KSL paris journal <パリ通信 - KLS> keikoparis.exblog.jp

パリ在住18年ライター&コーディネーター角野恵子目線のパリ情報です。Keiko SUMINO-LEBLANC, journaliste japonaise, FOOD et Life Style.


by keikosuminoleb
プロフィールを見る
a0231632_09130689.jpg


旅行について考える機会が
最近、ちょくちょくありました。

旅行の意義や、
人が旅にかける思い、期待すること、
などなど。



今年のゴールデンウイークに企画した
ショコラティエのパトリック・ロジェさんのアトリエ訪問(こちら!)には、
産まれて初めての一人旅をして
参加してくださった方がいます。
50代、主婦・・・
仮にOさん、と呼びましょう。


Oさんは、
去年、東武トップツアーズが履行した
つまり、パリは初めてではないものの、
国内旅行も含め、一人旅は初めてです。


ホテルと航空券がセットになった自由旅行ツアーではなく、
自力で航空券を予約し、ホテルを選び、
パリに到着したらしたで
CDG空港からホテルまで一人で移動、
ホテルのチェックインも自力・・・!

本当に、(僭越ですが)よくやった!! と思います!




去年のサロンデュショコラツアーの際に、
Oさんは、
家族やお姑さんが
「いいよ、行ってきなよ」と
旅に出してくれるんだと知った、それがわかった、と
話してくれました。
そして、
「あのツアーの思い出を心の糧に、今日までの毎日を頑張れた」と。
「だから、今回のアトリエ訪問も
自分にとっては譲れないイベントだった」・・・



旅行が、「生きる励み」と言ったら言い過ぎかもしれませんが、
まちがいなく、
「毎日を生き生きと過ごす、喜びの源」
であることは確かです。
Oさんにとっては、そうでした。
かつての私にとって、そうだったように!


そうなのです。
大学卒業後
販売の仕事に就いた私は
友達と休みが合わず、それが心底苦痛でした。
友達が休みの時に、自分が働く、という生活。
みんなと遊びに行けず、
飲みに行くことすら楽ではなく、
せめて仕事に打ち込めればよかったのですが
それも違い、
一体何のために日々、やっているんだろう、と・・・

「じゃあ、みんなが休めない時=シーズンオフの値段の安い時期に
一人で旅行してやる!」

と、逆ギレ(?)状態で旅立ったのが
私の一人旅の始まりです。
サイパン、全日フリーのパックツアー、
シングルアップ料金を払っての一人旅。



思えば、
あの頃は、本当に
年に2回の貧乏旅行だけを頼みに生きていた。
(誇張ではなく!)


・・・Oさんと話しながら、
当時のことをありありと思い出しました。
そしてようやく悟ったのです!

「私がこうして、パリで会う日本の友人やお客さまは、
みんな特別な思いを持って
今ここにいるんだ。
ここではみんな、それぞれの夢を実現しているまっ最中なんだ」



そんな最高の瞬間に立ち会わせてもらっている
私は、なんて幸運なんだろう。
心からそう思います。


そして、Oさんが
歩く先々で他の一人旅日本女性(60代、40代など)と出会い、仲良くなって
積極的に世界を広げ、旅を楽しんでいる姿に
感銘を受けもしました。

「日本人女性は頼もしいなあ」

そして、

「中年以降の一人旅は、女性じゃないとできないかも」

とも思ったり。
(ちなみに、Oさんはこれまで
お姑さんを敬い、
家族を置いて旅行するなどありえなかった
献身的な女性です。
自我の強い目立ちたがり屋のおばさんではありません)


ちょっと想像してみても、
私の母(68歳)が日本語一本でパリ一人旅をする様子は
なんとなくイメージできますが、
これが父(73歳)になると絶対ムリ!
海外一人旅なんてできるわけがない、と即判断します。


環境に順応し、変化に対応し、
柔軟にその状況を楽しむのは
女性の方が得意なのでは?
(もちろん女性もいろいろ、男性もいろいろです)


Oさんから聞いたエピソードで
特に笑えたものを
以下、披露しますね。

バトームーシュのディナークルーズで、
年配の日本人夫妻と、新婚旅行のカップルに出会いました。
みんな仲が良くていいなあ、と思っていたら
年配夫婦の奥様が、そっと耳打ちし、こんなことを・・・
「一人旅、いいわね〜。
私は今回、お荷物が付いてきちゃって!
本当にお荷物よ、コロコロと同じよ。
自分で歩いてくれるところが違うだけで!」


わかる! その気持ち!!
私の母に話したら、全く同感していました。
多分、日本の多くの奥様が、同じ考えではないかしら?

娘にこのエピソードを話したところ、

娘「うーん・・・なんでコロコロと結婚したの?
コロコロなんて嫌じゃん」

私「そうだよね。でも結婚したときはコロコロじゃなくて
頼り甲斐のある人だったと思うよ。
だから結婚したんだよ。
それが旦那さんになって何年もやっているうちに
自分のことがなんにもできなくなっちゃうんじゃないかな・・・」

こんな会話に!
頼り甲斐のある男性が、
コロコロに変わってしまう・・・
結婚生活、恐るべしです。


何はともあれ、
大人世代の日本女性は
柔軟だし、頼もしいし、元気で、強いので、
もしそういう機会があったら
ぜひ、一人旅をしていただきたい!
というか、もし一人で旅をしなければならない状況に立ったら
それを躊躇しないで、と言いたい気持ちです。

大好きな家族や、気心知れた友達と一緒の旅行とは
また違った
旅の醍醐味を味わえると思います。
時間の過ごし方も、どこへ行くかも、またどこで何を食べるかも
いちいち全部自分で決める、
しんどくて、自由な旅!
全部の時間が、自分の時間なんて、
それだけで贅沢ですよね。

そして旅行から帰ったら、
家族や友達が、
よりいっそうかけがえのない存在になっているはず。
帰れる、っていいですよね。
待っている人がいるのも。




Oさんを見ていて、これらのことを感じました。

旅行がどんなに、日々の生活を励ましてくれるか。
そして、
日常では出会うことのない人たちと出会って、
使うことのない感性をフルに使う場であるか。
(スリに注意したり!)

帰る場所=日常の、欠点もありがたみも、
旅行を通じて初めてわかることもあるかもしれません。

旅の力って、すごいと思います。










『パリ、一人旅のこころえ』アップいたしました。
旅行前にぜひご一読を → こちら!






【お知らせ】
朝日旅行『幸せのパリ・ショコラの旅』お手伝いします!
詳細はこちらを→幸せのパリ・ショコラの旅
ディジョンとアルボワの延泊コースも→幸せのパリ・ショコラの旅+ディジョン
パリのサロン・デュ・ショコラ開催に合わせて
チョコレートの魅力を堪能するツアーです!






以下、旅の準備・料金の比較検討にご利用ください:

羽田から行く海外ツアー ←私はいつも羽田・ANAです!
日本航空 国際線航空券予約
Hotels.comのホテル予約 ←日程、予算、エリア別にホテル探しができ便利。
ホテルズドットコム ←日程、予算、エリア別にホテル探しができ便利。
パリの旅行ガイド(エクスペディア)



* 旅行中のwifi、調べました。
頻繁に海外旅行をする友人やライターの皆さんが
よく利用しているのはこちら ↓


他にも、
フランス1日970円 
サイトから簡単に見積もりができます→ 海外旅行レンタルwifi 楽天トラベルグローバルwifi
イモトのwifiより10円お得。










*****


角野恵子の共著書、翻訳本、よろしければ手にとってご覧くださいませ。








角野恵子、こんな仕事もしています。→こちら
取材、コーディネート、旅のお手伝い、ご質問etc コンタクトはこちらからどうぞ。→こちら








# by keikosuminoleb | 2016-05-26 09:20 | 旅のお役立ち情報・治安 | Trackback | Comments(2)