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パリ在住20年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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寿司Bでランチ!

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パリで寿司と言えば、ミシュラン1つ星
花田雅芳シェフ sushi B !




前々からとても気になりながら
なかなか行く機会がなかったこのお店に、
昨年、ようやく、ランチに。
ランチなら、58ユーロ〜 食べられます。
1つ星で58ユーロ、というだけでコスパ十分、
加えて、パリではめったに食べられないクラスの
お寿司なんですから、言うことなしです!



ちなみに、ここ、
昨年2017年12月に発売された英仏バイリンガル雑誌『TLmag』で
取材させてもらっています。→こちら!




インタビューをさせていただいたのは
2017年夏。
お話を伺いながら
花田さんのお人柄に引き込まれました。




なぜパリで寿司なのですか?

だって、いまやパリでは日本人シェフが大活躍で、
彼らはみな、フランス料理をしています。
そんな中で、なぜわざわざ和食?
寿司なら日本でやった方がいいのでは??


・・・などなど、素朴な疑問をそのまま
投げかけました。





花田さんは答えました。


「自分がきっかけになれば、と思っているんです」

「自分の料理を食べた人が
もっといろんな和食を食べてみたいな、と思ってくれたり
日本へ行ってみたいな、日本のことを知りたいな、と思ったり。
そういうきっかけになれればと」


それは、なぜ?


「九州の師匠への感謝であり、
自分が日本人であること、日本に生まれたこと、
福岡に生まれたことへの感謝です」



だから、自分から海外へ出て行って、
より大勢の人に寿司を作りたいのだと。
日本の良さを伝えたい、と。


夢は、100%フランスの食材で作る寿司。
フランスの魚、フランスの米、フランスの海苔・・・
フランスの漁師たちや市場で働く人たちも
花田さんのような料理人とのやり取りの中で、
だんだんと魚の鮮度を理解し、
質のいい魚を流通させる術を
試行錯誤するようになってきているのだそうです。

そんな地道な努力を
料理人自らがしていたなんて。

海苔や昆布も、
ブルターユで頑張っている生産者さんたちがいるのだとか。



「ある料理が、その土地に受け入れられて浸透し
根付くためには、
その土地の食材を使うことは絶対に不可欠だと思うのです。
そうやって、生産者も一緒に
地元ぐるみで盛り上がって行かなくては」





確かに。

本当にそうですよね。

そう思います!



インタビュー中、
「僕だけじゃなくて、先輩の皆さんやっている事ですから」
と、終始控えめだった花田さん。
それでいて、当然ですが、
自分のやりたい事、やるべき事が明確で
意志の強さが眼光に現れていました。



そんな花田さんの作る
パリ最先端のお寿司、
芸術でしたよ!!





1品め、揚げ胡麻豆腐。
これは必ず出てくる定番。
もちろん自家製、手作りです。

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カニとウニの一品。


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あとは説明しません。
手の込んだ1つ1つを、
とくとご覧くださいませ。


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以上、
前菜からデザートまで、
充実のランチでした。


後で人から聞いたところによると、
sushi Bのお寿司は量が少ないという意見もあるそうです。
が、私たち(フランス女性と私)は、
「食べ過ぎた〜!」と言いながら店を出ました。




いつも思うのですが、
じっくり作られた料理は
たとえ少量でも十分、お腹がいっぱいになる。
それはつまり、「満たされる」からだと。

反対に、
自分がズボラで
面倒くさー! とテキトーに茹でたスパゲティーなんかは
山のように食べちゃうんですね。
(私だけじゃないですよね?)




今こうして写真を見返していても、
本当に、凝ったお料理だと思います。
あーーーーーーー、また食べたいーーーーーーーー!!!!!







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この日、私たちの隣には
食ジャーナリストと思しき女性2人が
食事をされていました。
上のカットは、その彼女らとの撮影シーンです。






たった8席だけの、食べるポエジー。

美食の俳句。


特別な時間でした。
ごちそうさま。










【お知らせ】
今年のゴールデンウイークのご予定は?
パリ滞在を計画中のみなさま、
ショコラティエのパトリック・ロジェさんのアトリエ訪問に
ぜひご参加ください!







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# by keikosuminoleb | 2018-02-16 17:48 | FOOD | Comments(2)