keiko's paris journal <パリ通信 - KLS> keikoparis.exblog.jp

パリ在住20年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


by KSL
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<   2016年 04月 ( 12 )   > この月の画像一覧

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ドリンクプラネット でも取材した
Distillerie de Paris ディスティルリー・ド・パリ。

ディスティルリー = 蒸留所、
つまり、「パリの蒸留所」です。

コニャック、アルマニャック、など
世界的に有名な蒸留酒が多く存在するフランスでは、
伝統的に、蒸留所は
コニャック地方や
アルマニャック地方にあるもの。
AOC(産地呼称)のない土地で
蒸留酒を作ることは違法です。

ところが、昨年1月、
パリに初めて
政府認定のポットスチルが誕生!

不可能を可能にしたのは
エピスリー(高級食材店)Julhes ジュレスのニコラ・ジュレスさん。

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私生活では30代の若いパパ、
仕事ではパッションの塊!!

「文化の交差点・パリで、理想のジンを作りたい。
その夢を叶えるためには、何年かかってもかまいません」

毎週、お役所に出向いては
窓口でそう訴え続けるニコラさんに、

「そんなの無理だよ。許可されていなものはできないよ」

と、最初は相手にもしなかった窓口の役人たちが
次第に聞く耳を持ち始め・・・

しまいには

「じゃあ、どうすれば実現可能か、
一緒に考えてみよう」

と。

そうして
4年がかりで実現した夢が、
ディスティルリー・ド・パリなのでした。

「4年越し、といえばそうですが
逆にいえば
たったの4年でできたんです」

と、ニコラさん。
思いのある人は違いますねー。


パリにたったひとつのポットスチル。
この中で穀物がビールになり、
そのあと・・
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ニコラさんご自慢の調整可能な冷却器へ移り・・・
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↑ これ、ニコラさんが独自に開発した特注品で
世界に一つしかないそうです。



こちらも特注の樽に詰められて
ハーブやスパイスの香り付がされる、という・・・
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樽のサイズが小ぶりなのは、
こまめに(例えば数時間ごとに)中身の状態を確認し、
味の調整をするのに理想的だからだそうです。

「大鍋で作る大衆料理と、
三ツ星シェフが1皿ずつ小鍋で仕上げるガストロノミー料理との違い、
そんなイメージです」
と、ニコラさん。


こうして完成するパリ産のジン、ウオッカ、ラムの味わいについては、
ぜひ、ドリンクプラネット をお読みいただきたいです!
(有料サイトなので、登録が必要です)



さて、
2016年4月11日のこの日は
コラボ商品のお披露目会。

クラフト蒸留所、
マイクロディスティラーの持ち味を生かし、
ディスティルリー・ド・パリは
パリのバーとコラボしたオリジナルジンを作ってもいます。
Little Red Door など。

この日紹介された新商品は
ご近所のバーCopper Bay のために作られた2種類のジンでした。



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小さな小さなディスティルリー・ド・パリに
ジャーナリストが多数来場。



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コパーベイの南仏&ビーチのイメージを反映し
アニス、柑橘類、クローブ、カルダモン、フレッシュハーブなどを
抽出したジン。
ディスティルリー・ド・パリでは
ハーブや果物は新鮮な生のものだけを使っています。


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コパーベイのバーテンダー氏が
オリジナルジン2種類を使い
2つのカクテルを披露してくれました。
(写真を撮らずに飲んでしまった・・・)
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コパーベイの共同経営者で女性バーテンダーの
オレリーさんに、
なぜオリジナルジンを作るのか質問したところ、
お返事がとても興味深かったです。

「既存の有名銘柄は、
1つのジンで全てのカクテルを作れるような
オールマイティーな商品を作ろうとする。
でも、バーテンダーの立場からいうと、
ジントニックに欲しいタイプのジンと
マティーニのそれとは、全然違うものなんです。
ビッグネームたちはこのニーズを
なかなか理解してくれません。

パリのバーシーンでは今、ジントニックが流行っているので
私たちにとって最高のジントニックを作るために
まず、ベースになるジンを極めたいと思いました。
それに、ニコラの店とはご近所なので
いつか一緒に何かしたいと思っていたんですよ」


なんと素敵なご近所付き合い!
こういう面白い、細かい動きが集まって
「パリの魅力」が作られているんだ、と
つくづく思います。


ちなみに、オリジナルジンを1つ完成させるために
13〜14か月を要したそうです。
その間、コパーベイのメンバーも頻繁にディスティルリー・ド・パリに足を運び
各段階で必要なジャッジを行った、と。


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説明会の後は、カクテルと
美味しいおつまみの数々を囲んで会話のひととき。
エピスリーJulhes は、パンやパティスリー、チョコレートを
製造してもいます!
(ここの超クラシックなミルフィーユ、
「普通」を極めた感じが好きです〜)



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イルドフランス地方(真ん中がパリ)の
農産物の地図が、壁に。
小麦、洋梨、さくらんぼ・・・
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パリ10区、雑多でにぎやかな商店街の奥に、
こんなにのどかな中庭があって、
そこに、こんなに小さな蒸留所があるなんて。
ドリンクプラネットの取材で初めて伺った
去年の夏、田舎風のこのムードに
感動しました・・・
写真のこの日は、あいにくの雨でしたが。




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「もしお金儲けが第一なら、『パリ産』と大きく書いたラベルを貼って
エッフェル塔の形の瓶に詰めて売ればいい。
でも、一番したくないことがそれなんです。

それにもし、話題性が欲しいなら
オーガニック食材を選んでいることや
グリーンエネルギーを使っていることを
もっとアピールすればいい。
でも、それもしたくない(笑)

僕が作りたかったのは、産地の伝統から自由な
全く新しいジンなんです。
だから、既存の伝統にまつわる呪縛から
できるだけ離れたかった。

この仕事でアメリカに行くと、かの地の人たちは
伝統や土地の歴史を
第一に考えていることがよく分かります。
反対に、
新しいアプローチや
美を追求する姿勢にもっとも理解を示してくれるのは
日本人なんですよ」

と、ニコラさん。
ディスティルリー・ド・パリと日本のバーのコラボジン、
近い将来に誕生するかもしれませんね!



ディスティルリー・ド・パリのジン、ウオッカ、ラムは、
エピスリー『ジュレス』で購入できます。

Jules Paris
54, rue du Faubourg Saint Denis
75010 Paris
営業時間;
月曜  10時〜14時 15時30分〜20時30分
火〜木 9時30分〜14時 15時30分〜20時30分
金・土 9時30分〜20時30分
日曜  10時〜14時

定休日: なし


*このほか支店あり。詳しくはサイトを→Jules Paris



追記:
ディスティルリー・ド・パリの商品は、
ボンマルシェの食品館グランデピスリー・ド・パリや
ラファイエットグルメでも購入できるようになるそう!
特別なお土産にいいですよね!




* * * * * * *

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by keikosuminoleb | 2016-04-30 16:41 | カクテル/ ワイン/ バー | Comments(0)
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先日、パレスホテル
レ・ゼトワール・ド・ムージャン2016』のプレス発表会があり
出席しました。
(*直訳すると「ムージャンの星たち」です)



『レ・ゼトワール・ド・ムージャン』は
毎年南仏の村ムージャンで開催される、美食のお祭りです。
初回は2006年。
(「ムージャン」と聞いて、かの有名なレストラン
「ムーラン・ド・ムージャン」を思い出す方も多いのでは?)



去年までは9月に開催されていましたが、
今年は6月10、11、12日に変更されるとのこと。
金・土・日の週末!
開催期間の3日間は変わりません。


毎年、世界各国から有名シェフが多数参加し、
一般の来場者に向けて
デモンストレーションや料理教室などを披露。
プロ向けのイベントではありませんが
同時に、
シェフたちの出会いの場にもなっている、という。



「料理のカンヌ映画祭みたいな感じですか?」
と主催者に質問したところ、
「それ以上だ」
との返事・・・ フランスらしい!


以下、参加シェフから
代表的な名前を2名ずつ :

2006年参加シェフ
ポール・ボキューズ
アラン・デュカス

2007年参加シェフ
ピエール・ガニエール
ジャン=フランソワ・ピエージュ

2008年参加シェフ
マーク・ヴェラ
ディディエ・エレナ


etc
詳しくはサイトをご覧くださいませ。→ 参加シェフ一覧



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昨年、2015年のマップを見ると、
100を超えるデモンストレーションの他、
ベストバーテンダーコンテスト、
ベストヤングソムリエコンテストなどのコンクール、
無料の体験クッキングアトリエなどなど。
これら全てが、南仏らしい中世の村の屋外で展開されるので
他のイベントにはない
開放的な華やかさがあるとのことでした。

小さな作り手の直売スタンドも、50以上!
(ジャムやパテかな??)





そして今年のメインゲストは
マンダリンオリエンタル・パリのシェフ、
ティエリー・マークスさん!(左)
シャンパンGOSSET営業ディレクターの
ステファン・ジダニ・ラヴェルニュ・ド・セルヴァルさんと。
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開催期間中の3日間、ムージャンに行けば
彼に会えます〜。



ムージャン観光局長ほか。
コートダジュール(紺碧海岸)のブルーでPR !
うまいですねー!
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去年の資料によると、
ー 来場者数は3万人以上
ー 参加シェフは142人
ー 16カ国から参加!

イタリアやベルギーなど隣国のシェフたちはもちろん
アメリカのシェフらも参加しているそうですが、
「日本からはまだなんです!
ぜひ日本の食文化を、南仏の美食の都ムージャンで紹介してもらいたい」
と主催者チームの話でした!



レ・ゼトワール・ド・ムージャン、
私はまだ見に行ったことがないので、
今年は・・・行きたいですねー!
南仏の空の下に立つだけで、エネルギーがチャージされる気がします。
それに美味しい食べ物が加わったら百人力!
もし行くことができたら、ブログでレポートしたいと思います!


・・・
ムージャンの太陽に思いを馳せつつ、
マンダリンオリエンタル・パリの通称「アーバンジャングル」
森林浴ができそうなテラスの様子ほかを。

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Mandarin Oriental Paris, Bar 8


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restaurant Camélia


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夏時間の夕暮れ時も・・・素敵です。
パリ。





*レ・ゼトワール・ド・ムージャン2016、行ってきました!
こんなイベントです、南仏最高❤️ →こちら!



*ムージャン散歩の様子は→こちら!
オススメの雑貨ブティックもあります!!






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by keikosuminoleb | 2016-04-28 08:05 | イベント & お披露目 | Comments(2)
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ルーブル美術館の脇、リヴォリ通りにある
パリ服装文化美術館で『バービー展』を見た後、
そのまままっすぐ、リヴィリ通りをぶらぶら・・・
(*『バービー展』の様子は→こちら 

目的は、現在工事中のSamaritaine(サマリテーヌ)を見るためです。

サマリテーヌ!
1870年に創業し、
2005年、その長い歴史に幕を下ろした百貨店。
リヴォリ通り側はアールヌーボーで、
セーヌ川沿いはアールデコ、という
とても贅沢な建築物でもあります。
当然、歴史的建造物。

多分、みなさまもご存知の通り、
このサマリテーヌを、ルイヴィトンでおなじみの
LVMHが買収し、
最上階をラグジュアリーホテルとガストロノミーレストラン、
中間の階をショッピングモールやオフィスに改装する・・・
その工事の真っ最中です。

そしてなんとついでに
パリ市営住宅や保育園までも
兼ね備えた建築になるというからすごい!!
まるで「これからの都市と建築の在り方」を具現化するような
素晴らしい計画。
この改装プロジェクトの指揮をとっているのが
日本の建築ユニットSANAAなんですよね!!
 *TLmag 24でSANAAインタビュー担当しました〜
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 ↑左ページの、こんな感じに仕上がる計画のようです!!(*TLmag 24 インタビューから)



しかし・・・
この夢のような改装計画も、
まずパリ市の許可を得る段階で手間取り、
そのあとは市民団体の反対で中断。
予定より、えらく時間がかかっています。
だからこそ、気になるのです
「今、実際にはどうなっているのかな?」と。


こうなっていました!
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ビルが取り壊されていつも思うのは
「ここって今まで、何があったっけ?」



石の街、パリにそびえるクレーン。
なんだか・・・萌えます!
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オスマン建築の屋根や煙突との対比に
なぜかグッと・・・
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足場の奥に見える外壁は、
アールヌーボーの特徴である植物文様。
修復され、輝かんばかりの美しさ!
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もう同じものを作ることはできないから、
労を惜しまず(予算もかけて)保存するのですよね。
スクラップアンドビルトにNOと言える
パリ。立派!
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向こうはセーヌ川。
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そしてこの、ずらりと連なる
オスマニアンのアパートの向こうは、レ・アル。
最近新しく生まれ変わったレ・アルです。
新レ・アルの様子は→ こちら!
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パリは「屋根のない美術館」と表現できるくらい美しい古都ですが、
同時に、現代人が活動する世界有数の首都でもある。
その両方をこれだけ上手く同居させた実例は
そうないのでは?
ロンドンもいいですよね。
ロンドンの方がよりダイナミックで、
パリの方がより「保存」を優先している感はあります。
(あちらには国王が現存するけど、
こちらにはもうないから、残せるものは頑張って残そう、という意思?)



それにしても、この工事現場を見ながら
『バービー展』以上に気持ちが上がったのは
どういうことでしょう?
もし今、パリを旅する友人がいたら、
ここを見せたいくらいです。
「歴史に立ち会う」「歴史を目撃する」
ような価値がある気がしますよ!





おまけ:レ・アル。
公園部分は今も工事中です。こちらも新旧。
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【お知らせ】
19世紀半ば、時の政治家ジョルジュ・オスマンによって進められた
パリ改造。
この時に、ファサードの装飾や建造物の高さが統一され
現在のパリの街並みが生まれたといいます。
そしてパリジャンは、今もこの景観を守る努力を惜しみません。
ということは、パリのど真ん中に、新築物件はありえない!
家探しがそのまま、中古物件探しということになります。
引っ越しにはリノベーションがつきもの。
そんな彼らの常識を、レポートさせてもらいました。
DIYリノベーション派と
プロに依頼する派、
2つの実例も紹介しています。






* * * * * * *

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by keikosuminoleb | 2016-04-26 00:21 | パリ 街と人 | Comments(4)
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パリのメトロや街中で見かける
かっこいいポスターに誘われて、見に行きました『バーピー展』!!
(*メトロのポスターはこんな感じ。最後に出てきます!→ こちら )
場所は、Musée des Arts Décoratifs パリ服装芸術美術館

1500㎡のスペースに、
バービー人形700体が集合する、
フランスの美術館では初めてのバービー展だそうです。

見てみて、
バービーがいかにファッショナブルかを痛感。
そしていかに、子供達の願いを投影し続けてきたかも。

1959年、発売と同時にセンセーショナルを巻き起こしたバービーは
それまでの「赤ちゃん人形」ではなく、
若い女性の体をしていたところが画期的だったそうです。


生みの親は、おもちゃ会社Mattelの社長婦人
ラス・ハンドラーさん。
女性です!
ラスさんは、愛娘のバーバラちゃんが
紙製の着せ替え人形で遊ぶ姿を見て、
「これで立体のものを作りたい!」
とひらめいたのだそう。

「女の子は赤ちゃん人形で遊ばない。
将来の自分の姿を投影できる、若い女性の形をした人形が
是非必要だわ!」


ちなみに、バービーという名前は、
バーバラちゃんからとったそうです。
バーバラ、バービー。

バービー以前の人形たち。
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紙の着せ替え人形。
これで遊んだ経験のある世代は、
ギリギリ私たちまで(アラフィフ)ではないでしょうか。
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しかし、このアイデアを実際に形にするのは
並大抵のことではなかったそうです。
一番の難関は、なんとバービーの胸!
あのメリハリボディーを、小さい人形で再現すること、
加えて、
素材のプラスチックも
人形にふさわしい柔らかい手触りのものでること、
などなど、難問は多く・・・
しかもコストがかさみ・・・
最終的に、技術と価格の面から
日本でのみ製造可能という結論に。
(ほんの数年前までは、安い労働力の代名詞だったんですよね、日本も)

ところが日本での製造に対し、Mattel社の社員は猛反対!
気持ちはわかります。
どうしてアジアで?! 
ここ(アメリカ)に優秀な社員がいるじゃないか! となりますよ・・・
それでも、記念すべきバービー第1号は、
日本で製造されています。
知りませんでした!!



バービー、本当にオシャレ!
ロンドン風ファッションが似合っています。
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パリジェンヌ風も。
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記念すべきバービー第1号は ↓こちら!
よく見えませんけど!!
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発売されるや否や、用意していたコーマーシャルが不要になるほど
爆発的に売れたそうです。
その後順調に人気を伸ばし、バービーだけでなく
バービーの家族、友達、彼氏などなど
いろいろな人形が登場。
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目は18色、髪は23色、肌は8色のバリエーションが。
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ふとめちゃん、のっぽちゃん、おチビちゃんなんかもある
というからびっくり!
アジアちゃんもいますね、というかこれ、友達かな??
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第1号はこのゼブラ柄の水着の子❤️
やっぱり特別にカッコイイ!
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バービーは、いろいろな職業をこなしてもいます。
宇宙飛行士、ピアニスト、バレリーナなど。
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大統領にも!!
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看護婦さん。
これ、シックだわ〜。
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やっぱりアメリカンダイナー、
いいですよね〜〜〜❤️
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驚いたことに
車椅子のバービーなどもありました。
本当に、すべての女の子たちの夢を
具現化してきたのですね。

50年代に、アメリカのビジネスウーマンが生んだ
女の子の永遠のマストアイテム、バービー。
どんなに世の中が変わっても、
バービーは不滅という気がします。
女の子は必ず、お人形で遊びますから・・・


美術館のブティックには、
バービーに関する本がたくさん集まっていました。
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バービー展、2016年9月18日まで開催しています!
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Musée des Arts Décoratifs パリ服装芸術美術館
107 Rue de Rivoli, 75001 Paris
開館時間:11時〜18時(木曜は21時まで)
休館日:月曜




追記:
amazonで見つけてしまいました、トレンチコートのバービー。
『バービー展』のものとはまた
モデルが違いますね。
いろいろありますねー、バービー!

バービーコレクター バービー ファッションモデルコレクション トレンチコート(DGW54)







追記2:
実は『バービー展』の後、ぶらぶら歩いて
工事中のサマリテーヌを見に行き・・・
そっちの方が盛り上がった!
よろしければ→ こちら!です!!







*****


角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。








角野恵子、こんな仕事もしています。→こちら
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by keikosuminoleb | 2016-04-23 05:00 | museum 美術館・名所 | Comments(2)
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去年の冬の夕暮れどき・・・
パリ10区を歩いていたら
カラフルでレトロな、ちょっと変わったウインドーに遭遇。
立ち止まってよく見ると、
「絶滅危惧種」と言われて久しい手芸店です。
(*その時の写真は→ こちら 



リボンやボタン、毛糸など、
手芸店は見ているだけでも楽しいですよね。
そんな手芸店が、なくなってしまうのは寂しい。
とは言っても、手芸人口が少なくなれば、それもやむをえないわけで・・・
がしかし! 昨今のDIYブームから
徐々に活気を取り戻している分野でもあります。
だからこそ、こんなに素敵なお店があるんだろうな〜と
好奇心から店のドアを押しました。

中に入ってみて、大正解!!
まず、店主が男性です!
そして、男性店主の審美眼で選ばれた、魅力的な品々!
道具だけでも欲しくなるような・・・


レ・トリコトゥール・ヴォラン、
こんなお店です ↓



春のウインドーは、原っぱのイメージ 🌼
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店のロゴも洒落ています。
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そして、この品揃え!!
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手編みのものって、
難しく凝った編模様よりも、自分の好きな色で編むところに
魅力があると思いませんか?
私はそういう派です。



道具もとてもおしゃれ!
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上質なアルパガもあります。
店主のイチオシ!


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本もいろいろ。
なぜか編み物シーズンの冬よりも、
春の方が充実している、という・・・
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何も作らなくても、つい欲しくなりますよね!
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安全ピンなどの小物。お土産にいかが?
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店主作、コウモリ!
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こちらも店主作。
現在ショール作りに夢中の様子。
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ここにも・・・
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ショールは横幅があるので、
輪編みの編み棒で編むのだそうです。
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店主のエンリコさん!
店に入り、彼と、彼が作る店内を見た瞬間に
「次の編み物の材料は、ここで買おう」と決意しましたよ!!
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Les Tricoteurs Volants

22 rue de la Fidélité
75010 Paris
Téléphone : 01 47 70 52 57

営業時間 : 10h30 – 19h30(月〜土曜)

定休日:日・月曜

*現在改装中につき休業。4月26日(火)から再営業します。





エンリコさんによる手編み教室情報は、
HP、またはFacebookで。
フェイスブック → FB :Les Tricoteurs Volants



・・・
勉強も仕事も、下手をすると友達付き合いまでも
インターネットやパソコンで行われる現代。
そんな時代だからこそ、かえって
若い人たちの中には
「自分の手を使って、実際に、具体的なものを作る喜び」
を見出し、DIYをする人が増えているようです。
などの本作りのために取材をしながら、それを実感しました。


絶滅が危惧された手芸店も
案外、安泰かもしれません。
本屋や本も、同じだといいなあ・・・



そして、個人店の魅力もまた
最近になって見直されていると感じます。
だってこんなに可愛いお店、量販店や大型店にありますか!?
エンリコさんに会いに、近いうちにまたお店を訪ねると思います。
やっぱり人は、人が好き! パソコンではなく!!
次は何を編もうかな ❤️



追記:
去年、新潟のパン屋さんラ・ターブル御一行様の
パリ旅行をお手伝いした際に、
意外にも手芸店で盛り上がったという経験があります。
細々したものをあれこれ悩みながら選ぶのは
楽しいもの。
" 旅の思い出を使って手作り" したら、
二重の楽しみがあっていいですよね。








【お知らせ】
フランスのインテリア、いいですよね。
フランスの、そしてパリのエスプリを
手軽に自宅に取り入れるアイデアを集めた
インテリアの本2冊、
手にとっていただけますと嬉しいです。

 

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by keikosuminoleb | 2016-04-21 07:53 | デザイン/ DECO/ DIY | Comments(6)
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4月17日(日)

食会 Shoku-é のサロンに
呼んでいただきました。

食会は、
料理ジャーナリストで翻訳家の
伊藤文(いとう・あや)さんと、
フランス人デザイナーの
マキシム・シュネイデールさんが主宰する団体。
2013年に発足しました。
その存在は知っていたものの、
具体的な実態を捉えられずにいたので、
今回、文さんに直接質問!
(*HPはこちら→食会について


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「日本のいいものを
ただ並べて見せるだけではなくて、
作る人と、使う人を
丁寧に繋ぎたいと思いました」

と、文さん。

文さんはこれまで、日本の雑誌に掲載される
フランスのレストラン情報・シェフ情報を
たくさん手がけられましたが、

「レストランを評したいわけではないのです」

ときっぱり。


「記事を書くときはいつも、
そこにある文化や歴史、人、テロワールなどに
焦点を当ています。

そのように仕事を続ける中で、
フランスのシェフたちや
日本でもものづくりをしている方々との
多くの出会いに恵まれました。

食べる、ということの本来の意味や、
喜びの本質的なところを
もっと掘り下げたい。
食を通じて、日本とフランスを
別のステージでつなげることができるのでは? 
そう思い、プロジェクトとしてスタートしたのが食会です」


今回の会場は、11区のレストランBotanique
「作る人と使う人をつなぐ」という目的から、
年2回開催されるサロンは
必ず、レストランを会場としているそうです。

会場に足を運ぶ人々は
文さんと親しいシェフたちや
レストラン関係者、百貨店やショップのバイヤーetc。
展示される商品は、
文さんが厳選した、日本の食材や食器類など。

重要なのは、作り手さんも会場にいる、ということ!
ものだけでなく、人も、日本からの参加です!!

文さん曰く、
作り手自身が実際に
フランスの現場を目の当たりにすることで、
予期しなかったような面白いことがたくさん起こるのだと。
例えばこの日はMaruyama Coffee Co., Ltd. のコーヒーに
チーズのミモレットを添えて味わう、
という試飲会があり、
これをテイスティングしたレストラン『Au Bon Accueil』のシェフ、北村啓太山さんが
「チーズをパウダー状にしたほうが
瞬時に香りが広がってより効果的では?」
と提案する場面があったそうです。

作る人と使う人が、実際に出会う場。
それをつなぐ食会。


大予算でもって、メゾンエオブジェに参戦(?)することも、
メディア的に大きなインパクトを与えるという意味では重要だと思います。
でも、実際にその商品を根付かせるためには
食会のような丁寧な取り組みのほうが
ずっと効果的なはず。
第一、来場する面々が皆
「Ayaがオススメするものなら見てみたい、知りたい」という
モチベーションで来ています。
当然話は早いですよ・・・


以下、今回の参加メーカーの抜粋です:


ZUCCa の小野塚秋良さんがデザインするユニフォームブランド。
元オリーブ少女は創業からリアルタイムで憧れたはず!
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軽井沢で親しまれ続けて25年のコーヒー豆専門店。
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人工関節などに使用されるコバルトクロム合金で作る酒器。
1点1点職人さんの手作り、信じられない座りの良さです。
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コルシカ島に本社を構える日本酒販売業者。
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我らが日本の獺祭!
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会場の様子はこんな感じ。

ボタニック1階
日本酒の試飲他
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黄色いスカーフを巻いているのが
獺祭フランスの飯田薫さん。
こんなに優秀な女性を社員に持つ獺祭は素晴らしい!



ボタニック2階
HAKUIが本当に素敵でした。
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これ、日本でも有名なパリのパン屋さんポワラーヌ社長の
アポロニア・ポワラーヌさんが
何着も試着されていました。
何を着ても似合う似合う、ブランドのイメージにぴったり!
彼女はイイホシユミコさんの食器もお気に入りですし、
シンプルな中にディテールの光るデザインが
本当にお好きです。



特許を取得すべきデザイン発見!
名付けて「誰でもきれいにボウタイシャツ」!!(勝手に命名しました)
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襟元のフリルっぽく寄るひだも
イイ感じです。







食会のサロン、
今までなかなか行けませんでしたが、
見に行けて本当に良かった。

そうそう!
会場となったボタニックの共同経営者
アレクサンドルさんの感想を!

「会場として食会に参加できることは、
僕たちにとって3つのメリットがあります。
1つ目は素晴らしい日本の商品を知れること。
2つ目はボタニックを多くの人に知ってもらえること。
3つ目はたくさんの出会いがあること!」

やっぱり、「つなぐ場」なのですね、文さん。



*『食会』へのお問い合わせは→ HP 食会連絡先





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by keikosuminoleb | 2016-04-19 06:47 | イベント & お披露目 | Comments(0)
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マッチャラテ、マッチャのブリオッシュ、
マッチャとホワイトチョコレートのクッキー、
マッチャチーズケーキ、
フィナンシエとゆずクリーム。


今年3月半ばに
パリで初めての抹茶カフェがオープン!
場所は、 “ 北マレ ” と呼ばれるパリ3区。
レピュブリック広場からすぐのエリアです。


「日本のカフェというわけではなく、
日本文化の発信を目指しているわけでもありません」

と、経営者のジャン・ベガンさん。

「そうではなく、NYスタイルのカフェ文化と
抹茶というキーアイテムを、同時に提供したいと思いました」


なぜフランス人のベガンさんが
抹茶カフェ? 
そう思いますよね。

この仕事を始める前、ベガンさんは
ヴァニラの輸入の仕事を手がけていました。
2014年11月に独立し、
UMAMI PARIS というユニークな名前の会社を創業、
日本食材専門の輸入業をスタートします。
そしてその約1年半後、
日本食材のセレクトショップ UMAMI PARIS と抹茶カフェを併設した
UMAMI MATCHA CAFEをオープン・・・
というストーリーでした。


「もともと、僕自身が
日本の食材を使って料理をするのが好きなんです。
美味しいし、体にもいい。
醤油だけでなく、昆布や味噌も常備していますよ。

と言っても和食を作るのではなくて、
定番のフランスの料理に日本食材を取り入れています。
例えば、昆布を水に漬けておいて
その出汁をかけながらローストチキンを焼いたり。

ですので、ここで販売するの日本食材も
普段の自分の料理に取り入れてほしいのです。
和食を作るためだけに、わざわざ揃えるのではなくて」



ほほ〜。
てっきり和の殿堂(?!)を狙ったカフェだと思っていました。
だいいち、日本人経営だと決めつけていましたよ!!
私の想像は、すべてハズレたというわけです。

ではご一緒に
ウマミマッチャカフェ、ご覧ください!





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カウンターに、備長炭と水。
これは無料です。
(最近フランスでは『無料』がトレンドですよ! そう思います!!)
写真の女性はバリスタ。マッチャラテを作成中。



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広々とした開放感いっぱいの空間に、
大小のグリーンが点在しています。




店内はゆるやかに仕切られていて、
壁の向こう側にUMAMI PARISのショップがある、という仕組み。
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こちらがUMAMI PARIS。
ガラス張りのドアを開けて店内に入ると
右側がこのショップ。
(左側に開放的なカフェが広がっています)
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写真の男性が、ジャン・ベガンさんです。



さすがフランス人のセレクト!
と思わされる商品たち。
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このほか、瓶入りのジュースなども
ジャケ買いしたくなるものばかり。




そして! 発酵食品!!
最近注目されていますよー、フランスでも!

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つい興奮して、発酵系のものばかり撮影してしまいましたが、
海苔、ゆず、蕎麦、などなど、一通りあります。
しかもかなり厳選されている印象・・・
六本木ミッドタウンとかにありそうな品揃え、というと変ですかね?

そして嬉しいことに、お値段が比較的お手頃なのです。
日本のものは何でも、パリに届いたとたんに
とても値段が高くなりますが(空輸、税関etc 当然ですよね)
UMAMI PARIS は自分たちが輸入業者なので
中間業者を通さない分
値段を抑えられるとのことでした。


でも、どうしてヴァニラを扱っていたフランス人男性が、
いきなり日本食材を??

実は、ベガンさんのおばあさまは
フランス人最初の、生け花の師範だったそう!
「草月流です。
僕も8歳から、毎週生け花の教室に通っていたんですよ」

日本と全く無関係に育ったわけでは
なかったのですね〜。


それにしても、ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさんにしても
ウマミマッチャカフェのジャン・ベガンさんにしても、
フランス人日本文化ビジネスをしているという事実が
とても印象的で、興味深いです。
(*ラ・メゾン・デュ・サケ→ こちら!



・・・
考えてみれば、私たち日本人も
オリーブオイルを買ったからと言って
必ずしもイタリアンを作るわけではありません。

そういう風に、日本食材や日本酒も
フランスの一般家庭の普段の料理の中に
入り込んで行く日も、そう遠くないかもしれません。
お醤油はすでに、日本家庭のオリーブオイルくらいには
フランスでも一般的ですしね。




22 rue Béranger
75003 Paris
営業時間:8時30分〜18時30分(土曜は9時30分〜)
定休日:日・月曜



PS:
マッチャラテは、豆乳バージョンもオーケーでした!
水は無料だし、
なんだか涙が出そうです〜!!




PS2 :
UMAMI PARISの棚でひときわ目を引いた、山壽杉本商店のティーバッグ。
手触りの良い紙で、品良く包んだ日本のお茶。
ふと手にとりたくなります。
素敵なアプローチだと思いました。
以下、アマゾンからご注文いただけます。


山壽杉本商店 お守り型 ティーバッグ 7個入り ワンサイズ 柳三色 香ばしほうじ






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by keikosuminoleb | 2016-04-16 06:32 | パリで抹茶 | Comments(0)
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La Maison du Sake 今年2月、ついにオープンしました!

ラ・メゾン・デュ・ショコラではなく、
ラ・メゾン・デュ・サケ!

パリのど真ん中に誕生した、
日本酒のためのマルチ空間。
なんと500平米を超える、大スペースです!


その使い勝手は・・・
1 サケテーク:100種類を超える厳選日本酒の専門店
2 イザカヤ: 言わずもがな、日本酒と和食のレストラン。
3 サケバー: ワインバーの日本酒版。カウンターで軽く一杯049.gif

これにプラス、試飲会のためのスペースもあります。


実は、ラ・メゾン・デュ・サケには
明快なコンセプトがあり、
『毎月1県、または1地方をゲストに招き、
その土地の日本酒(と物産)を、大々的に紹介する』
というもの。

2月のオープン以来、すでに佐賀県と京都の日本酒が
ここからフランスへと発信されています。


そして、今月のゲストは、四国!
私も4月11日の試飲会に参加させてもらい
せっかくなので店内をぐるりと見学・・・


以下、
どうぞご一緒に!


ガラス張りのドアを開けると、すぐにカウンター。
ここがサケバーコーナーです。
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カウンターにいるのが、オーナー&コンセプターの
ユーリン・リーさん。
フランス人で最初の、酒サムライの一人。
酒サムライ、とは、日本全国の若手蔵元が集まり、
日本酒に貢献する人物に贈呈している称号、のようです。
詳しくは→酒サムライ公式HP

(ワインやシャンパンの “シュヴァリエ” のようなものだと
私は理解しています)

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ワイングラスで飲む綺麗な日本酒。
1杯3ユーロ〜。


「この日本酒、買って帰りたいな」と思ったら、
すぐ後ろのサケテークで購入できる!
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サケテークで扱う日本酒の種類は
100以上!
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奥へ進むと・・・


ざっと70席はある、広々ダイニング!
イザカヤ!!
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ユーリンさんが大好きな、カウンターもあります。
しかも、長さ10メートルという、巨大カウンター。



イザカヤではワイングラスではなく
おちょこですね。
箸の斜め置きがおしゃれ。
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さらに奥には、畳の間。 ここは20席分。
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サケテークを真剣に調査している白髪の老紳士は
ワイン評論家のミッシェル・ドヴァーズさん。こんな方です→ソシエテ・ボンヌのブログ
「光が好きでしょう?」
と、店に入るやいなやユーリンさんに一言。
それくらい、店内は自然光がたっぷり!
そして店内を奥へと進むと「紺と光のコントラストがいいね」。
派手な仕掛けではなく、光と色でもって
ドラマティックなムードを表現した内装。
ドヴァーズさんも感心の、
パリにはちょっとない演出です。



さて、冒頭の四国のお酒の試飲の話に。

ワインの生き字引=ドヴァーズさんと一緒に
試飲をさせてもらって痛感したのは、
「フランス人に日本酒を説明するときは
ワインと同じ方法を取り入れると伝わりやすいのでは」
ということ。

ワインはまず、テロワール。
日本酒を紹介するときも、
その土地の写真をたくさん見せてあげるといいと思いました。
こういう風景の中で、こういう人たちが生活し、
こんな食べ物を食べているんだ、こんな文化があるんだ、
というところを、丁寧に見せてあげることがまず、必要だと。
いうまでもなく、地図は必須です。

その土地のイメージがつかめて初めて、
「そうなんだ」と入って行ける。

ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさんは
さすがにこの部分、よくご承知で
試飲会のテーブルには
素敵な写真満載のパンフレットが
用意されていました。
これら、パンフレットの素晴らしい写真を、会場の一番目につく場所に是非!
壁面のプロジェクター映像がよく目立つように、
テーブルの位置をそちらに持って行くと良かったのかな?



そして、フランスワインは
ボルドーなりブルゴーニュなり、
テロワールごとに特徴が異なりますが、
日本酒は土地・地面の個性というよりも、
各蔵元の目指すもの、技、そして水が
特徴を作るのだということも、わかってもらわねばなりません・・・
いちいち面倒ですが、ここも丁寧にやって行かねば・・・

「四国の日本酒の特徴は何?」
「他の土地の日本酒と比べて、どういう違いがあるの?」
「じゃあ、日本酒にテロワールは存在しないの?」

などなど、ドヴァーズさんからは
本当に、ワイン的な質問ばかりされたのです。

つまり、フランス人は
ワインの頭で日本酒を理解しようとする、のかもしれない。
それならこちらも、それ用に準備した方が
通じやすいというものですよね。
(コミュニケーションがスムーズだと、お互いとても気持ち良いです)


この日お会いした愛媛、香川、徳島の蔵元の皆さんは、
四国の日本酒の特徴について
的確に説明してくださいました。

「瀬戸内海の海の幸は
ヒラメやタイなど淡白な白身のお魚が多いので、
日本酒はそれを補う旨味・甘味の強いお酒が多い」


ご説明、ありがとうございました!


この日試飲した四国3県瀬戸内海の日本酒、
各蔵元の特徴はそれぞれに
どれもとても美味しかったです。
追って銘柄を追記します。

*以下、追記です!
5つの蔵元が、それぞれ3種類の日本酒を紹介!!

− 山丹正宗
− 山丹正宗大吟醸
− しずく媛

 *愛媛県観光物産協会公式オンラインショップを
  楽天市場ショッピングサイトに発見!
  もう一度是非飲みたい『しずく媛』、蔵元の定価1,566円で購入できます→山丹正宗 しずく媛
  愛媛県初の酒米しずく媛で作った日本酒、角がなく、慈悲深いまでにまろやかで
  海外に暮らす日本人には、もう癒しの旨味・・・にしては、ずいぶん手頃なお値段ですね・・・


− 阿波太閤
− 己道
− 瓢太閤(ひさごたいこう) 純米大吟醸


− 國重 純米吟醸
− 國重 吟醸
− 國重 特別純米


− 川鶴 袋しぼり中垂れ純米原酒
− かわつる さぬきよいまい
− 川鶴 讃州おいでまい


− 水と米
− 鳴門鯛 大吟醸
− 吟醸しぼりたて生原酒

  かく蔵のHPから、オンラインショップで注文ができるところもあります。
  是非チェックを。




近いうちに、ラ・メゾン・デュ・サケ、また行きますよ!!
ちゃんと着席して、1人の客として味わいたいです!!



11, rue Tiquetonne
75002 Paris
tel; 09 67 61 97 03
営業時間:サケテーク 11時〜(日曜は18時〜)
イザカヤ 19時〜
定休日:なし







ラ・メゾン・デュ・サケの
ディナーの様子 → こちら! アップしました!!!


ラ・メゾン・デュ・サケは
新しく生まれ変わったレ・アル こちら! からも徒歩圏内!!
この1〜2区エリア、変わりますよー!





【追記】
パリの日本酒事情、実際のところ
本当に盛り上がっているのか?!
ユーリンさんインタビューを交えて書きました⇨こちら!


* * * * * * *

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by keikosuminoleb | 2016-04-14 05:57 | パリで日本酒 | Comments(0)
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2016年3月25日発売の
孫の力 29号 『あったんです。夢の施設、理想の家。』特集にて
フランスの施設を取材しました!
カメラマンは、chocolat papa でおなじみの 松永学さん。


待ちに待った見本誌が、週末、我が家に届き
早速熟読。
デンマーク、ドイツ、アメリカの
ユニークな施設の情報も面白いです。

町そのものが高齢者施設になっているところもあれば、
駅に直結した施設、
緑と光に囲まれた施設・・・

特集を読んで感じた、これら各国の施設の共通点は、
『そこに暮らす人の希望が最優先されている』こと。
施設自体に確固とした個性があるので、
入居する側も
自分が何を求めてこの施設を選んだのか、
明確なのだと思います。



さて、私が取材したフランスの施設Maison des Artistesの特徴は?
ズバリ、『自由』!
ぜひ『孫の力 29号』をご覧くださいませ!!



そして、取材こぼれ話。
ここのご飯、美味しかった〜〜〜!
入居者の皆さんと同じランチをごちそうになったのですが、
テーブルに置かれたピッチャーの赤ワインは、
多分ボジョレーヴィラージュ。
デザートの揚げパンは、3個もらって
3個ともきれいに平らげました。
前菜、主菜、チーズ、デザート+ワイン、とくれば
日本人からすればビストロです。
いやー、毎日食べに行きたい! 本心から!!





孫の力 29号 ←楽天からのご注文




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by keikosuminoleb | 2016-04-12 04:22 | お仕事のお知らせ | Comments(0)
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先日、パトリック・ロジェさんのショップに行ったついでに
サンジェルマンアンレーの街歩き。
(*ロジェさんのショップの様子は → こちらです

実は私、2001年から2003年の2年間、
サンジェルマンアンレーにあるリセ・アンテルナショナル日本セクションで
秘書業務を担当しておりました。
当時から、シックなこの街の雰囲気が大好きです。


駅を出て、地上に上がれば
サンジェルマンアンレー城。
この城で、太陽王ルイ14世が生まれたと。
パリの凱旋門にあるシャルルドゴールエトワール駅から
RER A線で約30分。


早速街の中心部
マルシェヌフ広場へ・・・


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ここに毎週火・金・日曜日の午前中
マルシェが立ちます。
とても活気があります!!



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マルシェが立たない時は、子供達の遊び場に。



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テラスも広々!
まるでイタリア!!!




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そんなマルシェヌフ広場のすぐ脇に
日本のショコラファンの憧れるお店が!!
パスカル・ルガック



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Pascal Le Gac

61, rue de Pologne

78100 Saint Germain-en-Laye

営業時間:10時〜19時(日曜は、〜13時)

定休日:月曜





ルガックさんのお店の向かいは
ハチミツ専門店のファミーユ・マリー
ここのハチミツ、美味しいです!!
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トレードマークはこの
量り売りのハチミツ!
(パリの店には、この量り売りが2種類くらい出ています)
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養蜂家だった先代が、
自分のミツバチが作るハチミツを
マルシェで量り売りして歩いたのが
メゾンの始まりだったそう。
(以前、オレンジページネット向けに取材しましたヨ!)

その当時のスピリットを忘れないために
今も量り売りを続けているそうです。



ミツバチをとても大切にしていているから
ここのハチミツは濃くて美味しい053.gif
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ハチミツベースのコスメや
サプリメントも作っています。
これがお手頃価格。
自分のところのハチミツを使うので
値段を抑えられるとのこと。




駅に向かってぶらぶらすると・・・大きなパン屋・・・
ゴントラン・シェリエではないですか!

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パリにもお店がありますが、小さいです。
広々としたテラス、そして
大規模な製造部門を併設する店内には、
テーブルコーナーもあります。
買って、食べられて、とても便利。
このゆったりスペースは、郊外店ならでは。

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Gontran Cherrier
1 Rue Grande Fontaine
78100 Saint-Germain-en-Laye
営業時間:7時30分〜20時(日曜は、〜18時)
定休日:木曜




さらに駅に向かって進むと、
サンジェルマンアンレーといえば、のチーズ屋さん
セバスチャン・デュボワ!
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感動的に素敵な店内の様子は、
また次回ゆっくりと!!
せっかくチーズを買うなら、こんな店でと思いますよ!!


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Sébastien Dubois
16 rue de Poissy
Saint Germain En Laye
78100 France
営業時間:9時〜13時 16時〜19時30分
(土曜ノンストップ、日曜は〜13時)
定休日:月曜)



車の通らない
歩行者だけの路地に、感じのいいお花屋さんも。
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イギリス色が濃いサンジェルマンアレンレーの街。
これは歴史的なもので、
15世紀の数十年間、サンジェルマンアンレー城が
イギリス人によって占領されていた時代もあったそう。
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ここから地下に入ると
RERの駅です!
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ちなみに、駅からマルシェ・ヌフ広場まで行く途中に
先ほどのパトリック・ロジェの店があります。(*こちらです




パリ郊外には
素敵街がいくつかありますが、
高級感ではここがピカイチでしょう。
肉屋さん、パティスリー、パン屋さんなど
名店が多いのも、それだけいい品物のニーズがある、ということですよね。




パリ旅行をご予定の方、
滞在日数をゆったりめに取ると
「どこかもう1カ国行きたいな」
と思われるかと思います。
でも、パリの周辺にも、見所は沢山!
フランス国王と歴史の深いサンジェルマンアンレー、オススメです。




余談ですが、
先日知り合った若いご夫婦、
旦那さんはアルザス出身、
奥様はロシアのかたで、
1年前からサンジェルマンアンレーに住んでいる、と。


「これまで5年間パリに住んでいたけど
こっちに来てからの方が、ずっと沢山のことができるんですよ!
森もあるし、川もあるし、それに住人がインターナショナルだから
お付き合いも楽しいです」


奥様は、ロシア出身者のお集まりのメンバーになって
文化的な活動もされているそうです。
・・・と書いていたら、久しぶりに連絡を取りたくなったな。


数年前に読んだ記事によると、
サンジェルマンアンレーの住人の4割程度が
イギリス人、アメリカ人、オランダ人etc等
外国人。
「庭を愛するイギリス人は、
たとえパリに赴任されてもパリ中心部ではなく
郊外のいい環境に暮らしたがる」ともありましたね・・・









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by keikosuminoleb | 2016-04-10 16:25 | パリ郊外 日常 | Comments(2)