keiko's paris journal <パリ通信 - KLS> keikoparis.exblog.jp

パリ在住20年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


by KSL
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<   2017年 03月 ( 6 )   > この月の画像一覧

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La Maison d'à côté ラ・メゾン・ダコテ(すぐそばの家)という名前の
レストラン。

ロワールの城巡りで有名な
シャンボール城のすぐそばにあるホテル・レストランに
昨日2017年3月29日、
行ってまいりました。






シェフのクリストフ・エさんは
まだ30代(と言っても今年40歳になるそうですが)の若手ですが
フロリダのレストラン『ポール・ボキューズ』で
シェフを務めた実力派。
その後パリでも腕を振るい、
2015年、
生まれ故郷ロワール地方のこのホテルを購入して
自身のホテル・レストランをスタートしたのだそうです。
そしてあっという間に
ミシュラン1つ星を獲得!


この日は南仏リュベロンはDomaine de Capelongue
ドメーヌ・ド・カペロングのシェフ
エドワール・ルべさん(2つ星)を迎え
連弾で奏でるランチを披露。
その前に、二人揃って野草摘みに出かけました。

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ホトケノザですね。
フランスのは日本のに比べて
だいぶ大きい。


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他にも
名前を知らない草花たちが・・・
どれも、摘んだその場で味をみていました。




こんな景色の中!

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やっぱりフランスは
田舎が美しいです。




白い花をつけているのは、りんご?
プルーンかもしれません。


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小川の水も清く澄み切って透明。

水の中の葉っぱはクレソンかな〜

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手前にぼうぼうと茂っているのはイラクサ。
オーガニック食材の人気者。
これが雑草なのですから
贅沢な話です。



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クリストフさんご自慢の自社菜園も見せていただいて、
(あいにくこの季節は準備段階で
野菜の姿は全くなし)
いざ、ホテル・レストランへ移動・・・




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モンリヴォー、という小さな小さな集落。


教会の裏側が、ラ・メゾン・ダコテ。


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どうしてこんなところに?
と思うような、なーんにもないところにある
ミシュラン一つ星レストラン。


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中に入ると、すぐに
い〜い匂い!!!



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それもそのはず、キッチンが全開!

単なるオープンキッチンではなく
ホールからそのまま筒抜けの
地つづき状態!!


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調理台にくっついたテーブルもあって
そこは2名のみの特別な席でした。
シェフズテーブル、というやつですね。


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ワインセラーもこの通り。
テーブル席から筒抜け!


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左がDomaine de Capelongue
ドメーヌ・ド・カペロング
エドワール・ルべさん。
右がクリストフさん。

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クリストフさんが今、
土地の食材と生産者に密着した
仕事をしているのは、
8年前、エドワールさんとの出会いがあったから。
生まれ故郷の食材に誇りを持って
その魅力をみんなと分かち合いたい、
伝えたい。
そんな思いで料理をしていることが
よくわかります。



で、この日の朝
二人がロワール川で釣った魚が
アペリチフのテーブルに!


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地産地消のアペリチフ!

シャンパンではなく、ロワールのクレモン(発泡ワイン)。



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この頃ちょくちょく実感するのですが、
クレモンが本当に美味しくなりましたね!
作り手たちの
努力の賜物なのだと思います。



ロワールの川魚をすり身にした
かるーいフリッター。

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先ほど摘んだホトケノザ!

この他にも、ソーセージは
この地方で養殖されたカモだったと。



テーブルへ移動しましょう。





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テーブルクロスをかけない
モダンなセッティングです。




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バターはボルディエ。
パンも美味しかった〜!!






アミューズもロワールの川魚のオンパレード。
それぞれの魚の名前を
ちゃんと控えておくべきでした。
(これがなかなか難しい。言い訳ですが)

一般的には骨が多すぎで使われない雑魚なども
丁寧に調理するそうです。

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岩に見える小さいディスクの
中は、魚ベースのクリーム。




こちらもアミューズ。
なめらかなクリームの中に
ポーチされた魚が隠れていて、その
クリームに一工夫あり。
乳脂肪ではなくて、味そのものが濃厚で、
とろみはゼラチン的なものでつけた感じ。

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そして前菜1皿目!
クリストフ・エさんによる
Mulet de Loire Mariné à la violette

ロワールのボラ、スミレ風味


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魚の味はほとんどなく
透明感を感じさせるテクスチャーだけ。
風味はふんわりスミレの香りのみ。
ずいぶん繊細です。


合わせたワインはオルレアンの
シャルドネ100パーセントのこちら。

Orléans 2014
"Excellence"
Clos Saint Fiacre


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2皿目
エドワール・ルべさんによる
Soufflé d'écrevisses Gratiné

川エビのスフレ


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ソースにスピルリナが入っています。
南仏リュベロンにも
スピルリナの生産者が増えているとか。




合わせたワインは、リュベロンのこちら。
エドワール・リュベセレクション
AOP Loberont 2015
"Grenache blanc"

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白い花の香りのするワイン!
南のワインはやっぱりインパクトがあります。





3皿目、
クリストフ・エさんによる
Esturgeon de sologne

ソローニュ川のチョウザメ!




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フランスには
キャヴィアの養殖が盛んな地方がありますが、
チョウザメの身を使った料理は初めて。

これが美味しい!
「白いマグロ」とでも表現したい
肉っぽい身。
キャヴィアだけじゃなくて身も
流通すべきだわ!!
(もしかしたら調理に手間がかかるのかもしれませんが・・・
この料理では、
魚をコリアンダーの枝で蒸し焼きにしていました)




ワインは
Cheverny 2015
"Louis de la Saussaie"
Domaine de Montcy

写真が・・・
ピノノワールとガメの
アサンブラージュ。






4皿目
エドワール・ルべさんによる
Pintade Rôtie

ホロホロ鳥のロースト


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絹のような舌触りのホロホロ鳥・・・
黒ごまをまとった皮も美味。
そしてはしりのアスパラガス。



合わせたワインは、やはりエドワール・ルべコレクションから

AOP Loberont 2015
"Marselan"



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どうもリュベロンのワインが
好みのようです(私)。
単純で美味しいからかな。




5皿目
クリストフ・エさんによる
Chère du Père Fabre

ファーブル父さんのヤギチーズ

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鏡餅のように盛り付けたヤギチーズのムースに
スライスしたヤギチーズが散らしてあります。
ヤギチーズ、2つのテクスチャー。






合わせたワインは
Touraine 2011
"Coeur de Roche"
Domaine Mérieau


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ヤギにはソーヴィニオンブラン、
ロワール地方の基本!






6皿目
エドワール・ルべさんによる
Oeuf Mimosa Vert comme une soupe

スープ仕立ての緑のミモザ卵



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白いものはホワイトチョコレートで、
中はムース状。
グリーンのスープと一緒に食べると
爽やかなデザートでした。

が、これは賛否両論が分かれました。
若い人たちは感動し、
年配者はデザートと認めない。
すべての人をあっと言わせるのは
大変なことです。



合わせたワインは
AOP Loberont 2015
"Lou Rinardas"

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赤いベリーのような
ほんのり甘い香りのワインで
私は好きでしたが
「このデザートには合わない」との声も。




チームの皆さん!!


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ラ・メゾン・ダコテは
アラカルト以外に、セットメニューもあります。
ランチは3皿42ユーロ、
ディナーは5皿68ユーロ、7皿88ユーロ。

そして、すぐお隣にはビストロもあるので
とても利用しやすい。
2015年のオープン当時は、このビストロだけでやっていたそうです。

ホテルは8室➕スイート4室。
小規模なところが良いですね。

あと、このレストランの面白いところは
キッチンが全開になっていることもそうですが、
クリストフさん自らがオーダーを取りに来て、
料理をしたキュイジニエ本人たちが
テーブルに料理をサーヴするところ。

こんなアプローチ、パリでは見たことがありません。

地方の一つ星、と聞いて
保守的かなと想像していましたが、とんでもない!!
地元に根ざした、面白い活動がされていました!



今年のゴールデンウイークに
ロワールの城巡りを計画されている方、
ホテルとしても
レストランとして、ビストロとしても、
使いやすいいいアドレスだと思います!
シャンボールまで車で5分
ブロワまでは10分です。


17 rue de Chambord
41350 Montlivault

Tél. : 02 54 20 62 30

contact@lamaisondacote.fr




CÔTÉ BISTRO

Tél. : 02 54 33 53 06

contact@lamaisondacote.fr





おまけ:

道中ひたすらこんな感じ。

フランス、豊饒の大地です。

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by keikosuminoleb | 2017-03-30 21:48 | フランスの田舎 / 南仏 | Comments(0)
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2017年3月14日(火)
昨年11月にオープンした日本酒とシャンパンのレストラン
ENYAA エンヤにて開催された
ペアリングイベント。

合わせる日本酒は、諏訪の真澄
長野県のお酒です。
おとなりの県・山梨でも
私世代はみんな
清酒真澄のテレビCMを見て大きくなりました。
(これ本当。今もそうかもしれません)

そんな身近な真澄が、
パリでイベント!!
しかも、宮坂酒造の方にも
会場でお会い出来るなんて!!!
もう楽しみで楽しみで。



宮坂酒造の24代目(!!!)
宮坂勝彦さん
真澄の歴史を端的に説明。
右となりのスキンヘッドの方(長野在住フランス人!)が
それを翻訳。

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宮坂勝彦さんは、ロンドンに1年間
市場調査のための滞在をしていたそうで
英語も堪能。
通訳を通さず、直接ゲストたちとコミュニケーションできるのは
いいですよね。
メッセージがダイレクトに届き、
つながりが強くなります。
ここ、
やっぱり重要だと思いました。




この日のお料理
前菜、スープ、お刺身、天ぷら、メイン、の
5皿に合わせ、
5つの日本酒をペアリング。

ですが、特別に日本から手持ちで持参したという
今年の新酒
『真澄・うすにごり』がまず
ふるまわれました!!

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「この季節、諏訪に舞う
粉雪のイメージさせる新酒です」

と、宮坂さん。

これ、ものすごく好み!
山廃とか生酛とかが好きなのです。
しかし、数の少ない希少品なので、
パリで販売されるかどうかは・・・
難しそう。





お料理 1皿目
帆立、蒸し鮑、春野菜、キャヴィア

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京都仕込みの板さんが作るお料理、

美しいです❤️



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繊細なお野菜に合わせるのは
『真澄 やわらかタイプワン』

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アルコール度数12%未満
軽い日本酒。
前菜やアペリチフにぴったり。

「江戸時代の日本酒は、実は
アルコール度数が7〜8%だったと言われています。
この軽い日本酒は、新しいというよりも
原点回帰の1本です」

そうだったのですか!










お料理 2皿目
清汁仕立、キノコと生ハムとクレソン、トリュフ


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長野県の料理は、
キノコやイノシシなどの山の幸。
それに合う日本酒が、諏訪の真澄。
というわけで、山の幸のスープには
冬のお酒
『真澄 ひやおろし』


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春〜夏に寝かせた
しっかりタイプ。
アルプス酵母使用。

日本酒、というと、お刺身に合わせるイメージがあり、
よって、新潟風の辛口のお酒が
日本で消費される日本酒の80%以上を占めるそうです。
が、山の幸の長野のお酒は、旨みたっぷり
やわらかな甘口。
(甘口、という表現もどうかと思うのですが)

ふくよかでうまいです❤️








お料理 3皿目
鮪の炙りアボガド
仔牛のぶつ切りとアンディーブ

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鮪はもちろんですが、
仔牛がほとんど魚!

「ふぐブツのイメージです」
と、エンヤ共同経営者さんが教えてくださいましたが
本当に、
あの淡白な風味と
あの食感、
あれは魚、ふぐだと思う!!
びっくりしました!




合わせるのは
『真澄 辛口生一本』

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真澄の中でも一番生産量の多い
一番人気の高い銘柄とのこと。
これは辛口で、
真澄の中では異色の一本。
クラシックな、日本酒らしい日本酒。










お料理 4皿目
胡麻豆腐、オマール海老、雲丹海苔巻きの揚げ出し


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華やかな1皿に合わせるのは
『真澄 スパークリング』
!!!

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ラベルもおしゃれです〜!!






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一口飲んで
「これは・・・クレソン!」
と思ったのは私だけでしたが、
確かにクレソンの
青々としたいい香りがしました。

それを宮坂さんにお伝えすると
長野にも清流に自生するクレソンがあって、
それとイノシシ肉の料理に
真澄スパークリングを合わせたことがあるのだそう。

これまで
いろんなスパークリング日本酒を飲みましたが
『真澄 スパークリング』は美味しいこと以上に
インパクトに残る一本。
ふっと鼻腔に昇るクレソンの香り、
すごくないです?

ちなみに
『真澄 スパークリング』は
シャンパンと同様に
2年間の瓶内二時発酵で製造。







お料理 5皿目
チュルボ(カレイ)の備長炭焼き
鴨のロースト山椒醤油

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合わせるのは
『真澄 山廃 吉福金寿』



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王道〜〜〜〜!
風味たっぷりの真っ赤な鴨肉に
深みのある山廃が合いました。

いいですね〜 
フランス食材で作る京料理と
日本酒のマリアージュ、ペアリング!
あの人とあの人に
ぜひ食べさせたい、
あの人にも!! と
浮かぶ顔が絶えません。






最後のお食事は
鶏とシャンピニョンのそぼろご飯、赤出汁、香の物。

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うんまい・・・
(と言ったら全てが台無しになりますが、
本当にうまい!)




このお料理に合わせる、というわけではなく、
特別にプレゼントの1杯として
『真澄 大吟醸7号 山廃』



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7号酵母という酵母は
日本全国で生産される日本酒のほとんどに使われている
優秀な酵母だそうです。
その酵母が見つかったのが
真澄の蔵の中。
1946年の事。

この日、宮坂さんに教えていただくまで
全く知りませんでした。





デザートは、ほうじ茶のブランマンジェ❤️

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黒蜜がまた、よい❤️
カラメルソースではなく、コクのある濃厚な黒蜜。
日本の食材って、
改めて面白いです。




白を着てらっしゃるのが
板さん。

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フランスの食材で創意工夫を凝らし、
京料理を作ることは
難しいチャレンジだと思います。
(仔牛のブツ、とか!!)


一品一品、堪能させていただきました!
ごちそうさまでした!





左が、宮坂酒造24代目
宮坂勝彦さん!
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このパリでのイベントの後、
オランダやドイツにも足を運び
精力的に活動をされていました。
日本酒・真澄を知ってもらう活動、
そして、各国の市場を知る活動。




日本の、一地方の、ある酒蔵が、
こうして単独で海外に出て活動することは
ものすごい決断であり努力なのだと思います。
単純に想像するだけでも
かける予算があまりにも大きく、よってリスクも大きい。
それでも、可能性にチャレンジせずにはいられない、
常にその先を目指す精神が
酒造の方々にはあるように感じます。
だからこそ、24代も続いて今なお
存在しているのだと。



私が小さい頃、テレビCMで見ていた真澄を
パリで飲むことができました。
そしてこんなに素晴らしい方々と
お会いすることができました。
お声掛け下さり、本当にありがとうございました。


エンヤには近いうちに
ランチに行こうと思います!
なんでも京鯖寿司を出すとか!
フランスの鯖は、脂がのっていて最高に美味!!
(日本の鯖より美味しといつも思っている)
その鯖を使って、京都仕込みの板さんが作る鯖寿司!!!
食べないわけにはいきません〜〜〜!!




ENYAA
37 rue de Montpensier 75001 Paris
営業時間:
火〜土 12:00-14:00, 19:00-22:00
日曜 13:00-19:00
定休日:月曜

電話+33 (0)1 40 26 78 25
contact@enyaa-paris.com




*イベント情報はHPをチェック!













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by keikosuminoleb | 2017-03-28 06:23 | パリで日本酒 | Comments(2)
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toc toc toc トックトックトック日本版が発売され、
昨日、我が家にも届きました。

toc toc toc
との出会いは、パレドトーキョーの本屋さん。
各国の雑誌がずらりと並ぶ陳列棚の中で
おや?と手に取ったのがはじまりです。

ライフスタイル本のような、旅のアドレス本のような、
なんとも不思議な雑誌。
各国のクリエーターを訪ねて
その人たちが暮らす住まいのインテリアや
おすすめレシピなどを
余白たっぷりの気持ちいい写真で紹介していました。
広告はナシ!

これの日本語版が出せたらいいな、
と思ったのが・・・
2014年12月に発売された12号!

あれから2年経って、翻訳版出版の話が届き、
翻訳を担当させてもらう幸運に恵まれました。
そしてついに日本版発売〜〜〜






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toc toc toc 日本版は
フランスで発売された数号分を、
インテリアという切り口で再編集した1冊。


1章 シンプルで調和のとれた部屋
2章 グリーンやアートを飾る
3章 収納を工夫する
4章 色やテクスチャー感を取り入れる
5章 子供部屋/子供と過ごす部屋
6章 美しいワークスペース
部屋づくりのヒント



という内容。







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日本の編集者さんが
より実用的に、エスプリを取り入れやすいように
再編集してくださっています。

toc toc toc編集長のソフィーさんも
おっしゃっていましたが、
私も、日本版を見てその違いにびっくりしています。
どうぞ、心地よく暮らす部屋づくりに
お役立て下さいませ!






 ←アマゾンからお取り寄せ


心地よく暮らす TOC TOC TOC の部屋づくりのアイデア ←楽天ブックスからお取り寄せ






*****


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by keikosuminoleb | 2017-03-25 15:54 | お仕事のお知らせ | Comments(0)
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誰もがタイトルを知っているベストセラー本
『フランス人は10着しか服を持たない』

2014年10月に発売されてから2年も経った
去年、2016年秋に、
日本の友達にお願いしてお土産にもらい、読みました。


パリ関連の本は、
もうずっと前(20代の頃)からそう感じていたのですが
なかなか共感できるものに出会えません。
「この人のパリの本なら、ぜひ欲しい!」
と思って買った本に
「・・・あれ? パリってこんなんだっけ・・・?」
と、なんど思ったことか。


とかなんとか言いながら、当時の私(20代の頃)が
どれだけパリを知っていたかというと、
これがまるで初心者。
たった1度、1週間パリ旅行をしただけで、
第一それ以前は
この街の芸術にも、ファッションにも、
食べ物にも憧れていませんでした。
何も知らないも同然です。



パリのことをろくに知らない私が、
たった1度だけ旅行をし、
魅了され、
日本で感じられるパリを探して・・・

そんな時、本はとてもいいツールだと思うのです。

が、これがフィットしない。
楽しみに読めば読むほど「なんか違う」と・・・




で、気づいたのです。
「きっと、その人の数だけ、パリがあるんだ」
と。

パリは世界に1つですが、
そのパリを歩いて、見て、体験した人の数だけ
パリはあるんだと思いました。
(そういう都市も、珍しいかもしれません)
だから、共感できるという確信のある著者の本を読んでも
いまいち、私自身のパリとは違っていて
欲求不満が残ったのだと思います。

そんなわけで、パリに関する本を
あまり読まなくなっていました。



『フランス人は10着しか服を持たない』においては、
タイトルからして私は引きました。

「そんなわけないじゃん」
と、即座に思うからです。

また、
「こう言うキャッチーなことを言うから受けるんだよね」
とも、瞬時に思ってしまう。



いわゆる「ひがみ」なんですけど
それを差し引いても手が伸びず・・・

私の友人や先輩たちからは
「パリ本のベストセラーなんだから、同業者として一度読んでおいたほうがいいよ」
とアドバイスもされましたが・・・


そして2年も経ってようやく読んで、
読み終わった感想は
「面白い!」
です!!!


なぜ面白かったかというと、
パリとか、10着とかとは関係のない
もっとずっと普遍的なことを言っている本だから。

正直、最初の数ページで展開される
ステレオタイプな描写には共感できませんでした。
が、ページが進めば進むほどステレオタイプから離れ、
キャッチーなハウツー(ワードローブを10着に絞りましょう!とか)もなくなり、
「確かにそうだわ!」
と、共感。
彼女の提案に「そうだね、これからはそうしてみよう!」
と学びもするようになっていたのです。




ざっと1度だけ読んでみての感想ですが、
そんな風に感じました。
そしてまた、
さすが、アメリカで本を出すような人は
ちゃんと勉強しているし、実力もあるわと。

読み始めるまえは「ブロガーがたまたまヒットして」というようことを
聞いていたのですが、
子供の頃からショービズの世界で仕事をし、
大学では演劇(映画だったかな?)を学び、
その後クリエティブコースで文筆も勉強している
努力と実力の人でした。
ジェニファー・L・スコットさん!

また読み返してみようかな〜






 ←Amazonから購入








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by keikosuminoleb | 2017-03-11 21:45 | 読書 | Comments(2)
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La Nouvelle Seine ラ・ヌーヴェルセーヌという
セーヌ川に浮かぶ船のレストラン兼劇場(ミニシアター)へ。
フード系イベントに絡めた
朝食会が開催され、見に行きました。


セーヌ川に浮かぶ船、といえば
90年代にセンセーショナルを巻き起こした
ナイトクラブ batofar バトファから始まって
最近ではhotel OFF オフなど
かなり色々な施設(?)があります。


しかも、昨年秋からは
セーヌ川沿いの車道の一部が完全閉鎖され、
岸辺の環境がクリーンアップ!
川に沿った石畳に、広くテラスを展開する
船上レストランも目立つようになりました。

これからゴールデンウイークに向けて
日が長く、新緑も豊かになるので
セーヌ川の船施設がますます魅力的になります。
近いうちに調査し
まとめたいと思っています!



で、まず手始めに La Nouvelle Seine ラ・ヌーヴェルセーヌ !



場所は、ノートルダム寺院のすぐ脇。
左岸側です。

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この日はあいにくの雨でしたが、
それがかえってしっとりとした良い風情。

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1階(というのかな?)部分がカフェ・レストラン
地下部分がミニシアターになっていて・・・

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写真右奥の階段を降りると・・・






いわゆる「カフェカフェテアトル」
のムード。

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小さいながらも雰囲気バッチリの
立派なシアターが!


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写真が良くないので、ぜひサイトを御覧ください⇨ La Nouvelle Seine





演目のフライヤーたち。


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船ですから、時々何となく揺れ、
それがちょっと非日常。
パリの魅力を別の角度から味わい、楽しむ、
そんな魅力があります。


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La Nouvelle Seine
3 Quai de Montebello
75005 Paris
tel: 01 43 54 08 08


毎週日曜12時〜のブランチ、
日本から遊びに来る友達と行ってみたいな〜〜




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それにしても、これぞまさに絵画の世界!!

セーヌ川岸全体が
世界遺産とのことですが、
それも確かに納得です。

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小雨の舞うパリもまたよし、でした。









* * * * * * *

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by keikosuminoleb | 2017-03-08 17:14 | 旅のお役立ち情報・治安 | Comments(0)
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パリ植物園のすぐそばにある
韓国料理の店 La Table d'Hami ラ・ターブル・ダミ。

韓国人のハミさんが料理をし、
フランス人の夫と息子さん(超美形!)がサーヴをする
とても家庭的なレストランです。

パリ植物園を散歩するたびに
いつか食事をしたいと思いながら、
先日ようやくランチに行くことができました。


前菜+ビビンバのランチ
Zenメニュー17ユーロから・・・

前菜はジャプチェをチョイス。

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さつまいもが原料の麺。
ちょっと糸こんにゃくのよう。
私は本当に韓国料理を知らないなあと・・・




メインは、タコのビビンバ。
ラ・ターブル・ダミの
スペシャリティー!

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みずみずしい野菜がたっぷり!
紫色の五穀米はモッチモチ!!
ハイトビールもすっきり爽やかで
本当にヘルシーなランチでした。
分量もちょうど良い。



ハミさんの夫と話をして、
彼がこれまでフランス大使館に勤務していたこと、
そのせいでお二人は韓国はもちろん
タイ、アメリカ、カナダにも暮らしていたこと、
レストランを始めたのはパリに戻ってきてからで
ラ・ターブル・ダミは
オープンしてまだ1年半くらいだということなど
教えてもらいました。
それから
「ホックニーの世界観というのかな、
モダンで明るい色を使ったこういう内装が
今のソウルなんですよ」
とも。
内装の写真を撮り忘れたのが
返す返す悔しい!!
また行きます。



ちなみに、
レストラン経験ゼロのハミさんでしたが
お母様がお店をやっていて、
小さい頃の思い出の中にその記憶があるそうです。


ちょっと話が脱線しますが、先日、
お蕎麦やさん『更』(*こちら!)店主の北田さんとお話しをしたらば、
最近はファッションウイークのパリに集まるモード界の面々に
韓国料理が人気だと教えてくれました。
ヘルシーで、小さい小鉢がいろいろ付いて
お値段も手頃、というのが理由だそうです。
ラ・ターブル・ダミは、それに加えて
ハミさんが丁寧に作る家庭料理、というところもポイント!




グランド・モスケ・ド・パリ(*こちら!)のお向かい、
パリ植物園(*こちら!!)のすぐお隣。
とってもなごやかな空気のながれる
いいお店です。
それに値段も手頃です〜〜〜!!



 La Table d'Hami 
5, rue Daubenton
75005 Paris
電話:01 45 35 04 26
営業時間:12h00 à 15h00, 19h30 à 22h30
定休日:日曜







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by keikosuminoleb | 2017-03-02 18:21 | FOOD | Comments(4)