マンダリンオリエンタル・パリ ダヴィッド・ランドリオさんの抹茶タルト『Aya』

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2017年1月6日はエピファニー、公現祭。
ガレット・デ・ロワを食べる日ですが、
私は抹茶タルトを食べました!



マンダリンオリエンタル・パリの新シェフパティシエ、
ダヴィッド・ランドリオさんの新作『Aya』



昨年9月にお目にかかって以来
彼のパティスリーのファンです。
(*彼作の、世にも美しいサントノレは→ こちら!


彼のインスタグラムもフォローしています❤️



初めてお会いした時に、女性の名前をつけたタルトを
これから作ってゆく予定だと話してくれました。
その3作目(確か)となる『Aya』
今日からメニューに並ぶというのです。


『ケーキショップ』こちら!で買って帰ることもできますが、
バー8 こちら! でゆっくりお茶しながら
堪能することに。
(とある日本の父娘さんにご馳走になりました〜。
この場を借りてお礼です!!!)





抹茶風味のタルト、AYA !

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中は、綺麗にさいの目に切った
パイナップル。



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いつもながら、この極薄のタルト台、
それでいて、サブレ風味はバツグン・・・

抹茶のタルト、というと
私たちは
カスタードクリーム的、または
練乳的なものを想像しがちかもしれません。
レモンタルトの抹茶版のような?

しかしこれは、
そんな発想とはまるきり無縁。
抹茶なのにジューシー、
これまでにない感覚でした!





こんな風に作るようです →(ランドリオさんのinstagram)



本当に
クリエイティビティーが半端ないです、
パティシエの仕事は!





ご一緒させてもらったお二人の
お父様の方は、
私が熱心にすすめたサントノレ(奥)を、
お嬢様は
洋ナシのシャルロット(手前)


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サントノレはもちろんそうですが、
洋ナシのシャルロットも
シャルロットに見えません。
が、カットして納得、
中にビスキュイがそうになっていて、
その上下はムース。
ランドリオさん、伝統スイーツの再構築をしているようですね。




バー8の個室でゆっくりくつろいで、
紅茶は12ユーロ、
ケーキは15ユーロ。
紅茶にはさっくり美味しいサブレがついて
しかもお代わりのティーポットまで!
(継ぎ足し用のお湯を添えるのではなく!!)
最高のサーヴィス!


やっぱり好きです、マンダリンオリエンタル・パリ。
みんな優しいし。

もちろん、他のパレスホテルも
素晴らしいサーヴィスですし、好きです!
またくどくなりますけど、つまり
リッツ・バーのところにも書いたように(*こちら!
パラスの絶対のクオリティーは
ものすごい安心感だと。







エントランスホールの天井は
見事な金箔細工。

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この冬に登場した暖炉も金箔。
アーティストがせっせとメンテをしていました。


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常にパーフェクトな状態で
ゲストを迎えるのですね。

(このところ金箔を見ると、必ず注目する私。
ご近所さんアーティストの
ジャン=マルク・ヴァシュテールさんこちら!
影響にちがいない・・・)






最後に、マンダリンオリエンタル・パリと言えば、の
バティストの花❤️


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これが、左右の壁に。
お正月にふさわしい潔い美しさ。




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サイズ感がうまく伝わりませんが、
かなりの大きさです。






スイーツ好きのみなさま、
チェックリストに加えることをおすすめします!




251 rue Saint-Honoré
75001 Paris
France
tel.  +33 (0)1 70 98 74 00
営業時間:11時〜20時
定休日:無し










【ショッピング】
ショコラの魔術師
ジャン=ポール・エヴァンさんが使用する抹茶は
京都の一保堂のもの。
「いいものを使ってるよ。
最高級の次のカテゴリーのもの」
と話してくれたことがあります。

一保堂のお抹茶4種、アマゾンのお取り寄せリンクを
ご参考まで。

















*****


角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。








角野恵子、こんな仕事もしています。→こちら
取材、コーディネート、旅のお手伝い、ご質問etc コンタクトはこちらからどうぞ。→こちら








Commented by kanafr at 2017-01-08 08:05
ここの中庭って、夏は気持ちいいですよね。
実は、去年のビッシュ・ド・ノエルを、角野さんの記事を読んで、ここのにしようか、ミシャラクにするか、凄く迷ったんですが、結局、買い物先の場所から移動が大変で、ミシャラクにしました。
私は、そんなに回数行っていないんですが、おっしゃる通りホテルの皆さん、感じのいいですよね。
角野さんの記事を読んで心惹かれた抹茶タルト、今度買いに行こうかなって思いました。
Commented by keikosuminoleb at 2017-01-08 19:39
> kanafrさん


ここのビュッシュが候補に挙がっていたんて嬉しいです!

で、ここのケーキ、
以前(まだホテルがオープンしたばかりの頃)買って帰ったことがあるのですが、
甘さ等、とてもデリケートなので
テイクアウトよりもその場で食べるのに向いているという感じを受け、
それがものすごく残ってしまっています。
多分、レストランやティーサロンで「デザート」として食べる時と、
自宅で「ケーキ」として食べる時とでは、
自分自身の中で期待する
甘みや風味のインパクトの度合いが違うのではと思いました。
意識下の問題として・・・


ともあれ、どのような状況下であれ
食べて美味しいものを作るのがパティシエの仕事です!
もし試されたらご感想お教えくださいませ!!!





by keikosuminoleb | 2017-01-07 04:12 | FOOD | Comments(2)

パリ在住26年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


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