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パリ在住20年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


by KSL
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カテゴリ:パリで日本酒( 13 )

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2017年3月14日(火)
昨年11月にオープンした日本酒とシャンパンのレストラン
ENYAA エンヤにて開催された
ペアリングイベント。

合わせる日本酒は、諏訪の真澄
長野県のお酒です。
おとなりの県・山梨でも
私世代はみんな
清酒真澄のテレビCMを見て大きくなりました。
(これ本当。今もそうかもしれません)

そんな身近な真澄が、
パリでイベント!!
しかも、宮坂酒造の方にも
会場でお会い出来るなんて!!!
もう楽しみで楽しみで。



宮坂酒造の24代目(!!!)
宮坂勝彦さん
真澄の歴史を端的に説明。
右となりのスキンヘッドの方(長野在住フランス人!)が
それを翻訳。

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宮坂勝彦さんは、ロンドンに1年間
市場調査のための滞在をしていたそうで
英語も堪能。
通訳を通さず、直接ゲストたちとコミュニケーションできるのは
いいですよね。
メッセージがダイレクトに届き、
つながりが強くなります。
ここ、
やっぱり重要だと思いました。




この日のお料理
前菜、スープ、お刺身、天ぷら、メイン、の
5皿に合わせ、
5つの日本酒をペアリング。

ですが、特別に日本から手持ちで持参したという
今年の新酒
『真澄・うすにごり』がまず
ふるまわれました!!

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「この季節、諏訪に舞う
粉雪のイメージさせる新酒です」

と、宮坂さん。

これ、ものすごく好み!
山廃とか生酛とかが好きなのです。
しかし、数の少ない希少品なので、
パリで販売されるかどうかは・・・
難しそう。





お料理 1皿目
帆立、蒸し鮑、春野菜、キャヴィア

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京都仕込みの板さんが作るお料理、

美しいです❤️



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繊細なお野菜に合わせるのは
『真澄 やわらかタイプワン』

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アルコール度数12%未満
軽い日本酒。
前菜やアペリチフにぴったり。

「江戸時代の日本酒は、実は
アルコール度数が7〜8%だったと言われています。
この軽い日本酒は、新しいというよりも
原点回帰の1本です」

そうだったのですか!










お料理 2皿目
清汁仕立、キノコと生ハムとクレソン、トリュフ


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長野県の料理は、
キノコやイノシシなどの山の幸。
それに合う日本酒が、諏訪の真澄。
というわけで、山の幸のスープには
冬のお酒
『真澄 ひやおろし』


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春〜夏に寝かせた
しっかりタイプ。
アルプス酵母使用。

日本酒、というと、お刺身に合わせるイメージがあり、
よって、新潟風の辛口のお酒が
日本で消費される日本酒の80%以上を占めるそうです。
が、山の幸の長野のお酒は、旨みたっぷり
やわらかな甘口。
(甘口、という表現もどうかと思うのですが)

ふくよかでうまいです❤️








お料理 3皿目
鮪の炙りアボガド
仔牛のぶつ切りとアンディーブ

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鮪はもちろんですが、
仔牛がほとんど魚!

「ふぐブツのイメージです」
と、エンヤ共同経営者さんが教えてくださいましたが
本当に、
あの淡白な風味と
あの食感、
あれは魚、ふぐだと思う!!
びっくりしました!




合わせるのは
『真澄 辛口生一本』

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真澄の中でも一番生産量の多い
一番人気の高い銘柄とのこと。
これは辛口で、
真澄の中では異色の一本。
クラシックな、日本酒らしい日本酒。










お料理 4皿目
胡麻豆腐、オマール海老、雲丹海苔巻きの揚げ出し


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華やかな1皿に合わせるのは
『真澄 スパークリング』
!!!

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ラベルもおしゃれです〜!!






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一口飲んで
「これは・・・クレソン!」
と思ったのは私だけでしたが、
確かにクレソンの
青々としたいい香りがしました。

それを宮坂さんにお伝えすると
長野にも清流に自生するクレソンがあって、
それとイノシシ肉の料理に
真澄スパークリングを合わせたことがあるのだそう。

これまで
いろんなスパークリング日本酒を飲みましたが
『真澄 スパークリング』は美味しいこと以上に
インパクトに残る一本。
ふっと鼻腔に昇るクレソンの香り、
すごくないです?

ちなみに
『真澄 スパークリング』は
シャンパンと同様に
2年間の瓶内二時発酵で製造。







お料理 5皿目
チュルボ(カレイ)の備長炭焼き
鴨のロースト山椒醤油

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合わせるのは
『真澄 山廃 吉福金寿』



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王道〜〜〜〜!
風味たっぷりの真っ赤な鴨肉に
深みのある山廃が合いました。

いいですね〜 
フランス食材で作る京料理と
日本酒のマリアージュ、ペアリング!
あの人とあの人に
ぜひ食べさせたい、
あの人にも!! と
浮かぶ顔が絶えません。






最後のお食事は
鶏とシャンピニョンのそぼろご飯、赤出汁、香の物。

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うんまい・・・
(と言ったら全てが台無しになりますが、
本当にうまい!)




このお料理に合わせる、というわけではなく、
特別にプレゼントの1杯として
『真澄 大吟醸7号 山廃』



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7号酵母という酵母は
日本全国で生産される日本酒のほとんどに使われている
優秀な酵母だそうです。
その酵母が見つかったのが
真澄の蔵の中。
1946年の事。

この日、宮坂さんに教えていただくまで
全く知りませんでした。





デザートは、ほうじ茶のブランマンジェ❤️

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黒蜜がまた、よい❤️
カラメルソースではなく、コクのある濃厚な黒蜜。
日本の食材って、
改めて面白いです。




白を着てらっしゃるのが
板さん。

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フランスの食材で創意工夫を凝らし、
京料理を作ることは
難しいチャレンジだと思います。
(仔牛のブツ、とか!!)


一品一品、堪能させていただきました!
ごちそうさまでした!





左が、宮坂酒造24代目
宮坂勝彦さん!
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このパリでのイベントの後、
オランダやドイツにも足を運び
精力的に活動をされていました。
日本酒・真澄を知ってもらう活動、
そして、各国の市場を知る活動。




日本の、一地方の、ある酒蔵が、
こうして単独で海外に出て活動することは
ものすごい決断であり努力なのだと思います。
単純に想像するだけでも
かける予算があまりにも大きく、よってリスクも大きい。
それでも、可能性にチャレンジせずにはいられない、
常にその先を目指す精神が
酒造の方々にはあるように感じます。
だからこそ、24代も続いて今なお
存在しているのだと。



私が小さい頃、テレビCMで見ていた真澄を
パリで飲むことができました。
そしてこんなに素晴らしい方々と
お会いすることができました。
お声掛け下さり、本当にありがとうございました。


エンヤには近いうちに
ランチに行こうと思います!
なんでも京鯖寿司を出すとか!
フランスの鯖は、脂がのっていて最高に美味!!
(日本の鯖より美味しといつも思っている)
その鯖を使って、京都仕込みの板さんが作る鯖寿司!!!
食べないわけにはいきません〜〜〜!!




ENYAA
37 rue de Montpensier 75001 Paris
営業時間:
火〜土 12:00-14:00, 19:00-22:00
日曜 13:00-19:00
定休日:月曜

電話+33 (0)1 40 26 78 25
contact@enyaa-paris.com




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by keikosuminoleb | 2017-03-28 06:23 | パリで日本酒 | Comments(2)

パリの日本酒事情

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la maison du saké ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさん




このところよく
パリの日本酒事情について質問されます。

近い将来、フランス他海外の国々に
日本酒の輸出ビジネスを計画中の方や、
フランスで日本酒を広げる活動をしたいと考えている方、
海外向け日本酒本を企画中の編集者さん・・・などなど。



パリで日本酒はどんなですか?
と質問された時に、
私の個人的な感想としていつも答えているのは

「パリでは日本酒はとても評価が高いです」

という意見。

2011年のサロン・スピリッツ (*こちら!)でも
ワイン評論家や美食評論家、
ソムリエやシェフたちが本物の日本酒に出会い、絶賛する様子を
目の当たりにしました。

フランス人は小さい頃から、
例えばクリスマスのテーブルなどでご馳走を食べる時などに
「これはどこそこの作り手のフォアグラで、他に比べてよりレアだ」とか
「この生牡蠣はどこそこ産で、後味の甘みがすごい」など、語りに語る
大人たちに囲まれて育っています。
だから、
味覚を分析し、美味しいものを評価する文化・習慣が
各自の中にある。

「えー、そうかな?
フランス人なんてろくに料理をしないじゃない」

とおっしゃる方もいると思いますが、
これまで20年間フランスに暮らし、
フランス人の中でやってきた私の感想は上のとおりです。
シンプルに見える(特に美食に興味を持っていそうもない)高校生が
初めて緑茶を口にして
「なんだか芝生の中にいるみたいだね、
どの紅茶とも全然違う不思議な味がする。
でも悪くない、フレッシュで美味しい」
というようなことを言うのです!


美味しいものを評価する(ことができる)フランス人たちの
首都がパリですから、
文化的好奇心の高い人が密集しているわけで、
よって、
選りすぐりの日本酒がパリで評価されないわけがない。
日本酒の試飲イベント salon du saké サロン・デュ・サケも
毎回大盛況です!!



しかし!


「パリの日本酒人気は、メディアでの話。
実際にビジネスとして成立するほどの支持があるのか、となると
話は別です」

と、la maison du saké ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさん。


日本酒ブームを本当の意味でフランスに根付かせるにはどうしたらいいのか?

それを真剣に考え続け、
結果、ラ・メゾン・デュ・サケをオープンさせた彼。

というのも、
たとえ盛大な試飲会を開催し、来場者たち全員が日本酒を絶賛したとしても
それが実際の利益(販売)につながらなければ、
将来的には
各酒蔵の経営者さんも
酒造組合の皆さんも
パリ進出を諦めてしまいます。

膨大な予算、エネルギー、時間をかけて、パリ進出の努力をする面々、
そんな彼らをサポートし、フランス市場への橋渡しをするユーリンさん。

「双方に利益が生まれなければ、続かない。
日本酒のパリでの発展はありえない」


このシビアなフィロゾフィーから
1 試飲イベント開催
2 そこで紹介した日本酒の仕入れ・小売
3 レストランでのサーヴ
全てを満たしてくれるラ・メゾン・デュ・サケをオープンさせたと。


どうしたら、フランスで日本酒が売れるようになるのか?
ずっと考えていると話ていました。
そんな時に、日本でヒットしたボジョレーヌーボーの戦略に
多くを学ぶそうです。

また、ラ・メゾン・デュ・サケは
昨年末、地下にヨーロッパ最大(?!)のウイスキーバーをオープンしたのですが、
それも

「ウイスキーブームは絶大なので、宣伝の必要がありません。
世界中から来店するウイスキーファンの皆さんが、ここで日本酒に出会う、
そんな思いでウイスキーバーを作りました」



ユーリンさんと話をしていると、
本当に応援したいと心から思います。

また、彼がフランス人のお客様にする日本酒の説明も、
彼独自のアプローチで面白い!
例えば、日本酒のタイプを「甘口、辛口」で区別せず
「サケ・モダン、サケ・トラディション」と区別します。
モダンの方はワイングラスで飲んだほうが美味しく、
トラディションの方はお猪口。
その理由は・・・


と、話はつきませんが、このくらいで。



パリで日本酒を買える場所は、
la maison du saké ラ・メゾン・デュ・サケの他に
パリ一番古い日本食材スーパー 京子食品
有名シェフ御用達の日本食材セレクトショップ workshop issé
など。
パリ13区チャイナタウンの中国スーパーにも
かなりレアな銘柄が置いてあってびっくりしました。

また、街場のワインショップでも、品揃えに工夫のあるところでは
日本酒や梅酒を扱っていたりします。
(チェーン店のニコラなどにはありません)
一度、そんなワインショップの販売の方と話をしたら、
日本酒の勉強会に参加したことがあると教えてくれました。
勉強会、どういった組織がオーガナイズしているのでしょう。
ジェトロじゃないだろうし・・・(ジェトロだったら万々歳ですが)
興味があります。

また、
獺祭はパリ支部がありますし、
盾の川も担当の方がパリにいらっしゃって、
食イベントなどに積極的に出展し、プロモーションされています。
一度、獺祭パリ支部の方に
近い将来どこでも普通に日本酒が買えるようになるといいですね、と言ったところ
「実はそれも良し悪しで、管理ができない店で売られるのは困る。
もし状態が悪くなったものを売られてしまったら、
お客様にはそれが獺祭だと思われてしまうから」
との事で、確かに
いい日本酒になればなるほど
ただ数が売れさえすればいいという問題じゃないんだ、特に発展途中の今の時点では、
と思ったのでした。
(注:人件費をかけてでも、自社製品を正しく伝えるために
努力している酒蔵もあるということ)


そういえば・・・
もう10年以上も前ですが、
フランス人ワイン評論家の家に呼ばれた時、
だいぶ前に開栓したであろう日本酒の瓶を戸棚から出されて
「それはもうダメだよ・・・」と思ったことがあります。
日本酒は、コニャックではありません・・・
開栓後に3ヶ月も4ヶ月も戸棚に入れておいたら、
別物になってしまいます。
・・・ということも、知ってもらわねば。
私はいつもフランスの友人に
「日本酒は蒸留酒じゃなくて、ワインと同じだよ。
アルコール度数もそうだし、
栓を開けたら早く飲んだほうがいいのも同じ」
と言っています。





変わって、
飲める店、という店では
ここ数年は
日本レストランに
いい日本酒がずらり揃っていて嬉しい!!
先日行ったpecopeco (*こちら!)や
izakaya issé
うどんのさぬき屋、お蕎麦の更(*こちら!
など。
ユーリンさんのおっしゃる通り、やっぱり飲める店の存在は重要です。
そこでどんどん消費されれば
どんどん広がる、活性化する。


ちなみに、15年前は
ホテル日航の鉄板焼きレストランですら
美少年くらいしかなかった・・・





以上、ざっとですが
パリの日本酒事情でした。
「限られた知識人たちの高尚なお楽しみ」から、
「広く一般に知られる存在へ」。

今年は、フランス初の日本酒コンクール蔵マスターも開催されます。
フランス人ソムリエたちによる
フランス人のための日本酒コンクール!!

パリの日本酒、盛り上げて行きたいです。
美味しいですからね、何しろ!!


⭐︎ ジェトロによるフランスへの日本酒の輸出ガイドブック
ヨーロッパの国別日本酒消費量等
具体的な統計が出ています。
参考になります。








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by keikosuminoleb | 2017-02-20 23:20 | パリで日本酒 | Comments(0)
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今年2月にオープンした La Maison du Saké ラ・メゾン・デュ・サケ。
お店の様子は → こちら! にアップしましたが、
ようやく、やっと、
ここのディナーに行きました!

コンセプトはズバリ、IZAKAYA!
メニューも、日本酒に合うラインナップです。
細かく単品で注文するのもいいですが、
この日は
OMAKASEメニュー42ユーロ
(1人分、約10品)をチョイス。

日本酒も、
今月のおすすめ3種類飲み比べを選びました。
厳選3種45ユーロ


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こちら! にも書きましたが、
ラ・メゾン・デュ・サケは月替わりで日本各地の酒造を招待し
店頭で大きく紹介しています。
これまでに、佐賀、四国、などがゲストに。
7月のゲストは京都!





オーナーであり
マネージャー、コンセプターでもある
ユーリン・リーさん。
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酒サムライの一人です。
*シャンパーニュ騎士団、ボルドーワイン騎士などあるように、
日本酒界のシュヴァリエ(騎士)に当たるのが
この酒サムライ。
フランス人酒サムライは現在2人のみ!

この日の3種ラインナップを以下に:
京都 羽田酒造『北山の里』
兵庫県 小西酒造『キュベ小西シュールリー』
香川県 川鶴酒造『川鶴』


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日本酒や和食は
器もいいですよね。
こういうディテールに
フランス人はとても敏感。



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この日のおまかせメニューは;
やわらか新キャベツと出汁醤油、
枝豆、
コーンのかき揚げ、
茶碗蒸しetc・・・


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鴨南蛮は鴨を抜いてもらいました。
しかしうまかった・・・
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ピリッと辛みの効いた薬味のネギ、
こういうのがフランスにはないのです。

こんなにクオリティーの高い居酒屋メニューを
パリで食べられるなんて〜〜〜!!!




75席の大箱!
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写真左がシェフ。
コルドンブルー出身です!


「たとえ日本酒を紹介するイベントを企画したとしても、
それだけでは不十分なんです。
試飲をしてもらって、
せっかく気に入ってもらえた日本酒も
買いたいと思った人にお売りできなければ
酒蔵さんたちの努力は実を結ばない。

そのジレンマをずっと抱えていました。

そこで、
ラ・メゾン・デュ・サケを作りました」



と、ユーリンさん。
そんな思いがあったのですね・・・



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レストランの冷蔵庫には
約120本の銘柄が並んでいます。
どれも、ユーリンさんが試飲し、
厳選したものばかり。

「この冷蔵庫も今は1台しかありませんが
近い将来もう1台増やす予定です。
毎月約千本の販売量を
3倍にしたいと思っています」


こんなに頑張って日本酒を広めている
フランス人がいるなんて!!
感動しますよ!




こちらは店頭の陳列棚。
夏季はは商品の劣化を配慮して
あまりお店には並べないのだとか。
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ユーリンさん、日本酒と和食の世界
堪能しました!
&
感動しました!!

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左がユーリンさん。
右は、
この日、ディナーを共にした東京の友人の一人。
ユーリンさんお見立ての一本を
私にプレゼントしてくれたのです❤️
ごちです!

この友人も日本酒マニア。
いつか、銀座『い組』に
ユーリンを連れて行きたいね!
あそこには流通しない希少な品が
たくさんあるから。
(『い組』を教えてくれたのも、じつは彼)



さて・・・

プレゼントしてもらった日本酒『古伊万里酒造・前(さき)』を、
パリに引っ越してきてから知り合った
ご近所さんたちと飲みました。
みんな、そのまろやかさに驚き、
「アルコールは体質に合わない」と言っていた
パリジェンヌも、お代わりしたほどです。

フランスででは「saké(サケ)」というと、
大変残念なことに、
中国レストランで食後に出てくる
透明の蒸留酒のことだと思う人がほとんど。
あれはあれでいいとして、
日本酒はワインと同じ醸造酒で
アルコール度数も16度程度、
香りも味わいも繊細な、別物なんだよと
教えることから始めなくてはなりません。
が、飲めばみんな好きになる!
これは例外なし。

ブルゴーニュ出身の若者で
ワインは苦手だけど日本酒は大好物! という人も知っています。

ユーリンさんのような人が、
根っからの美味しいもの好きで食いしん坊な
フランスの人たちに、
日本酒を伝えてくれるのは
本当に嬉しいです。


私もユーリンさん、全力で応援しますよ〜〜〜〜〜!





PS
プレゼントしてもらった
古伊万里酒造の『前(さき)』、
特別なお酒のようで、
蔵元もネット販売をしていないとのこと。
問い合わせはこちらから→古伊万里酒造コンタクト
あー、こんなにいい日本酒を
もう飲んでしまったよー!!!


PS2
7月25日から、私、
パリ13区に住んでいます。
2001年〜リュエイユ・マルメゾン(ナポレオン妃ジョセフィーヌの城)
2006年〜シャトゥー(印象派の島)
合計15年間の
パリ郊外ライフにピリオドを打ちました。
これからも有益で、ちょっとハッピーになれるパリ情報を
たくさんお届けしたいと思います!






*****


角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。








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by keikosuminoleb | 2016-08-10 18:59 | パリで日本酒 | Comments(6)
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La Maison du Sake 今年2月、ついにオープンしました!

ラ・メゾン・デュ・ショコラではなく、
ラ・メゾン・デュ・サケ!

パリのど真ん中に誕生した、
日本酒のためのマルチ空間。
なんと500平米を超える、大スペースです!


その使い勝手は・・・
1 サケテーク:100種類を超える厳選日本酒の専門店
2 イザカヤ: 言わずもがな、日本酒と和食のレストラン。
3 サケバー: ワインバーの日本酒版。カウンターで軽く一杯049.gif

これにプラス、試飲会のためのスペースもあります。


実は、ラ・メゾン・デュ・サケには
明快なコンセプトがあり、
『毎月1県、または1地方をゲストに招き、
その土地の日本酒(と物産)を、大々的に紹介する』
というもの。

2月のオープン以来、すでに佐賀県と京都の日本酒が
ここからフランスへと発信されています。


そして、今月のゲストは、四国!
私も4月11日の試飲会に参加させてもらい
せっかくなので店内をぐるりと見学・・・


以下、
どうぞご一緒に!


ガラス張りのドアを開けると、すぐにカウンター。
ここがサケバーコーナーです。
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カウンターにいるのが、オーナー&コンセプターの
ユーリン・リーさん。
フランス人で最初の、酒サムライの一人。
酒サムライ、とは、日本全国の若手蔵元が集まり、
日本酒に貢献する人物に贈呈している称号、のようです。
詳しくは→酒サムライ公式HP

(ワインやシャンパンの “シュヴァリエ” のようなものだと
私は理解しています)

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ワイングラスで飲む綺麗な日本酒。
1杯3ユーロ〜。


「この日本酒、買って帰りたいな」と思ったら、
すぐ後ろのサケテークで購入できる!
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サケテークで扱う日本酒の種類は
100以上!
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奥へ進むと・・・


ざっと70席はある、広々ダイニング!
イザカヤ!!
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ユーリンさんが大好きな、カウンターもあります。
しかも、長さ10メートルという、巨大カウンター。



イザカヤではワイングラスではなく
おちょこですね。
箸の斜め置きがおしゃれ。
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さらに奥には、畳の間。 ここは20席分。
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サケテークを真剣に調査している白髪の老紳士は
ワイン評論家のミッシェル・ドヴァーズさん。こんな方です→ソシエテ・ボンヌのブログ
「光が好きでしょう?」
と、店に入るやいなやユーリンさんに一言。
それくらい、店内は自然光がたっぷり!
そして店内を奥へと進むと「紺と光のコントラストがいいね」。
派手な仕掛けではなく、光と色でもって
ドラマティックなムードを表現した内装。
ドヴァーズさんも感心の、
パリにはちょっとない演出です。



さて、冒頭の四国のお酒の試飲の話に。

ワインの生き字引=ドヴァーズさんと一緒に
試飲をさせてもらって痛感したのは、
「フランス人に日本酒を説明するときは
ワインと同じ方法を取り入れると伝わりやすいのでは」
ということ。

ワインはまず、テロワール。
日本酒を紹介するときも、
その土地の写真をたくさん見せてあげるといいと思いました。
こういう風景の中で、こういう人たちが生活し、
こんな食べ物を食べているんだ、こんな文化があるんだ、
というところを、丁寧に見せてあげることがまず、必要だと。
いうまでもなく、地図は必須です。

その土地のイメージがつかめて初めて、
「そうなんだ」と入って行ける。

ラ・メゾン・デュ・サケのユーリン・リーさんは
さすがにこの部分、よくご承知で
試飲会のテーブルには
素敵な写真満載のパンフレットが
用意されていました。
これら、パンフレットの素晴らしい写真を、会場の一番目につく場所に是非!
壁面のプロジェクター映像がよく目立つように、
テーブルの位置をそちらに持って行くと良かったのかな?



そして、フランスワインは
ボルドーなりブルゴーニュなり、
テロワールごとに特徴が異なりますが、
日本酒は土地・地面の個性というよりも、
各蔵元の目指すもの、技、そして水が
特徴を作るのだということも、わかってもらわねばなりません・・・
いちいち面倒ですが、ここも丁寧にやって行かねば・・・

「四国の日本酒の特徴は何?」
「他の土地の日本酒と比べて、どういう違いがあるの?」
「じゃあ、日本酒にテロワールは存在しないの?」

などなど、ドヴァーズさんからは
本当に、ワイン的な質問ばかりされたのです。

つまり、フランス人は
ワインの頭で日本酒を理解しようとする、のかもしれない。
それならこちらも、それ用に準備した方が
通じやすいというものですよね。
(コミュニケーションがスムーズだと、お互いとても気持ち良いです)


この日お会いした愛媛、香川、徳島の蔵元の皆さんは、
四国の日本酒の特徴について
的確に説明してくださいました。

「瀬戸内海の海の幸は
ヒラメやタイなど淡白な白身のお魚が多いので、
日本酒はそれを補う旨味・甘味の強いお酒が多い」


ご説明、ありがとうございました!


この日試飲した四国3県瀬戸内海の日本酒、
各蔵元の特徴はそれぞれに
どれもとても美味しかったです。
追って銘柄を追記します。

*以下、追記です!
5つの蔵元が、それぞれ3種類の日本酒を紹介!!

− 山丹正宗
− 山丹正宗大吟醸
− しずく媛

 *愛媛県観光物産協会公式オンラインショップを
  楽天市場ショッピングサイトに発見!
  もう一度是非飲みたい『しずく媛』、蔵元の定価1,566円で購入できます→山丹正宗 しずく媛
  愛媛県初の酒米しずく媛で作った日本酒、角がなく、慈悲深いまでにまろやかで
  海外に暮らす日本人には、もう癒しの旨味・・・にしては、ずいぶん手頃なお値段ですね・・・


− 阿波太閤
− 己道
− 瓢太閤(ひさごたいこう) 純米大吟醸


− 國重 純米吟醸
− 國重 吟醸
− 國重 特別純米


− 川鶴 袋しぼり中垂れ純米原酒
− かわつる さぬきよいまい
− 川鶴 讃州おいでまい


− 水と米
− 鳴門鯛 大吟醸
− 吟醸しぼりたて生原酒

  かく蔵のHPから、オンラインショップで注文ができるところもあります。
  是非チェックを。




近いうちに、ラ・メゾン・デュ・サケ、また行きますよ!!
ちゃんと着席して、1人の客として味わいたいです!!



11, rue Tiquetonne
75002 Paris
tel; 09 67 61 97 03
営業時間:サケテーク 11時〜(日曜は18時〜)
イザカヤ 19時〜
定休日:なし







ラ・メゾン・デュ・サケの
ディナーの様子 → こちら! アップしました!!!


ラ・メゾン・デュ・サケは
新しく生まれ変わったレ・アル こちら! からも徒歩圏内!!
この1〜2区エリア、変わりますよー!





【追記】
パリの日本酒事情、実際のところ
本当に盛り上がっているのか?!
ユーリンさんインタビューを交えて書きました⇨こちら!


* * * * * * *

角野恵子、こんな仕事をしています。→こちら
取材、コーディネート、旅のお手伝い、ご質問etc コンタクトはこちらからどうぞ。→こちら


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                                                what's new in paris ?   パリ情報毎日更新しています → a0231632_18374182.jpg      
   

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by keikosuminoleb | 2016-04-14 05:57 | パリで日本酒 | Comments(0)

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2016219日、

日本酒の『獺祭』と

フランス産のフォアグラを合わせるイベントに

ご招待いただきました。



場所は、Château de Courban & Spa Nuxe

ブルゴーニュ地方の田舎町にある、

感じの良い4つ星シャトーホテルです。

シェフは、木下隆志さん。

日本人!





だだっ広〜〜〜〜〜い耕作地の続く

フランスらしい風景の中をひたすら進み

(最寄り駅から車で約45分)

ようやくたどり着く石造りの小さな村・・・

そこに日本人シェフがいるなんて!

誰が想像するでしょう。

「フォアグラと日本酒のマリアージュ

という実験的な挑戦は、

日本酒に詳しい料理人にお願いするべきだ

と思っていました」

と、今回のイベントを企画したグループ

『セッチエム・グ』のジャン・デュソソワさん。

*HP Septième Goût



しかも、フォアグラという伝統的なフランス食材を

熟知している料理人でなくてはなりません。




木下シェフは、ディジョンや南仏の

星付きレストラン厨房に加え、

エリゼ宮の宮廷料理までも担当した

経験豊富な料理人。



伝統フランス料理の頂点と、

日本酒。

そのどちらも心得た料理人、ということで

木下シェフにぜひ! と話が進んだそうです。





さて、フォアグラは木下シェフが調理してくださるとして、

それに合わせる日本酒は?



日本で、そしてパリでも大人気の 『獺祭』から、

獺祭 EU50

獺祭 磨き 二割三分

獺祭 磨き その先へ




獺祭EU50は、フランスの酒税を意識し、

アルコール度数14度で作った特別な日本酒。

(詳しくは、

酒食ジャーナリスト・地域食ブランドアドバイザーであり

厳選日本酒手帖 知ればもっとおいしい!食通の常識著者の

山本洋子さんのブログ こちらを)





ジェトロの2011年資料によると、

アルコール度数15度未満の醸造酒(つまりワイン)には

100ℓにつき3.55ユーロの酒税がかかり、

15度〜22度未満になると、

233.51ユーロの酒税がかかることがわかります。

14度と15度、1度の差で

いきなり約70倍!

この70倍が、消費者の負担になるわけで・・・




「ワインの国フランスは、こうやって

自国の文化・産業を保護しているんですね」

と聞いたことがありますが・・・





さて、この3種類の『獺祭』を

4つのフォアグラ料理と合わせる。

これが今回、木下シェフに課されたミッション!







以下、

木下隆志シェフが披露した

フォアグラと『獺祭』の4つのマリアージュを、

順を追ってご紹介します。





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1皿目

獺祭 EU50 冷酒(810度)

鴨のフォアグラのフイユテ

クンバワ(コブミカン)のムース添え


バターではなく、フォアグラで層にした

フイユテ(パイ生地)!

フォアグラの香りとクンバワのムースが合います。

フルーティで軽い飲み口の獺祭EU50は、アペリチフにぴったり。









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2皿目

獺祭 EU50 ひなた燗(3035度)

小鴨と鰹節のコンソメと鴨のフォアグラのポシェ

ブルドールカブと揚げ餅のイルフロッタント


まるで懐石料理・・・

研ぎ澄まされた旨味成分が、器の中に凝縮。

温度を上げ、主張を増した獺祭EU50との調和・・・

・・・申し訳ないけど、白いご飯が欲しい!









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3皿目

獺祭 磨き 二割三分 冷酒(810度)

梨のグラニテとグレープフルーツ

桜の花のメレンゲ、ガチョウのフォアグラ添え


仕切り直しのシャーベット。

冷凍したフォアグラを、シャーベットの上に削る一品です。

シャーベットの冷たさで舌が麻痺しつつも

(ちょっともったいなかった)、

獺祭磨き二割三分の深みのある爽やかさを

楽しませていただきました。







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4皿目

獺祭 磨き その先へ 冷酒(1015度)

ビーツと日本酒でマリネしたガチョウのフォアグラのグリル

ビーツサラダ、ビーツのチュイル



誰もが絶賛した一皿!

とろりとレアなフォアグラには

ほんのり獺祭の風味・・・

隠し味の八角は、気づかないほどの微妙なところで

絶妙に塩梅されています。





「試作のために獺祭を試飲しながら、

フォアグラとの共通点は、

澄んだピュアな味わいにある、と気づきました」





という、木下シェフの言葉通り、

その双方の魅力が引き出された

見事なマリアージュ。

堪能いたしました!!


この後、私たちは

木下シェフによるディナーもご馳走になったのでした。





この日、フランス人ジャーナリストたちを前に

フランス語で堂々と料理の説明をし、

自分の意図したところを解説した、木下シェフ。

フランスで活躍する日本人シェフの

次世代を見た気がします。





厨房チームには

日本人料理人たちの姿!



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左が長谷川佐恵シェフパティシエール

その隣が木下隆志シェフ
みなさん若く、知的ないい顔です!!



リヨンやオーベルニュの2つ星、3つ星で活躍する

日本人料理人が、

木下シェフの元に集まったという。

(厨房はフランス人と日本人が4:6、

ホールは全員フランス人)




シェフパティシエールの長谷川佐恵さんは、

ご自分でパンも作っていて、

これがなんとも・・・

癒されるような、心にしみるお味でした。

フランス人ジャーナリストも絶賛!

(翌日、シャス・ア・クールの

ピクニックで出してもらった

長谷川佐恵シェフパティシエールの作・洋梨のタルトも、

恐るべき好評ぶり。

包んで持ち帰る人もいたほど!!

ああいうシンプルな焼き菓子が、目が飛び出るほど美味しい・・・

素晴らしいです。

やっぱり癒しの味、です)








13歳で料理人を志し、

中学校に通学しながら早朝の時間帯に修行を始め、

親の反対を押し切って進んだ調理学校は首席で卒業。

日本でプロのキャリアをスタートし、

21歳に渡仏した木下隆志シェフ。

13歳の若さで自分の仕事がわかっていたことも、

21歳の若さで渡仏の準備ができていたことも、

驚きの事実です。

現在36歳。


本当に次世代、いや、世代交代です!!



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このイベントで知り合ったジャーナリストたちも

確実に世代交代していました。




例えば、私がよく知っていた

ゴーミーヨ編集長に育てられた、という

30代の若手が、

ワイン専門誌を代表してイベントに参加するのです。

今まではこういうお集まりに行くと

料理でもワインでも、専門家は皆、年上ばかりでした。

が、完全にひっくり返っていると実感。



帰りの電車の中で、みなさん口をそろえて言っていました。



「フォアグラはクリスマスの定番で

フォアグラといえばソーテルヌだったけれど、

日本酒を合わせるのは全然悪くないね。

ソーテルヌを合わせるよりずっと軽く爽やかになるし、

重たいクリスマス料理に新しさが加わって

いいんじゃない?」






今年のクリスマスは、フォアグラ&日本酒で決まり! 017.gif



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フランス人の面々にそう思わせたのも、

木下シェフの手柄というものです。

本当にブラボー。

シャトー・ド・クールバンは

パリからはちと遠いですが、

日本から親戚や友達が来たら

1泊旅行で連れて行来たいものです。

観光名所だけじゃない、本当のフランスの魅力を

見て、感じることができます。





7, rue du Lavoir
21520 Courban
France
tel. +33 3 80 93 78 69
contact@chateauducourban.com


別の機会に、今回の会場となった

シャトー・ド・クールバンの

お部屋写真をアップします・・・ 分けないと、長くなりすぎてしまう。








ところで・・・

パリは日本酒ブーム!

日本全国の日本酒を集めた

サロン・デュ・ショコラならぬサロン・デュ・サケ

なども開催され、大盛況です。

とはいえ、

ボリュームゾーンでは今も

中華料理の食後に出される強い蒸留酒のことを

サケ、と思っているフランス人がほとんどなのだそう。

本当のサケ、日本酒は、ワインと同じ醸造酒で

アルコール度数も高くない、ということから

知ってもらわねばならないようです。





それを知る最初の一杯が『獺祭』なら

最高ですよね!

・・・『獺祭』が普通に、一升瓶で買える

日本が羨ましいです。



試飲したフランス人の、すべてを虜にする!
『獺祭ストア』ショップリストはこちら→HP






ちなみに、シャトー・ド・クールバンのお客様に、

日本酒をリクエストするゲストはまだないそうですが、

ジャパニーズウイスキーのリクエストはあるとのこと。

日本酒も、日本ワインも、

ジャパニーズウイスキーをフランスに広めた

ニッカの努力にならい、草の根活動&広告を、ということですね。

生産量の少ない日本ワインは難しいかー・・・





*シャトー・ド・クールバンのお部屋の様子は、こちら! です。

*この日の翌日体験した、
もっとも古く、もっともノーブルな狩猟
『シャス・ア・クール』は、こちら






追記:
2016年3月2日付の
「旭酒造株式会社 蔵元日記」こちら によりますと、
ネットで販売されている『獺祭』に膨大なプレミア価格が上乗せされているとのこと。
蔵元の希望小売価格の2倍にもなるそうです。

このブログにリンクを貼る際は、
製造販売元にも、それを購入される方々にも
(つまり、このブログを読んでくださる皆さんにとって)
有益な情報のみに絞らねば、と
決心を新たにした次第です。




* * * * * * *

                                                what's new in paris ? パリニュースは → a0231632_18374182.jpg      
   

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by keikosuminoleb | 2016-02-28 06:26 | パリで日本酒 | Comments(12)
a0231632_374322.jpgIzakaya Issé, bistros de tapas
traditionnel japonais,
est aujourd'hui équipé de
la salle en tatami !

... More ☆↓

イザカヤ・イセに、畳ルーム誕生!
そのお披露目に出席しました。
日本食材のセレクトショップ
ワークショップ・イセの黒田さんがオープンした
人気店ですが、1年前からは
雑誌wasabi編集長の
パトリック・デュヴァルさんがオーナー。


☆ More, click here !
by keikosuminoleb | 2014-11-07 19:04 | パリで日本酒 | Comments(0)
a0231632_18272818.jpgSAKEBAR, pour les amateurs de la culture
culinaire japonaise
... cliquer More ★↓

パリで日本酒と言えば!
パンテオンのふもとにある、ここ、
サケバー。

More ★
by keikosuminoleb | 2013-01-26 23:22 | パリで日本酒 | Comments(2)
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J'ai reçu cette information et suis très enthousiaste!!
***
Sylvain Huet, créateur du Blog "La Passion du Saké", vous invite à
participer au lancement de son "Club du Saké" :
en partenariat, pour cette première dégustation, avec le restaurant
"Sakebar" (anciennement "Youlin") qui nous accueillera et
préparera de déliceux petits accompagnements.
P.A.F. : 15 euros par personne
(dégustation de 4 grands sakés + accompagnements)
LIEU : restaurant SAKEBAR, 3 rue Valette 75005 Paris
DATE et HORAIRE : dimanche 8 Juillet 2012 de 17h à 19h
*inscription ICI


***

"La Passion du Saké"=ラ・パッション・デュ・サケ、という
Blogを書いているシルヴァン・ユエさんから、ニュースです!
7月8日(日)サケバーにて、
彼が主催する利き酒サークル『クラブ・デュ・サケ』の、
オープニング利き酒イベントが開催されます。
獺祭、真澄、そして人気のフィンガーフード。
*申し込み・お問い合わせはこちら

フランス人日本酒ファンが立ち上げる、利き酒サークル。
ユニークですよね!
by keikosuminoleb | 2012-07-04 21:31 | パリで日本酒 | Comments(0)
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J'ai découvert la dégustation du sake "Sake Sommelier"
organisé tous les mois au SAKE BAR, au pied du Panthéon.



パリ5区、パンテオンそばのサケバーにて、『サケ・ソムリエ』という名の利き酒会。
月1回開催され、今回で4回目です。
FacebookやサケバーBlog、ニュスレターで情報をキャッチした
若者、おとな、日本酒ファン、新しいもの好きなどなど、約30人が集合!



C'était la quatrième édition de cet événement.
J'ai vu une trentaine de personnes : les jeunes, les grands, les curieux,
les habitués, les branchés...
Ils se sont réunis grâce au Facebook, le news letter et le blog du SAKE BAR.

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わいわいとにぎやかな店内で・・・

On dégustait ce jour trois sake de la marque YAMA TO SHIZUKU.
Mme. Akiko ITO (photo à droite), l'ambassadrice, s'était rendue de sa maison
fondée en 1865 à la préfecture d'Akita, nord du Japon.
M Thomas Le Breton (au milieu) de sakebar.fr rassurait l'interprète.
M Kei MIYAGAWA (à gauche), Sommelier et sake sommelier, nous aidait à
comprendre et apprécier au maximum la charme de chaque sake.
(pardonnez-moi pour cette photo, les messieurs)

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今回はやまとしずくの純米吟醸、純米大吟醸、山廃純米が振る舞われます。
この3種の日本酒を紹介するために、
PR責任者の伊藤明子さんが、秋田県からパリへ参上。
SAKE BARと日本酒販売サイトsakebar.fr共同経営者の
トマ・ルブルトンさんが通訳を担当し、
ソムリエであり酒ソムリエの宮川圭一郎さんが
それぞれの日本酒の魅力と特徴を、丁寧に、そして情感たっぷりに解説。



YAMA TO SHIZUKU est la gamme de sake fabriqué à base du riz
Akita Sake Komachi, obtenue après 15 ans de recherche.
En fait, Akita est très réputée comme région du riz et du sake
mais trop froid pour la culture du "chardonnay du sake" Yamada Nishiki...
Grace à l'obtention d'Alita Sake Komachi, les maison de sake d'Akita peuvent
réaliser leur sake complètement régional!

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やまとしずくは、「あきたさけこまち」という酒米で作られた日本酒。
酒どころ、米どころの秋田県は、皮肉にも
最高の酒米である山田錦(日本酒のシャルドネと呼んでいます)の生産には
寒すぎ、向かないのだそう。
そこで、秋田県ならではの酒米を!と、15年間の研究の後に
誕生した新しい酒米が、あきたさけこまち。
その名の通り、あきたこまちがお母さんです。
「あきたさけこまちを使った日本酒が生産されるようになったのは、
ここ7、8年のことです」と、伊藤さん。



On a commencé par la catégorie Junmai Ginjo :
taux de polissage du riz à 55%.
Fruité et léger comme le vin blanc, il contient seulement 14,5% de l'alcool.

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まずは、純米吟醸から。
アルコール度数14,5度と軽く、白ワインのよう。
しかし白ワインにはないまるい口当たりは、さすが日本酒!!
あきたさけこまち、やってくれます。


Et puis, enchainé pour la catégorie Junami Dai Ginjo :
polissage du riz à 40% (!!), taux de l'alcool 16% et plus.
Vraiment hyper subtile comme boisson!
Je me demandais comment un simple céréale comme le riz peut se
transformer en un liquide aromatique si riche, des frits, des fleurs...
Incroyable.
Grace à la générosité de Mme. ITO, nous avons finalement savouré
6 sake différents, très varié en saveur.
Cette diversité gustative m'étonnait également.

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続いて、純米大吟醸を。
こちらは香り、華やかさ、深み、何をとっても最高でした。
どうして米という穀物が、こんなにも華やかな味や香りを生み出せるのか。
不思議でなりません。
フルーツや花の香り、そしてその複雑なからみあい。
結局この日は6種類の日本酒が振る舞われ、
それら6種がそれぞれに特徴豊かなところにも、心から感動!

Le saint jacque fumé et de l'asperge et deux autres mets accompagnent
la dégustation.
Sympa, non?

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スモークした帆立貝と、アスパラガスをあてに。
他にも2種類のアミューズがサーブされ、どれも大好評でした。
ちなみに、『サケ・ソムリエ』第一回目は獺祭
第二回目は白壁蔵、第三回目は梅乃宿で、
毎回、蔵元の方が直々に、自慢の日本酒をパリジャンたちに紹介されています。



Mme. Tinka Kemptner de WASABI et
M Christophe Casazza de Gault Millaut.
Christophe m'a dit qu'il n'utilise que le sake pour la cuisine, plus du vin
depuis qu'il a découvert le vrai sake 100% riz pur.
(NB, le sake n'est pas distillé, c'est vraiment le vin du riz)

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美味な日本酒の数々に、とっても上機嫌なWASABI のティンカ・ケンプトナーさんと、
ゴーミーヨ のクリストフ・カサザさん。
クリストフさんは日本酒に惚れ込み、今では料理酒にワインを使わず、
日本酒いっぽん!!
「ワインを使うよりも、料理がまろやかに、おいしくなるよ」
ワークショップイセの黒田さんこちらのがんばりもあって、
彼のような日本酒ファンが、パリに増えています。
『サケ・ソムリエ』の参加者も、約半数がリピーターなのだそう。
しかし今も、日本酒を強い蒸留酒と勘違いしている人の方が
圧倒的多数であることは事実。
サケバーのような、カジュアルかつ良心的な店のおかげで、
そんな状況も今後、変わって行くでしょう。
ジャパニーズウイスキー流行の後は、日本酒か?
(そしてその次は甲州ワインか?!!)




Moi, japonaise, ne connaissais pas le riz Akita Sake Komachi
et l'ai découvert à Paris.
Je ne connaissais pas le Sake Bar non plus...
Une bonne adresse (pas cher!) pour s'initier au monde du sake.
J'y retournerai surement pour partager le moment japonais avec
mes amis parisiens et reviendrai pour la soirée "Sake Sommelier" aussi
pour rencontre au fabricant du sake!

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第一、日本人でありながら「あきたさけこまち」の存在を知らず、
サケバーのおかげで知ったという食ライターさえいます。(←私)
パリの日本酒、がんばっています!
繊細で深い味わいは、フランスの人々は好きですよ!!



3, rue Valette
75005
tel. 01 43 26 05 32
Ouvert MIDI et SOIR (営業時間 :12時〜14時、19時〜22時)
Fermé le dimanche et le lundi(定休日:日月曜)


menu OMAKASE 35 euros (おまかせメニュー 35ユーロ)
verre de sake à partir de 5 euros(グラス日本酒 5ユーロ〜)

*Pour obtenir l'information du prochain Sake Sommelier (15 euros),
consulter le site SAKE BAR ou liker sur leur FaceBook.

*online shop ICI ←オンラインショップはこちら!
*次回の『サケ・ソムリエ』(15ユーロ)情報は、SAKE BARのHP
又はサケバーのFacebookページをlikeしてチェック!

by keikosuminoleb | 2012-06-05 00:01 | パリで日本酒 | Comments(5)
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Un début de la soirée en janvier 2012, quand il faisait très froid,
j'ai invitée Bruna Basini du Journal du Dimanche
au Workshop ISSE Bis,
la cave à sake!



1月のある夕方、とても寒い日に、
ル・ジュルナル・デュ・ディマンシュのブリュナ・バシニさんを誘い
ワークショップイセ・ビスへ行きました。


Ici, on découvre des sake de sélection de M Kuroda,
le propriétaire de la boutique.
Tous les sake sont gardés au frais dans la rayon spéciale, prêts pour
la dégustation.
J'aime aussi le comptoir à l'esprit Teppanyaki, à l'ambiance japonaise.

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ここは日本酒を楽しむための場所
ワークショップイセ店長の黒田さんが選ぶ、絶品の日本酒が集まっています。
日本風のカウンターも、いい感じです。



Il y a une trentaine de marques différentes, tous
recommandées par M Kuroda.

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約30の銘柄がずらり。
すべて、黒田さんのお墨付き!!


Voici M Kuroda, le grand monsieur du sake.
*Il s'est présenté en 2011 au Salon Spirit ICI.
Avec M Kuroda, on peut savourer pleinement le goût de sake car il nous guide,
explique et raconte des histoires avec la passion...
bref, on part en voyage un peut.
Il nous faut absolument le sommelier du Sake comme lui!!

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黒田さんです!
ここに来ると、必ず、たまらなく美味しい日本酒に出会えます。
それは、黒田さんの「かたり」による部分が大きい。
日本酒のソムリエが必要だと、痛感しますよ!
*黒田さんが初参加した、2011年の『スピリッツ見本市』はこちら

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Bruna et moi avons dégusté 5 sake et 2 awamori qui est l'alcool distillé
d'Okinawa.
Je suis sure que le rondeur de sake plait le palais français.
D'ailleurs, le sake ne contient que 15% de l'alcool!
Ici, on nous sert dès 18h le menu en tapas à 25 euros
avec 2 verres sake différents et 3 tapas japonais.
Si vous ne connaissez pas ce lieu, ni le sake, je vous conseille très fort d'y aller.
C'est complètement dépaysant!!

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ブリュナさんと私は、5種類の日本酒と、2種類の泡盛をテイスティングしました。
日本酒のまろやかなうまみ、より多くのフランスの人々に知ってもらいたいです。
絶対好きだと思うから!!
このお店では18時から、タパスのセットがサーブされます。
厳選の日本酒2種類+あて3種類で、25ユーロ。
ちょくちょく寄りたい店です。





Workshop ISSE Bis
10, rue Saint Augustin
75002 Paris
tel. 01 42 96 26 74

*et en face, l'épicerie japonaise お向かいは日本食材のセレクトショップです
Workshop ISSE
11, rue Saint Augustin
75002 Paris
tel. 01 42 96 26 74

by keikosuminoleb | 2012-03-18 17:25 | パリで日本酒 | Comments(2)