあるとのこと。




… le problème que le Japon, le deuxième marché planétaire,
s'attache encore et toujours sur les supports physiques
d'où la cause de la résultat insatisfaisante de l'an 2013…
Stéphane Laure, journaliste, aborde même sur la phénomène de
AKB48, groupe d'idoles de 48 filles,
qui vend leurs disques avec des cadeaux
alors leurs fans achètent 20 exemplaire du même disques !

Oui, on 'est vraiment particulier les japonais!

J'ai appris grace à cet article de Stéphane Laure que
le Japon, en 2013, a connu 268000 vinyles vendus
contre 102000 en 2009…
Cela doit être le seul pays au monde…

Je suis vraiment désolée pour le marché mondiale de l'industrie musicale
si nous, les japonais, sommes la cause de la mauvaise chiffre d'affaire
mais cela me fait sourire de savoir que le Japon reste un pays bizarre :-)

Le Monde 19 mars 2014 sur la musique numérique - 世界の音楽業界、足かせはAKB48?_a0231632_19395563.jpg

ダウンロード、ストリーミングの需要が大幅に伸び(2013年シェア39%)
明るい兆しが見えているそうです。
が、そんな大切なときに、
世界第2位の市場である日本(!!)が
あいもかわらずCDにこだわって
世界的に遅れを取っているため、
2013年の結果を見ると飛躍的な巻き返しとならなかった
、云々。
(ジャーナリスト:Stéphane Laure氏)

日本人がCDにこだわる理由として、

AKB48等のグループが、プレゼント付きでCD販売していること
(そのせいで1人のファンが同じCDを20枚買うこともあること)

カラオケの発明国であるがゆえ、歌詞カード需要が高いこと

レコード業界全体に、デジタル配信を拒む姿勢があること

があげられていました。
(ジャニーズの音楽はiTunesに無い、と言いますし・・・)

日本はアメリカに続く、世界第2位の音楽市場・・・
そしてその日本がデジタル化の波に乗り遅れていることで、
世界の音楽業界全体の2013年の成績が不振に終わった、という・・・
だとしたら、48人でチームを組むお嬢さんたちの集まりも
ずいぶん罪な存在。

「日本は特殊」
と、インタビューされた関係者たちが、口を揃えているのも面白いです。
なんでも日本は世界で唯一、LPレコードが「死んでいない」国で、
2013年は268000枚が売れたとか。
2009年は102000枚、逆に伸びてます!

面白いなあ、日本!
独自の道を進み続けてくれ! 
エールを送りたくなりますよ!!


追記:
仏『ル・モンド』紙のこの記事によると、
2000年にデジタル化の波が押し寄せて以来、
業界全体が業績不振に悩まされ続けたものの、
昨年、ようやく、13年ぶりに
世界最大手各社は前年比割れを回避したとのこと。

ユニヴァーサル(業界1位世界シェア30%)では、
デジタル部門の収益が、CDの売り上げを上回ったそうです。

ラテンアメリカではデジタル化の伸びが著しく、
ペルーでは149%増、
コロンビアとベネズエラでは85%増。

しかし日本の2013年の成績は、マイナス16,7%。
原因は、上にも書いたように、
相も変わらずCDの売り上げにこだわった商売をしているから、
という分析でした。

ビヨンセは、2013年12月に発売した5枚目のアルバムを、
まっさきにiTunesで発売したのだそうですね。
CDとしての発売は、その数日後。
広告もいっさい行わず、
SNSのヴァイラルマーケティングのみで、
にもかかわらずこのアルバムは
今までのキャリアで最も快調な滑り出しを見せ、
発売1週間目にはミリオンセラーを越えた、とのこと。

「技術は変化しても、音楽は存在し続ける」
と、IFPIの代表者の言葉。


でも・・・
日本のAKB48は、発売日初日にダブルミリオンでしょう?
やっぱり特殊だ、日本・・・

それはひとまず置いておいて、
日本も他国並みにデジタル部門が伸びていたら、
2013年の国内業績マイナス16,7%という結果には
なっていなかったかもしれません。




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Commented by kaolulu-nv at 2014-03-21 23:16
CD派の私には大変興味深いお話です(笑)

今の若い子たちが、本当にCDを買っているのかはわかりませんね。iTunesではなく、「着うた」などでスマホにダウンロードしているのかも…(私はスマホを持っていないもので…)
日本の音楽界も出版界も、少しずつデジタル化の波に乗ろうとはしていますが、音楽会社や出版社はウンと言いつつもまだまだ抵抗を感じています。「見た目にこだわる」国民なのかもしれません。

それと、日本では物流がかなり発達しているというのもデジタル商売普及の足かせになっているのでしょう。パソコンでぽちっと注文すれば、本でもCDでもなんでも翌日には届くのですから!!(食品なんて当日届く!)家にいなくても時間を指定したり、届け先をコンビニにしたり、確実に受け取ることができますものね。
Commented by keikosuminoleb at 2014-03-22 00:55
*kaoluluさま、
確かに日本の宅配システムは世界一のきめ細かさ!
ここ、ステファン記者にも注目してもらいたかったな・・・
“レコチョク”の事は書いてありました。
それから今年秋頃、世界最大手のデジタル配信会社(スウェーデン)が
日本向けに特別に開発したシステムでもって
列島の市場に参入するそうです。

日本はテクノロジーの国なのに、
子どもや若者のパソコン利用率、スマホ利用率が低いから
音楽業界のデジタル化もイマイチ・・・
ということもあると思います。

しかしやっぱり
若者がCDを買う最大の理由は、ステファン記者の指摘するように
“オマケ”だと思いますよ!
ポスター、ファン感謝イベント、握手券、
いろいろ付けてますよね!!
Commented by kaolulu-nv at 2014-03-23 09:18
オマケ、最近は大人向けの雑誌も異常なことになっています(笑)
そうそう、AKBさんたちは48人だと思っている方が多いのですが、実はもっともっとたくさんいらっしゃいます。
Commented by keikosuminoleb at 2014-03-23 18:27
*kaoluluさま、
そうそう! 雑誌のオマケ!
これもほんとに・・・
「オマケを買うと雑誌が付いてくる」なんて言われてましたよね。

48人以上いることは、日本から遠く離れた私も知っていました。
あと大阪や名古屋、乃木坂などなど
いろんなところに同コンセプトの団体がある、ということも・・・
しかも彼女たちが、日本の年間シングル売り上げトップ10の
ほとんど全ランクを埋めているということも・・・
(48人コンセプトの皆さんと、時々ジャニーズ)

15歳の娘が教えてくれるもので・・・
by keikosuminoleb | 2014-03-21 20:50 | Paris & parisien 街と人 | Comments(4)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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